【お知らせ】2022年版を発表しました!
本誌が2021年2月号で発表した「2021年版 第9回 住みたい田舎ベストランキング」で、人口規模別4グループ・世代別4部門で1位を獲得した6自治体をご紹介します。今回は、645市町村にエントリーいただきました。
【村】1位の2自治体はこちら!
長野県宮田村 みやだむら
【村】総合部門1位
子育て部門1位
子育て世代をきめ細かくサポート。小さいからこその住みよさを目指す
上伊那地域の宮田村は、伊那市や駒ヶ根市も通勤圏の便利な田舎。55㎢に満たない面積で、生活圏は半径約2kmと徒歩圏内に収まる。きめ細かな子育て支援策で若い世代を呼び込み、さらに老後まで暮らしやすい村づくりを目指している。
面積:54.50㎢
人口:8955人(2020年10月1日時点)
年平均気温:11.3℃
アクセス:東京から中央自動車道経由で約3時間。名古屋から東名・名神高速道路、中央自動車道経由で約2時間。
長野県木島平村 きじまだいらむら
【村】若者部門1位
シニア部門1位
若者もシニアもほれる美しい農村。自然もいいけど一番は「人」!
長野県北部、新潟との県境沿いの奥信濃と呼ばれる地域にある木島平村。広い空と里山、千曲川と棚田が織りなす風景にひかれて移住する人も多いが、学生時代に木島平村とかかわりを持ち、第二のふるさとのように感じて移住する若者も増えている。
面積:99.32km²
人口:4600人(2020年10月1日時点)
年平均気温:11℃
アクセス:東京から関越自動車道・上信越自動車道経由で約2時間40分。北陸新幹線飯山駅からバスまたは木島平村シャトル便で約15分。
【町】1位の2自治体はこちら!
島根県飯南町 いいなんちょう
【町】総合部門1位
若者部門1位
子育て部門1位
豪雪地帯に子育て世代が続々! 医療と教育を充実させ移住者を歓迎
中国山地の豪雪地帯にある飯南町は、子育て世代の移住者が多いことで知られる。25年賃借すると所有権が譲渡される、セミオーダー方式の町有住宅もある。中山間地域の課題に特化した「島根県中山間地域研究センター」が設置されている、文字通りの移住先進地だ。
面積:242.8㎢
人口:4747人(2020年11月1日時点)
年平均気温:11.8℃
アクセス:松江駅から高速バスと町営バスで約1時間30分、広島駅から同約2時間10分。車の場合は松江から約1時間30分、広島から約1時間40分。
北海道沼田町 ぬまたちょう
【町】 シニア部門 1 位
大自然と祭りが育んだ支え合いの風土。歩いて暮らせる便利なまちに整備中
毎年8月に開かれる「夜高(ようたか)あんどん祭り」の準備にかかる数カ月前から、沼田町の人びとは熱く心を通わせる。移住定住の促進にも熱心で、支援の手厚さだけでなく、若者もシニアも子育て世代も、みんなで支え合えるまちづくりを推進中だ。
面積:283.35㎢
人口:2982人(2020年10月31日時点)
年平均気温:6.3℃
アクセス:札幌駅より特急で深川駅、留萌本線乗り換えで石狩沼田駅まで約80分。車は道央自動車道経由で約1時間30分、旭川市より湯内トンネル経由で約45分。
【小さな市】4部門で1位の1自治体はこちら!
大分県豊後高田市 ぶんごたかだし
【小さな市】人口10万人未満の市
総合部門1位
若者部門1位
子育て部門1位
シニア部門1位
168項目の多彩な支援を背景に全4部門で第1位! 9年連続ベスト3入り
3年連続で総合部門第1位と記録を更新した豊後高田市は、9年連続のベスト3入り。前回よりもさらに評価を上げ、若者・子育て・シニアを含めた全4部門でトップに輝いた。移住して開業の夢をかなえた子育て中の夫妻を訪ねると、快挙達成の理由の一端が垣間見えた。
面積:206.6km²
人口:2万2473人(2020年10月31日時点)
年平均気温:15.6℃
アクセス:羽田空港から大分空港へ約1時間40分、同空港から市内中心部まで車で約45分。小倉駅から宇佐駅へ日豊本線特急で約50分、同駅から市内中心部まで車で約10分。
【大きな市】4部門で1位の1自治体はこちら!
愛媛県西条市 さいじょうし
【大きな市】人口10万人以上の市
総合部門1位
若者部門1位
子育て部門1位
シニア部門1位
コロナ禍でも相談件数は激増! 移住者と地元が共鳴しシビックプライドが醸成
前回、若者世代部門で1位だった西条市は、今回、全4部門で1位を獲得。果敢に定住促進を推し進め、特にネット関連で最も積極的な動きを見せた。コロナ禍でも相談件数は激増したという。増加する移住者とその活動が、西条市民であることの誇りにつながっている。
面積:510.04㎢
人口:10万8162人(2020年10月31日時点)
年平均気温:16.6℃
アクセス 東京から飛行機で松山空港へ、空港からシャトルバス利用で計約3時間。新大阪駅からJR利用で約2時間50分。大阪南港から大型夜行フェリーで約7時間40分。
1位を獲得した6市町村は、いずれも地域の課題に真摯に取り組み、移住者を温かく迎え入れる先進地。その住民思いの施策や役場らしからぬスピード感に、東京はむしろ周回遅れかも? 日本を代表する「住みたい田舎」に、ぜひご注目ください!
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