【長崎県 島原市の魅力】
湧水、食材、温泉、支援に恵まれたまち
市内の湧き水スポットは約60カ所、市全体の湧水量は1日約22万tにも達する豊かな湧き水に恵まれた島原市。島原城や武家屋敷などの歴史情緒ある町並み、温泉、新鮮な魚介類や野菜、郷土料理の具雑煮(ぐぞうに)など多数の魅力に溢れている。また、子育て支援や就農支援も充実している。
【湧水スポット】
島原市の一番の魅力は、なんといっても“水”。 市内各所を流れる湧水スポットは約60カ所にも及ぶ。まち全体の一日の湧水量は約22万tにも達し、この豊富な水資源は、天然のミネラルウォーターとして市民の生活用水になっている。わざわざ島原市まで足を運んで湧水を汲んで帰るほどのファンも多い。
【島原城】
島原市のシンボルである島原城は、江戸時代に松倉重政によって築かれ、天草四郎を総大将とする「島原の乱」では一揆軍の攻撃を受けた。現在は復元されており、その天守は上下の層に通し柱が通されている見事な層塔型(そうとうがた)無破風(むはふ)の天守で、最上階からは有明海や雲仙岳を眺めることができる。
【武家屋敷通り】
島原城の築城の際、外郭の西側一帯に下級武士の屋敷街がつくられた。それと同時に生活用水として2㎞離れた水ノ権現(熊野神社)から水路を引き、湧水を流していた。400年経った現在も、武家屋敷と水路が当時の姿のまま残っている。
【湧水庭園「四明荘(しめいそう)」】
島原市の中心部にある「四明荘」。数寄屋風の主屋は明治後期に建てられ、湧水池を利用した庭園は昭和初期に禅僧を招いて作庭された。庭園には一日に約3000tもの清水が大小3つの池に流れ、鯉が優雅に泳ぐ光景が眺められる。
【島原温泉】
「水の都」である島原は、湯量豊富な「湯の都」でもある。一日約500tもの湯量がある2つの源泉を温泉集中管理方式により、ホテルや旅館などに供給している。肌に優しい温泉は飲用もでき、市内に7カ所の飲泉所がある。
【具雑煮(ぐぞうに)】
鶏肉、アナゴ、シロナ、レンコン、ゴボウ、凍り豆腐、椎茸、卵焼き、丸もち、春菊など、山の幸や海の幸がたくさん入った郷土料理の雑煮で、島原の特産物の集大成。一説では、島原の乱の総大将である天草四郎時貞が考案者ともいわれている。
【かんざらし】
白玉粉でつくった小さな団子を「島原の湧水」で冷やし、蜂蜜、砂糖などでつくった特製の蜜をかけた島原ならではのスイーツ。口の中でとろける上品な甘さと喉越しのよさが人気。
【新鮮な野菜】
火山性扇状台地が広がる島原の土地はミネラルが豊富で、また水にも恵まれていて、野菜の栽培に適しており、人参や大根、白菜、ホウレン草などが生産されている。
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