薪割りの難易度もわかったところで、それでは、実際の焚き火に挑戦してみたいと思います。
火起こし用の薪選びが重要!
「火起こしでは火つきのいい薪を選ぶとスムーズに火がつきます。針葉樹と広葉樹どちらの薪が適しているか分かりますか?」。はまちゃんが問題を出しました。
つきのよい薪を選ぶことで、スムーズに火をつけることができます。火がついたら、火吹き棒で効率的に火力調整を行います。
その間、はまちゃんは、ファイヤースターターで火種となる木くずに着火し、いとも簡単に火を起こしてしまいます。
「うーん……。空気を多く含んでいる方がよく燃えそうなので針葉樹ですか?」と筆者が答えると、頷くはまちゃん。どうやら正解のようです。
「その通り、火起こしのときは針葉樹の薪が適してます。
でも、針葉樹だからといって、なんでも燃えるかというとそうではないんです。
大きかったり、太いままの薪だとなかなか燃えづらいんです。
なので、できるだけ小さくて、細い針葉樹がオススメです。
火がついたら少しずつ太めの針葉樹を追加して、火を安定させましょう」
火が安定したら
「火が安定してきたら、広葉樹の薪に替えるといいですよ」。そうはまちゃんは続けます。
火が安定してきたら、針葉樹から広葉樹の薪に替えましょう。
「針葉樹の薪が火つけに使うのに適しているということは、燃えやすいからという理由があります。火が安定した後も針葉樹の薪を使うと、ドンドン燃えてしまって、ドンドン消費してしまいます。これは薪を購入している人からすると、コスパがよくないということになります」
「薪の特徴を知って、効率のよい焚き火を楽しんでください。火を囲む時間が長くなれば、その分、癒やしの時間も長くなりますよ」(はまちゃん)
「なので、火が安定したら、次は広葉樹の薪に替えることをオススメします。
広葉樹の木は密度が高いので、燃えにくいという特徴がありますが、一度燃えると、ジワジワと火が継続して燃えてくれます。広葉樹は針葉樹に比べると価格が割高なことが多いですが、火が長持ちするので、コスパがいいといえると思いますよ」
<針葉樹と広葉樹の違いまとめ>
針葉樹 | 広葉樹 | |
燃えやすさ | 燃えやすい | 燃えにくい |
燃焼時間 | 広葉樹より早い | 針葉樹より遅い |
硬さ | やわらかい | 硬い |
価格 | 安め | 高め |
木の種類 | マツ・スギ・ヒノキ | クヌギ・ナラ・カシ・ケヤキ |
特徴 | ・最初の火起こしに向いている ・火力を上げたいときに向いている |
・火を長く持続させることに向いている ・料理をするときに向いている |
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