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田舎暮らしの本 11月号

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田舎暮らしの本 11月号

10月3日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

アウトドアや薪ストーブで大活躍!「薪割りクサビ」の使い方と薪の種類・選び方・焚き火を楽しむ方法を徹底解説!

執筆者:

 薪割りの難易度もわかったところで、それでは、実際の焚き火に挑戦してみたいと思います。

火起こし用の薪選びが重要!

 「火起こしでは火つきのいい薪を選ぶとスムーズに火がつきます。針葉樹と広葉樹どちらの薪が適しているか分かりますか?」。はまちゃんが問題を出しました。

火付の良い薪を選ぶとスムーズに火が着く。
つきのよい薪を選ぶことで、スムーズに火をつけることができます。火がついたら、火吹き棒で効率的に火力調整を行います。

 その間、はまちゃんは、ファイヤースターターで火種となる木くずに着火し、いとも簡単に火を起こしてしまいます。

「うーん……。空気を多く含んでいる方がよく燃えそうなので針葉樹ですか?」と筆者が答えると、頷くはまちゃん。どうやら正解のようです。

その通り、火起こしのときは針葉樹の薪が適してます。
 でも、針葉樹だからといって、なんでも燃えるかというとそうではないんです。
 大きかったり、太いままの薪だとなかなか燃えづらいんです。
 なので、できるだけ小さくて、細い針葉樹がオススメです。
 火がついたら少しずつ太めの針葉樹を追加して、火を安定させましょう

 

火が安定したら

火が安定してきたら、広葉樹の薪に替えるといいですよ」。そうはまちゃんは続けます。

薪が大きかったり、太いままだとなかなか燃えづらい。
火が安定してきたら、針葉樹から広葉樹の薪に替えましょう。

針葉樹の薪が火つけに使うのに適しているということは、燃えやすいからという理由があります。火が安定した後も針葉樹の薪を使うと、ドンドン燃えてしまって、ドンドン消費してしまいます。これは薪を購入している人からすると、コスパがよくないということになります

広葉樹の木は密度が高いので、燃えにくい特徴がありますが、一度燃えると、ジワジワと火が継続して燃えてくれます。
「薪の特徴を知って、効率のよい焚き火を楽しんでください。火を囲む時間が長くなれば、その分、癒やしの時間も長くなりますよ」(はまちゃん)

なので、火が安定したら、次は広葉樹の薪に替えることをオススメします。

 広葉樹の木は密度が高いので、燃えにくいという特徴がありますが、一度燃えると、ジワジワと火が継続して燃えてくれます。広葉樹は針葉樹に比べると価格が割高なことが多いですが、火が長持ちするので、コスパがいいといえると思いますよ

 

<針葉樹と広葉樹の違いまとめ>

左が針葉樹、右が広葉樹。

  針葉樹 広葉樹
燃えやすさ  燃えやすい  燃えにくい
燃焼時間  広葉樹より早い  針葉樹より遅い
硬さ  やわらかい  硬い
価格  安め  高め
木の種類  マツ・スギ・ヒノキ  クヌギ・ナラ・カシ・ケヤキ
特徴  ・最初の火起こしに向いている
 ・火力を上げたいときに向いている
 ・火を長く持続させることに向いている
 ・料理をするときに向いている

 ↓↓ 次ページでは、おすすめの薪割りギアを紹介! ↓↓ 

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田舎暮らしの本編集部

田舎暮らしの本編集部

日本で唯一の田舎暮らし月刊誌『田舎暮らしの本』。新鮮な情報と長年培ったノウハウ、田舎で暮らす楽しさ、心豊かなスローライフに必要な価値あるものを厳選し、多角的にお届けしています!

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