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田舎暮らしの本 12月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 12月号

10月31日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

次長課長・河本準一とタッグを組み、命をかけて岡山の未来を変える! 米井ファーム代表が挑戦する新しい農業のカタチ

執筆者:

「もっとスピーディーに命かけてやらないと変わらない」

―― 働く場所が違うだけで、思いは同じだったんですね。

「そうなんです。でも、市役所は組織が大きいから、農業関係の仕事をやりたくて入っても、保険の課に行かされたり、税金の課に行かされたり(笑)。正直、『いや、こんなことがやりたいんじゃないんだけどな』ってなるじゃないですか(笑)。そんな思いがずっとあって。最後は『農業振興課やりたいです!』って言って、市役所に入って10数年して、やっと農業振興課に配属されたんですけど、配属されて2年で辞めたっていう(笑)」

 

―― ちょっともったいないですね。

「だけど、農業振興課に行っても、結局、一担当にすぎないから、自分が『こうした方がいい、ああした方がいい』って言ってもやっぱりできないんですよね。そうしているうちに、みんなどんどん年をとっていって、農業ができなくなるのは時間の問題なのに……。行政が抱えてる課題は合ってるんだけど、それに対する解決のスケジュール感が、もう全然へんてこなわけですよ」

 

―― このままじゃ世代が変わっちゃうと。

「『担い手不足だよね』とか『なんとかしないと』とか、そんなこと言ってる場合じゃなくて『もっとスピーディーに命かけてやんないと変わんないでしょ!』っていうのが僕の言い分で。で、『もう市役所辞めて、農業やったるで!』と」

 

―― で、実際に市役所を辞められて。

「はい。岡山県といえば、桃とか果物が有名だから、農業で生計を立てようと思えば、果物を作れば生活はできるかもしれないけど、今の景色を守ろうと思ったら、土地利用型農業っていわれる、米だとか麦だとか大面積を維持するような農業をやらないと、なかなか難しいんですよ。だから『儲からんからやめとけ』っていわれてる米をやってるんですよね。昔から米を植えてるってこともあるし、(苗字も)米井というだけあって『米やらんといかんだろう』って(笑)」

 

―― (笑)。じゃあ、いきなり市役所勤めから農業に転職したわけではなく、ご実家の家業を継ぐ形で始められたんですか?

「いや、実はそれがそうでもなくて。結局、父親とはやっぱり考え方も違うし、うまくいかないんですよ。だからもう1年目から法人化してました」

米井ファームのたんぼ

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田舎暮らしの本編集部

田舎暮らしの本編集部

日本で唯一の田舎暮らし月刊誌『田舎暮らしの本』。新鮮な情報と長年培ったノウハウ、田舎で暮らす楽しさ、心豊かなスローライフに必要な価値あるものを厳選し、多角的にお届けしています!

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