かゆいところに手が届いた目から鱗のたこ焼き商品が、現在ヒットしています。今回は、商品開発者に大好評を得るまでに至った経緯や開発の裏側を取材しました。
大人も子どももみんな大好きな「たこ焼き」。アウトドアやパーティーでも重宝されますが、準備の大変さや濃厚なソースの扱いなど、面倒な部分も少なくない……。
「キャンプでも気軽にたこ焼きが楽しめたらいいな!って思ったんです。準備もラクで汚れも気にせず楽しめたら、みんなもっと笑顔になるでしょ?」。そう話すのは、家族キャンプに精通したはまちゃんさん。
今回ご紹介するのは、そんなはまちゃんさんがこだわりぬいて開発した「ソースのいらないたこ焼き粉」です。
【はまちゃん】
大阪府生まれ、奈良県育ち。ずっと関西に住んでいたこともあり、幼いころからたこ焼きに慣れ親しむ。子どもがソースのついたたこ焼きを落とし、服に付いてしまったシミを見たときに、「ソースで汚れる心配なしにたこ焼きを楽しめる方法はないのか?」と思い、開発がスタート。「ソースのいらない たこ焼き粉」を販売して、4ヵ月で1万袋を達成する大ヒット商品となった。
【ソースのいらないたこ焼き粉】とは?
「ソースのいらないたこ焼き粉」はその名の通り、ソースがなくても美味しく作れるたこ焼きの素(もと)です。日本で初めて開発され、たこ焼き器やプレート以外の調理道具がいらないたこ焼きグッズとして大人気となり、販売開始4ヵ月で1万袋の売り上げ突破! さらに、全国67店舗とネット通販で展開中の大人気商品としてキャンパーを中心にその話題が広がっています。
「(下準備の)調理道具なしで、どうやって作るんですか?」と尋ねると、「めっちゃ簡単ですよ!」と、はまちゃんさんは笑顔でレクチャーしてくれました。
「あらかじめ、たこ焼き粉が入っている商品で、タネ作りに必要なのは水と卵だけです。パッケージの内側の線まで、水を入れます。さらに卵を1個割り入れたら、箸でかき混ぜます。ダマがなくなるように、底からしっかりとかき混ぜてくださいね。これでタネは完成です!」
「え!? それだけですか?」。あまりの手軽さに驚いて、思わず声が出てしまった筆者。水と卵を入れて混ぜるだけなので、慣れれば1分ほどで完成してしまいます。人気が出るのも納得ですね。
次ページ:「【開発秘話】ソースのシミを気にせずたこ焼きを楽しみたい」
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