日本百名山に数えられる妙高山。その麓に広がる妙高市は、夏は避暑地、冬はスキーリゾートとして知られる山岳都市だ。山間の小さな集落に、広い敷地を有する空き家バンクの物件が登場。シイタケ栽培など、市街地ではなかなか体験できない農的生活を楽しむのもオススメだ。

妙高戸隠連山国立公園を有する、四季折々の景観が美しいまち。写真はいもり池。米どころで市内には3軒の酒蔵もある。山菜や高原野菜の産 地としても知られる。東京から関越自動車道、上信越自動車道経由で約3 時間10分。
ゲストハウスにもオススメの9DK

広い敷地に立つ家。家の前は一部舗装されており、3〜4台駐車可。県道沿いに1台分の車庫もある。
木々に囲まれた広い家
所有者が毎月1週間滞在
新潟県の南西部、長野県との県境に広がる妙高市。妙高山(みょうこうさん)や斑尾山(まだらおさん)などの裾野で形成される高原丘陵地帯から北東部の高田平野にかけて広がるまちだ。
妙高はねうまライン新井駅から長野県飯山市(いいやまし)へ抜ける国道292号。そこから山方面へ車で7分ほど上ったところに、今回紹介する物件が立つ。
「坂の上にある、広々とした家です。木々に囲まれ、周りには家が点在する、静かな環境です」
そう話すのは、地域共生課の石黒奈津代(いしぐろなつよ)さん。
所有者が毎月1週間ほど滞在しているため、空き家特有の空気がよどんだ感じはない。部屋数が多く、1部屋が広々としているため田舎のゲストハウスを経営したい人にも。
整えられた畑はないが、敷地が広く、日当たりのよい場所を耕して畑をつくることができる。
「物件周辺は山菜がたくさん採れる土地なので、春が楽しみになると思います。また、敷地内に林があるため、ホダ木を買ってきてシイタケ栽培に挑戦してみても」(石黒さん)
補修が必要な部分もある。まず、浴槽に水漏れがあること。現在は応急処置を施してあるが、長く使うためにはしっかり直したほうがいいだろう。また、おそらく風が強い日に雨が窓枠から染み入ったような跡が見受けられるので、こちらも補修を。
スキーリゾートとしても知られるまちなので、冬の積雪は多く、敷地内の除雪は大変かも。春から秋に滞在し、農的生活を楽しむのもいいだろう。
【物件データ】
新潟県妙高市
200万円
土地:475坪・1570㎡
延床:77坪・257㎡
菜園:あり
取得費補助:最大90万円
改修費補助:最大80万円
家財処分費補助:最大20万円
●9DK●宅地●傾斜地●都市計画区域外●築45年●汲取●えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン新井駅より約9.6km■山間に立つ。倉庫1棟付き。地域のつながりが強い。保育園と小学校へ約4.1km、中学校へ約10.5km。部分的な補修が必要。隣接地に所有者の家の墓があり、墓参りの際は敷地の通行を希望している。積雪は例年で2〜3mと多く敷地内の除雪が必要なため、二拠点生活の利用でも。
●問い合わせ先:地域共生課☎0255-74-0064

家の隣には小屋もあり、その前を菜園にできそう。畑の道具のほか、アウトドアグッズなども収納可能。

高原野菜を育てられます!
トマト、ナス、ピーマンは初心者にも育てやすくオススメ。

ゆったりした間取り。1階は広縁に面して10畳、6畳、8畳の3間続き、襖を外せば広々使える。

二面採光で明るい室内。所有者が定期的に利用しており、手入れも行き届いている。

2階にある8畳の洋室。子育て世帯なら子ども部屋にしても。

ココは補修が必要
風呂は水漏れがあり、応急処置のみ済ませてある。また、窓枠や出窓に雨漏り跡がある。要補修。

広々としたダイニングキッチン。大きな窓があるので採光もよく、料理の時間が楽しくなりそう。
物件の周辺環境

日帰り入浴もできる温泉施設「山村体験交流施設 大滝荘」へ車で約9分。食事処も併設。
担当者に聞く!
妙高市での菜園の楽しみ方
市民農園で農友達づくりも
「トマト、ナス、キュウリなど、自宅の花壇や菜園で育てられます。もう少し広い畑に挑戦したくなったら、市民農園「上新保ふれあい農園」に申し込んでも。山間のエリアなら、ブルーベリーなどを育てるのもオススメです」と石黒さん。
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新潟県妙高市の魅力を紹介!
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