日本海沿岸を走る国道8号沿いの地区・市振は、かつて越後の玄関口としてにぎわった旧北陸道の宿場町。関所跡のすぐ近く、海へ徒歩約5分のところに立つこちらの物件は、補修箇所が少なく、家庭菜園も楽しめる庭付き。駐車場はないが、セカンドハウスにもよさそうだ。
2023年6月の情報です。
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掲載: 田舎暮らしの本 2023年6月号
芭蕉ゆかりの宿場町に立つ5DK
建物の裏側には
家庭菜園が楽しめる庭も
新潟の最西端に位置する糸魚川市。旧北陸道最大の難所といわれた「親不知子不知(おやしらずこしらず)」の西に、越後と越中の国境の宿場町として栄えた歴史を持つ地区・市振(いちぶり)がある。市振関所跡の碑からすぐ、古い町並みが残る住宅街に立つのが、今回紹介する物件だ。
道路沿いには増築された部分が面しているが、細い路地に入って見上げると、下見板張りの外壁の2階建てが現れる。一見古民家のようにも見えるが、築48年だ。
敷地は間口が狭く奥に長い区画割りで、玄関は横の細い路地に面している。玄関正面部分はDK。キッチンは昔ながらだが、IHクッキングヒーターが設置され、シンクや作業台も広々としている。台所の右側には8畳の和室が2つ。襖を外して広い居間として使っても。
玄関の左側は洋室と物置。物置にはつくり付けの棚があり、季節ごとの用品もわかりやすく収納できる。2階には洋室が2つ。いずれの部屋も残置物はない。
道路と反対側には庭があり、物干し台が置かれている。現在は防草シートで覆ってあるが、シートをはがして耕せば家庭菜園が楽しめる。
大きな補修は必要ないが、経年劣化による床の傷みや壁の汚れなどは見受けられる。気になるようなら交換を。
駐車場がないのも少し残念なポイント。セカンドハウスとしての利用で、まとめて食材や生活必需品を持ち込んで滞在するのなら、車がなくてもそれほど困らないだろう。えちごトキめき鉄道市振駅へは徒歩約7分と比較的近いのもポイントだ。
ヒスイ探しや海水浴が楽しめる市振海岸へ徒歩約5分。芭蕉も訪れたという情緒ある宿場町の家で、趣味やワーケーションに励んでみてはいかがだろうか。
【物件データ】
新潟県糸魚川市
300万円
土地:46坪・153㎡
延床:45坪・151㎡
菜園:あり
取得費補助:最大160万円
改修費補助:最大50万円
家財処分費補助:最大10万円
●5DK●宅地●平坦地●都市計画区域外●築48年●水洗●えちごトキめき鉄道市振駅から約550m●市振海岸近くにある、宿場町の面影が残る地域の物件。壁や床など、少ない補修で住むことができる。道の駅「越後市振の関」へ車で約4分、道の駅「親不知ピアパーク」へ約12分、総合病院へ約15分、スーパーへ約16分。雪は例年で10cm程度、多い年で20〜30cm。家庭菜園可能。駐車場なし。
●問い合わせ先:いえかつ糸魚川 ☎025-556-6411
物件の周辺環境
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