和歌山県の北東部、高野山のふもとに位置するかつらぎ町(ちょう)。丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)、高野参詣道町石道(こうやさんけいみちちょういしみち)、丹生酒殿神社(にうさかどのじんじゃ)を含む高野参詣道三谷坂(こうやさんけいみちみたにざか)といった世界遺産に登録された地域を有し、歴史と自然が豊かなまちです。近年のバイパス開通により、アクセスの利便性が向上し、和歌山市および和泉市までの所要時間がこれまでの約半分の30分に短縮され、通勤や買い物の行動範囲が拡大しました。また、フルーツ王国としても知られ、柿、桃、ブドウ、梨など一年中四季折々の果実が栽培さています。18歳までの医療費無償など、子育て支援にも積極的です。
取材・文/田舎暮らしの本 Web編集部
2023年5月の情報です。
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掲載:田舎暮らしの本 2023年5月号
慈尊院(じそんいん)から高野山(こうやさん)へと通じる180町(約19.62㎞)の表参道「高野参詣道町石道」は、高野山開山のおり、弘法大師・空海(くうかい)が切り開いた道で、かつては、木製の卒塔婆(そとば)を立てて道しるべとしていました。そして、鎌倉時代には、覚きょう上人の発願により、20年もの歳月をかけて、町石を一町ごとに石造の五輪塔形に建て替えられることに。その町石には、梵字(サンスクリット文字)で空風火水地を意味する言葉が刻まれ、高野山へ巡礼した人びとは、1つひとつの町石に足を止めて祈りを捧げたといわれています。
丹生都比売神社への参詣道「高野参詣道三谷坂」への起点にある「丹生酒殿神社」。その拝殿の傍らには大イチョウが鎮座しており、晩秋になると、あたり一面が落葉したイチョウの絨毯で黄色に染まり、幻想的な風景になります。
駅まで徒歩約4分で、飲食店やスーパーに近い
JR和歌山線の笠田駅から徒歩約4分のところにある物件。このエリアは、奈良県へ通じる国道24号線や県道480号線が走り、大型スーパーやホームセンター、100円均一ショップ、温泉、道の駅などが揃っていて、生活に便利。物件から車で約5分でこれらの店に行けるほか、徒歩で行けるスーパーもあります。小・中学校や保育園も徒歩圏内です。
5LDKの木造2階建ての物件は築59年で、経年劣化と空き家状態が長年続いているため、かなり大規模な改修が必要となります(県の補助制度あり)。補修箇所としては、1階リビングの抜け落ちそうな床、給湯器の設置も含めたキッチン、風呂、洗面所、トイレなど。なお、家財道具が残っている状態ですが、片付け費用は県の補助制度が活用できます。物置はありますが、駐車場はありません。
【物件データ】
和歌山県かつらぎ町
250万円
土地:42坪・141㎡
延床:38坪・126㎡
改修費補助:最大80万円
処分費補助:最大8万円
●5LDK●宅地●平坦地●都市計画区域内非線引き●築59年●汲み取り式トイレ●和歌山線笠田駅より徒歩約4分、京奈和自動車道かつらぎ西ICより車で約5分●温泉と道の駅、保育園などへ車で約3〜4分、総合病院へ車で約15分と生活に便利な立地。笠田駅周辺には商業施設があるので、車なしでの生活も可能。物置付き。駐車場はない。床と水回りに補修が必要。小・中学校は徒歩圏内。
●問い合わせ先:かつらぎ町企画公室 ☎0736-22-0300
玄関の靴脱ぎスペースはあまり広くありませんが、玄関ホール自体が広いので、靴箱などを置くことができます。写真右側の扉を開けると、階段下の土間につながります。
玄関を入って左側にある7帖の部屋は、カーペットを敷いて洋室風にしてあります。床に傷みがあるため要改修。改修には、県の補助制度が活用できます。奥の階段は物入につながっています。
1階奥の6帖の和室。畳はきれいですが、床下の経年劣化が心配なため改修が必要です。
1階の3帖の和室は、土間や物置につながっています。書斎やワークスペース、子ども部屋などに活用できます。
中2階への階段。途中で90度曲がる「かね折れ階段」で、手すりも設置されています。
2階の6帖の和室は、採光が少ない腰高窓なので寝室におすすめです。
1階の7帖の部屋からつながる土間スペースは、2階もあります。残っている家具などの片付けは、県の補助制度が活用できます。
タイルとステンレス浴槽のお風呂。壁にひび割れなどがあるため、改修したほうがよさそうです。
汲み取り式のトイレは要改修。こちらも県の補助制度の対象となります。
台所と3帖間の脇にある土間スペース。外で使うものなどが置けます。
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和歌山県かつらぎ町の魅力を紹介!
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