地域活性化への取り組みとその意味
地域活性化を目指して様々な活動を行っているわんだーらんど。現在実施している『耕作放棄地PRプロジェクト』では、日高川町の若い農業者部会や地域おこし協力隊と協力し、耕作放棄地で柑橘類を栽培し、その果実を利用した商品を販売しています。
| 耕作放棄地PRプロジェクト
このプロジェクトでは、地域の課題解決として、未利用の甘夏の皮を使用したラスク『わんだーラスク』を開発し、販売しているそう。また、農地を荒らす獣害に対して、県内で捕獲されたイノシシとシカのジビエを使った『わんだーしぐれ煮』も開発。甘夏の果皮と果汁を使用し、さらに和歌山市産の新ショウガも組み合わせて作られています。
「2019年からは『日高川町後継者不足によるみかん畑耕作放棄地対策事業』がスタートし、地元の若手農家の皆様と地域の問題解決に取り組んでいます。そこでとれた甘夏を使って、地域商社の株式会社ロカリストと商品開発をしたり、地元に貢献ができているか正直わかりませんが、楽しく笑いを届けていると思っています」と、少し謙遜して答えるたにさかさん。この取り組みはSDGsの目標達成にも貢献しており、障がい者就労支援施設での製造を通じて、障がいのある方々への労働機会の創出にも繋がっています。
「株式会社ロカリストとのコラボ商品第1弾“わんだーラスク”を2023年11月に発売しました」
「日高川町で行っているみかん畑の耕作放棄地対策では、日本一のみかんの産地である和歌山県の農業の問題解決の1つになればと自分たちで農作業をしながら、新規就農者を探しています。いい面、悪い面も実際に体験することで和歌山の農産物のよさに気づけてよかったです」
「年々懸念されてきている耕作放棄地を維持管理して、甘夏や八朔などの柑橘を栽培して販売しています。新規移住農業者を獲得する取り組みで、この農園も就農してくださる人へバトンタッチしたいと思っています」
「あと、和歌山県と吉本興業の包括連携協定から、今後、防災にも力を入れたいと考えています」
「日高川町後継者不足によるみかん畑耕作放棄地対策事業。短時間で八朔を収穫。さくっとコンテナ4杯ほど、木成り八朔美味しいよ(笑)」
「和歌山県内での活動は、引き続き身近な存在として盛り上げていけるように頑張っていきたいです。最近は、和歌山県外で和歌山のことを話す機会をいただけるようになってきましたが、もっと全国放送のメディアなどに呼んでもらえるように、漫才なども頑張って、お世話になっている皆様に恩返しがしたいです。
『わんだーラスク』と『わんだーしぐれ煮』、ぜひ買ってください!」
『わんだーラスク』と『わんだーしぐれ煮』は、株式会社ロカリストの直営店「The Localist」(大阪の南海なんば駅2階中央改札口外)にて販売されているそうです。お近くに行かれた際はぜひ!
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