ロケット実験場があるまちの200万円農地付き平屋／「スラムダンク」・山王工業のモデルとなった高校も！バスケの街【秋田県能代市】

執筆者：田舎暮らしの本編集部

秋田県北西部に位置する能代市（のしろし）は、「バスケの街」として有名なほか、JAXA能代ロケット実験場がある「宇宙のまち」や、秋田杉の産地であり木材を世界に出荷していた「木都（もくと）」など、さまざまな特徴を持つ。特に、国内外のバスケットボールに関するグッズや資料を展示する「能代バスケミュージアム」をはじめ、マンホールや街灯などにバスケのモチーフが使用されていたり、JR五能線（ごのうせん）能代駅にバスケットゴールがあったり、市内のあちこちで「バスケの街」を感じることができる。

この記事の画像一覧を見る（12枚）

2023年4月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら！→ 能代市空き家バンク

掲載：田舎暮らしの本 2023年4月号

　能代市移住定住相談窓口「のしろ暮らす」では、移住体験ツアーや空き家バンクの物件紹介、45歳未満が対象の若年世帯移住定住奨励金、就業支援、移住交流サロンなど、移住前も移住後もさまざまな支援を行っている。

「能代バスケミュージアム」は、全国的にも珍しいバスケットボールに特化した展示施設。映画『THE FIRST SLAM DUNK』の山王工業のモデルとなったバスケの名門高校のコーナーなどのほか、日本人初のNBA選手となったOBの田臥勇太選手の展示もある。

　インターハイ、国体、ウィンターカップに次ぐ「第4の全国大会」と呼ばれる「能代カップ高校選抜バスケットボール大会」。高校バスケットボールの強豪校が全国各地から集まり、毎年ゴールデンウイーク中に開催される。現在NBAで活躍している八村塁選手や渡邊雄太選手も高校生時代にはこの大会に参加した。

　市の東西を流れている一級河川の米代川（よねしろがわ）では、景色や自然を楽しみながら川下りができるカヌー体験やサクラマスなどの釣りが楽しめ、県内外から多くの人が訪れる。「米代川カヌー体験」は、5～10月の期間実施。カヌーに乗ったことがない人でも、インストラクターが親切に指導してくれる。道の駅「ふたつい」周辺をめぐるプチカヌーや、米代川上流から道の駅ふたついまでのコースなどがある。

海も農も楽しめる農地付き物件。駐車場3台分以上あり

　日本海沿岸部にある能代市浅内（あさない）ののどかな田園地帯に物件は立つ。この地域には、能代市最大の湖「浅内沼」や、JAXAの「能代ロケット実験場」などがある。日本海での釣り場にも近く、海も農も楽しめる。

　2Kというコンパクトな間取りの木造平屋。隣接した場所に約133㎡の畑があり、新規就農したい人におすすめだ。水道は井戸水で、トイレは汲み取り式。建物は部分的な補修が必要で、劣化している物置小屋は解体が必要。

【物件データ】
秋田県能代市
200万円
土地：259坪・856㎡
延床：12坪・41㎡
菜園：あり
改修費補助：最大160万円

●2K●宅地●築39年●汲み取り式トイレ●秋田自動車道能代南ICより車で約6分●沿岸部に位置し、海水浴場へのアクセスも良好。農地付きで、就農を考えている人にもおすすめ。保育園へ約7.5km、小学校へ約4.4km、中学校へ約6.6km、温泉へ約8.4km、スーパーへ約8.8km、病院へ約9.2km。部分的な補修が必要。

●問い合わせ先：のしろ暮らす　☎0185-74-6767

畳や襖、サッシ窓など、リフォームされており、きれいな6帖の和室。

キッチンから続く8帖の洋室は、壁に傷みが見える。

コンパクトな台所。流しやガス台はあるが、古いので改修したい。

家に隣接して、広い農地が付いている。駐車も3台以上可能なスペースがある。

【秋田県能代市の魅力】
白神山地の玄関口であり、自然景観に恵まれている一方、街の機能も整っている

　能代市（のしろし）は、ユネスコ世界自然遺産の「白神山地（しらかみさんち）」の玄関口。市の東西を流れている一級河川の米代川（よねしろがわ）では、景色や自然が満喫できるカヌー体験やサクラマスなどの釣りが楽しめ、自然景観に恵まれている。一方、スーパーや総合病院などの街機能が整っていて、また積雪量も比較的少ないので暮らしやすい環境だ。

【ぶたなんこつ】
能代では軟骨といえば鶏ではなく豚！昭和40年代から続くまちの名物だ。豚ばら軟骨の赤身部分となんこつ部分を包丁で丹念に叩き切りして焼いて食べるため、軟骨部分のコリコリとした食感と、赤身肉のジューシーさの2つが同時に楽しめる。市内では、ぶたなんこつを提供している店が20軒以上あるほか、精肉店やスーパーで生のぶたなんこつを販売している。