野球ファンは必聴！高校野球中継のテーマソング「スポットライター」を『はたらく魔王さま！！』2nd SeasonのOPテーマソングを歌うnano.RIPEがリリース！【インタビュー／動画あり】

現在、放送中の人気アニメ『はたらく魔王さま！！』の2nd Season オープニングテーマソング「光のない街」を担当しているnano.RIPE（ナノライプ）。その楽曲も収録されている最新ミニアルバム『光のない街』を8月23日にリリースします。実は、nano.RIPEは夏の高校野球のテーマソングも発表しており、2019年の千葉県と埼玉県の高校野球テレビ中継番組タイアップソング「ローリエ」、2022年の埼玉県のテレビと石川県のラジオ番組タイアップソング「ソアー」など、高校野球ファンからも支持されているんです。そして、今年は石川県の高校野球中継ラジオ番組のタイアップソング「スポットライター」を発表！  前回のインタビューに引き続き、ボーカル＆ギターのきみコさんに単独インタビューを実施しました。

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まずは、nano.RIPE新曲「光のない街」をチェックしてみてください。

先行配信はこちら！ → lnk.to/LZC-2446

TVアニメ『はたらく魔王さま！！』2nd Season OPテーマ / nano.RIPE「光のない街」

nano.RIPE「スポットライター」Official Music Video / 北陸放送『つかめ甲子園！高校野球ミニ中継』『つかめ甲子園！高校野球石川大会実況中継 決勝』テーマソング

―― 今年もnano.RIPEの野球ソング「スポットライター」が各所で流れ始めましたね

きみコ（以下、省略）「はい。テーマソングを担当しているMRO北陸放送さんを中心に、いろいろなところで流していただいています。夏が来たなーって感じがします」

―― 今回で4曲目になるということですが、毎夏恒例にしようと思ったのはなぜですか

「想像以上にハマッたということもありますが、1曲では気持ちが収まらなかったというのがいちばんの理由です」

―― それだけ野球に対する思いが強かったということですね

「そうですね。強いうえに、ちょっと屈折しているというか……（笑）」

―― 屈折？

「少年野球をやっていたっていうお話は前回させていただいたと思うんですけど、それがリトルリーグ（硬式野球）といういわゆる本格的なチームだったんです。しかも、父が監督、兄がキャプテンで。なので、あたしも野球の英才教育を受けて育って、本気でプロ野球選手を目指していたんです。だけど、小学校高学年になってプロ野球選手には女性がいないってことに気付いてしまって……」

リトルリーグ時代のきみコさん。

―― 今でこそ女子チームも増えてきましたが、当時はなかったですよね

「そうなんです。それを知った瞬間、目の前が真っ暗になったというか。じゃあ、あたしは今まで何のために頑張ってきたの？っていう。目標を失うということを初めて体験しました」

―― そこから野球に対する向き合い方が変わったということですね

「すぐに辞めることはしなかったけど、あたしの中では大きく変わったと思います」

―― どんなふうにでしょうか

「野球を観るのがツラくなりました。辞めてから一層だったんですけど、プロ野球を観ても高校野球を観ても、あたしが “目指すことすら許されなかった場所” という気持ちになってしまって、羨ましいを超えて妬ましい、というような。その気持ちは大人になってからも消えなくて、時々誘われて観戦に行っても、最初の1時間くらいは悔しくて泣きそうになりながら観ていました（笑）」

―― そこまでの思いっていうのは、たしかにあまり聞きませんね

「ね、屈折してますよね（笑）」

―― そこからどう折り合いをつけていったのでしょうか

「実はまだついていない部分もあります。今でも野球の夢を見て泣きながら目が覚めることもあったりするので。でも、大人になったんですかね、そういう部分も含めてあたしの人生だって胸を張れるようにはなりました」

―― 現在は草野球チームにも所属して、またご自身でプレーしていますよね

「はい。やり始めるとやっぱり野球が好きだなあって思います。当たり前ですけど、当時と比べて体力も技術も落ちているので、悔しくてついムキになっちゃったりもしていますけど（笑）。結局のところ、他人と自分を比べて妬んでも仕方がないし、『あたしの敵は昨日のあたし』って思ってやっていくほうが性に合ってるんですよね」

草野球チーム「HANAWA ROCKS」でも活躍するきみコさん。

―― nano.RIPEの楽曲に “己と闘う” というテーマが多いのもそこからでしょうか？

「そうですね。野球に限らず、そういった意識は子どものころからずっとあるので、そこは歌詞にも出ていると思います」

―― 現在頑張っている高校球児たちも、己と闘いながら野球に向き合っていると思います

「スポーツは特にわかりやすくそれが出ますよね。キツいトレーニングをこなすには自分の中の弱い自分を倒さなくちゃいけないわけで。それを続けられたひと握りの人だけが見られる景色があって」

―― 甲子園だったり、プロ野球だったりですね

「はい。でも、それに負けてしまったら、何も残らないわけでは、もちろんなくて。負けることも時には必要だし、特に高校野球に関しては、その過程すべてが大切なことだと思います。負けてしまったチームも、選手も、ベンチやアルプスの部員たちも。こんなにも全員が主役になれる場所ってなかなかないな、と思うほど」

―― 「スポットライター」というタイトルにはそういった思いが込められているんですね

「渦中にいると気付きにくいことだと思いますけどね。グラウンドに立っている選手や強豪校だけが注目を浴びているようにも見えるし。でも、あたしにとっては、あの空間にいるすべての人が輝いて見えるんです。それはもう、妬ましいほどに（笑）」

「『HANAWA ROCKS』では内野手としてプレーしています」と、きみコさん。

―― 昨年に引き続き、MRO北陸放送の高校野球中継番組のテーマソングになっていますが、石川大会はご覧になっていますか

「仕事に支障が出ないように気を付けつつ、泣きそうになりながら観ています」

―― 注目している高校はありますか

「星稜、日本航空石川、小松大谷あたりは、今年も強そうだなというイメージですけど、何が起こるわからないのが高校野球ですからね。想像もつかないようなドラマも期待しています」

―― 千葉県出身のきみコさんが石川県に対して、そこまで思い入れが強いのはなぜでしょうか

「nano.RIPEが初めてタイアップさせてもらったテレビアニメ『花咲くいろは』の舞台が石川県だったことがきっかけです。インディーズ時代からたくさんライブをやっていて、デビュー当時、ライブをやったことがない都道府県があと3県だったんですけど、そのうちのひとつが石川県だったんです。なので、制作発表会で初めて行ったんですけど、街も人も食べ物も全部大好きになっちゃって。そこからずっと通い続けているし、プライベートでも時々行きます」

―― 今回のライブツアーも石川県だけ2デイズですよね

「そうなんです。そもそもツアーって一般的には“東名阪” を中心に、札幌、仙台、福岡あたりに行くアーティストが多いと思うんですけど、ぼくらは必ず金沢が入ります。しかも、金沢だけ2デイズなことがほとんどなので、最近は『金沢だけズルい！』というクレームもたまに来るぐらい（笑）」

―― それほどの魅力が石川県にはあるんですね

「将来は金沢に移住したいと本気で思っているくらいです。最近はリモートでも仕事ができるようになったので、意外と遠くない未来かもしれません。石川県のみなさま、そのときはよろしくお願いします」

現在、nano.RIPEの「スポットライター」のショートMV（ミュージックビデオ）で使用する写真を募集中！  テーマは「野球」。練習、試合、応援、スタジアムでの写真、ブラバンなど、野球にまつわる写真ならなんでもOK！  あなたの思い出の写真がnano.RIPEのショートMVに登場するかもしれません。応募方法は、Twitterにハッシュタグ「#スポットライター」をつけて、写真と一緒にツイートするだけ！
※写真が集まり次第、募集は終了します。ご了承ください
【詳しくはこちら！】
https://highwaystarclub.com/contents/656275

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