2021年4月号掲載
中心部近くに優良企業を誘致職場&温泉近接の生活がかなう
過不足なく整った生活インフラと多岐にわたる移住・定住支援策とが相まって、2021年版「住みたい田舎」ベストランキングで3年連続総合部門第1位に輝いた豊後高田市。
海・山・里と温泉が身近で就労環境も充実し、ワークライフバランスを見直す移住先として要注目!
(↑東プラスチック・エンジニアリング大分工場は20~30代の社員が主体。「向上心があればどんどんスキルアップできる環境です」と、代表取締役の東悦子さん
(前列中央)。http://www.hi-pla.co.jp)
良品保証のものづくりとゆとりある暮らしを両立
(↑国東半島の一角をなす豊後高田市は、西側の市街地に都市機能が集まるコンパクトシティ。長崎鼻や真玉海岸といった海辺の名所、田染荘に象徴される田園風景をはじめ、四季折々に美しい。大分空港から車で約45分。)
特産の白ネギやソバに代表される農業や周防灘(すおうなだ)での漁業、グリーンツーリズムなど、多様な産業が息づく豊後高田市。
創業に挑戦する移住者も多い一方で、市では雇用創出のために早くから工業団地を整備してきた。
なかでも中心的存在が、市街地から車で約10分の大分北部中核工業団地だ。
誘致した各社とも業績は好調で、コロナ禍でも人材増強を図る傾向が強い。
その1つが、愛知県に本社を置く株式会社東プラスチック・エンジニアリングで、大分工場は2004年に設立。
オフィス機器や自動車関連など、多くの人が身近に触れているプラスチック部品を製造している。
「創業以来『100㌫良品保証』をモットーとし、大分工場でも実践しています。確かな品質がお客さまから評価され、事業を拡大してきました」そう説明するのは、代表取締役の東悦子(ひがしえつこ)さん。
パートスタッフも募集中だが、正社員として採用する製造業務員は、プラスチック製品をつくるオペレーターとして育てていく。
新入社員教育はもちろん、技術向上の支援にも力を入れ、国家資格取得費を会社がバックアップする。
残業や夜勤もある半面、仕事後の楽しみは充実。工業団地内にはテニスコートがあり、身近に良質な温泉もある。
「何より食べ物を中心に物価が安くて住みやすい環境」と、東さん。
また、豊後高田市では、保育料、幼稚園授業料、中学生までの給食費、高校生までの医療費がすべて無料。
家計の負担を抑えながら子育てする環境としても申し分ない。
(↑新入社員には先生として先輩が寄り添い、技術習得まで懇切丁寧に指導する。)
(↑工場内は整然としている。常に新たな技術を導入しながら品質管理を徹底し、「100%良品保証」を実践。)
(↑開発面積92haで、工業用地18区画からなる大分北部中核工業団地。テニスコートや陸上競技施設もある。)
(↑ときには社員有志で登山などを楽しむ。)
(↑会社から花いろ温泉へ車で約7分。トレーニングルームや子育て支援施設を併設した健康交流センター内にある。)
東プラスチック・ エンジニアリング社員の 1カ月の収支例 (夫婦+子ども2人の家族の場合 ) |
1日のスケジュール例 |
収入 約23万円(手取り)
支出 14万7000円 |
7:00 起床、朝食 7:50 自宅を出発 8:00 会社に到着 8:15 朝会 8:30 始業 12:00 昼休み 12:45 仕事再開 17:15 終業(残業の場合あり) 17:30 市内の温泉で入浴 19:00 夕食 23:00 就寝 |
豊後高田市の仕事に関する支援情報
- アグリチャレンジスクール(新規就農コース)50歳未満
- 新規就農者促進事業 研修期間中1年目のみ月2万5000円
- 新規漁業就業者支援制度 最大150万円
- 新規就農者自立支援事業 20万円
- 起業チャレンジウェルカム支援事業 最大75万円
- 移住者個人創業支援事業 最大100万円
豊後高田市移住支援情報
(↑3棟からなる新町創業支援施設。1階を店舗、2階を住居として利用できる。)
定住用に無償宅地も用意しています。 詳しくは地域活力創造課 (☎0978-25-6392)まで!
店舗兼住宅の入居者を募集昭和レトロな趣に包まれた商店街「昭和の町」に、店舗兼住宅として使える創業支援施設が誕生。
3棟構成の新築物件と既存店舗を改修した物件があり、商店街の賑わい創出への寄与も期待される。
賃料は月8万~10万円程度で、2月中旬~5月中旬に第2期入居者を募集予定。
お問い合わせ:商工観光課 ☎0978-25-6219
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