2024年版『住みたい田舎ベストランキング』近畿エリアのTOP10を発表！兵庫県と京都府の自治体が多数ランクイン

本誌『田舎暮らしの本』の大好評アンケート企画「2024年版 第12回 住みたい田舎ベストランキング」の中から、日本を12のエリアに分けた「12エリア別 住みたい田舎ベストランキング」の近畿エリア（滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県）のランキング順位をご紹介します。

この記事の画像一覧を見る（9枚）

2024年版 第12回 住みたい田舎ベストランキング
【12エリア別ランキング】
近畿エリア（滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県）のランキングを発表！

　アンケートを回答してくれた自治体数が多い兵庫県が上位を独占した結果となりました。それだけ移住定住に力を入れている自治体が多いといえます。10位以内に入っている京都府の自治体も以前から移住定住に熱心なところとなっています。兵庫県、京都府以外でランクインしたのは移住先として人気が高い和歌山県田辺市でした。

　近畿エリアの「総合部門」「子育て世代部門」で1位となったのは兵庫県養父市。農業がしやすいまちと子育てしやすいまちを目標に掲げている成果が出たといえます。「若者世代・単身者部門」1位の兵庫県豊岡市は鞄のまちとして有名で、地域おこし協力隊が多く活躍していて、若者が活気あるまちとなっています。「シニア世代部門」1位は兵庫県相生市。ここでは、この3つの自治体を紹介します。

兵庫県養父市（やぶし）
“農業がしやすいまち”“子育てしやすいまち”を目指す

総合部門：1位
子育て世代部門：1位
若者世代・単身者部門：2位
シニア世代部門：7位

養父市の西部に位置し、兵庫県下最高峰を誇る氷ノ山の風景です。周辺には西日本唯一の亜寒帯性湿生植物が残存し、イヌワシが生息するなど豊かな自然環境を誇り、多くの方が足を運んでいます。

　兵庫県北部の但馬地域の中央に位置する養父市は、東部を円山川が流れ、その支流に沿って八鹿地域、関宮地域、養父地域、大屋地域に分かれています。西部には県下最高峰の氷ノ山（ひょうのせん）をはじめ、鉢伏山やハチ高原、若杉高原、名瀑「天滝」が、北部には妙見山がそびえ、雄大で美しい自然に囲まれています。冬には多くの観光客がスキーに訪れ、一年を通じて四季折々のスポーツが楽しめます。市では「養父市日本一へのまちづくり宣言条例」を掲げ、日本一農業しやすいまち、日本一子育てしやすいまち、日本一福祉が充実したまちを目指しています。また、平成26年3月、国家戦略特区の指定を受けてから、農業の活性化に資する規制改革メニューの提案や過疎地域等での自家用自動車の活用拡大事業、テレビ電話による遠隔服薬指導など多彩で先駆的な取り組みを行っています。

　移住定住希望者への相談業務などを行う「養父市子育て・移住サポートセンター」を設置し、移住を希望する方等への相談や空き家バンク登録者の希望に応じて空き家物件の紹介や現地案内、移住定住にかかわる各種相談、行政や地域との連絡調整など行い、安心して養父市に移り住めるように支援しています。

お問い合わせ：養父市移住サポートセンター　☎079-665-5033　携帯080-2081-7894　（要予約）
やぶぐらし～Ｕ・Ｉターン総合サイト～ (yabugurashi.jp)

「養父市子育て・移住サポートセンター」は市役所のすぐ近くにあり、スタッフと相談ができます。

兵庫県豊岡市（とよおかし）
日本の原風景が残る自然も心も豊かなまち

若者世代・単身者部門：1位
総合部門：3位
子育て世代部門：3位

豊岡市はコウノトリの野生復帰に取り組んでおり、一度は日本国内から絶滅したコウノトリだが、今では国内で300羽を超えるコウノトリが生息し、市ではコウノトリがいる風景が当たり前になっている。（写真提供：豊岡市）

　兵庫県の北部に位置する豊岡市は、北は日本海、東は京都府に面し、兵庫県下の自治体では最も広い面積となります。主に6つのエリアに分かれ、JR豊岡駅や市役所本庁舎がある中心市街地が「豊岡」、世界中から観光客が訪れる温泉地「城崎（きのさき）」、透き通った海で海水浴やマリンスポーツが楽しめる「竹野」、夏の合宿や冬のスキー客でにぎわう「日高」、城下町の歴史的な街並みが残る「出石（いずし）」、日本の原風景が残るのどかな農村エリア「但東（たんとう）」。それぞれのエリアで異なる特徴があり、住む地域によって暮らしぶりもさまざまです。こうした地域特性から、多岐にわたる分野で地域おこし協力隊が多く活動してます。

　若い世代の移住者が多い豊岡市では、移住担当部署に就職相談員を配置し、仕事相談にもワンストップで対応しています。また、民間の相談窓口「暮らしのパーラーTOYOOKA」では休日やオンライン相談にも対応しています。実際に市を訪れる際には、下見の補助（宿泊費等）を実施。移住時には、引っ越し補助のほか、「飛んでるローカル豊岡」掲載物件を対象にした住宅改修費補助も用意しています。また、移住時には「コウノトリ育む農法のお米」のプレゼントも。詳細はこちらをご確認ください。

お問い合わせ先：豊岡市地域づくり課　☎ 0796-21-9096
兵庫県豊岡市移住定住ポータルサイト・飛んでるローカル豊岡 | 先輩移住者が中心の市民ライター達が発信 (tonderu-local.com)

移住相談窓口「暮らしのパーラーTOYOOKA」。休日も移住相談・案内業務を行っています。対面相談は要予約。☎0796-26-5010

兵庫県相生市（あいおいし）
神戸や大阪まで好アクセス！ 瀬戸内海に面した温暖なまち

シニア世代部門：1位
総合部門：4位
子育て世代部門：7位

瀬戸内海に面した温暖な相生市。南に穏やかな相生湾、北に田園風景と山々が広がっています。

　兵庫県南西部に位置する相生市は、瀬戸内海に面した温暖な気候のまち。南に相生湾、北に田園風景と山々が広がっています。相生湾で育つ牡蠣は絶品で、それをBBQスタイルで食べられる「牡蠣小屋」は冬の風物詩。山陽新幹線の相生駅があり、神戸まで約35分、大阪まで約50分、岡山まで約15分と好アクセスなのも魅力です。また、子育て支援も充実していて、幅広い世代にとって暮らしやすいまちです。

　相生市では、Zoomを使用した「オンライン移住相談」を受け付け中です（事前予約制）。移住に関する悩みごとや疑問点、相生市での住まいや生活環境、子育て環境などについて、気軽に相談できます。移住を考えている方の希望に合わせた「オーダーメイド型のツアー」を実施しています（食費や現地までの交通費、体験料などは自己負担）。お試し住宅もあり、移住ツアーとの組み合わせも可能です。

お問い合わせ：相生市定住促進室　☎0791-23-7125
定住促進室 - 相生市ホームページ (aioi.lg.jp)

兵庫県相生市では、移住を検討している方向けにオーダーメイドツアーやお試し住宅を用意しています。

この記事の画像一覧

この記事の画像一覧を見る（9枚）