岩手県遠野市(とおのし)は、米や野菜、肉用牛の生産などを中心とした農業や、市の8割以上を占める森林を活かした林業など、1次産業を基幹産業に据えた自然豊かなまち。馬事文化と結びつきが深く、現在も市内で馬の生産が行われています。本州で唯一、乗用馬市場が開催されているのも遠野市です。ホップの栽培面積日本一という強みがあり、近年では「ホップ収穫祭」や「ビアワーケーション」といったビールに関するイベントも盛り上がりをみせています。
遠野市郊外の猿ヶ石川沿いと自転車専用道路に挟まれた「綾織の桜並木」。約1.2㎞にわたって続いており、遠くの六角牛山と桜を眺めながら散策できる人気のビュースポットです。開花時期は遠野市観光協会サイト「遠野時間」で確認を。
柳田國男「遠野物語」の娘と馬の恋物語に登場する「オシラサマ」は、主に東北地方で信仰されている農業と養蚕の神様です。「伝承園」では、遠野地方の農家のかつての生活様式を再現。伝承行事、昔話、民芸品の制作・実演などを体験することもできます。
遠野市には、母屋と馬小屋を直角に連結した昔ながらの「曲り家」などの原風景が残っています。遠野ふるさと村にある南部曲り家では、馬を大切に扱っていた遠野の生活を体験することができます。
カッパが目撃されたといわれる「カッパ淵」や、「遠野物語」の舞台となった場所が、遠野市に点在しており、人と妖怪が共存していたと思わせる雰囲気を感じることができます。
遠野の郷土芸能のひとつである「しし踊り」。毎年秋に開催される「日本のふるさと遠野まつり」では、市内の60を超える芸能団体が集い、歴史ある芸能の数々が披露されます。
国内屈指のホップ生産地という強みを活かしたまちづくりに取り組む遠野市。移住者が立ち上げたブルワリーでクラフトビールを製造しており、市内のレストランなどで味わうことができます。8月には「遠野ホップ収穫祭」が開催され、収穫祭限定ビールも販売されます。2泊3日の滞在プラン「遠野ビアワーケーション」も大好評です。
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