宮城県登米市(とめし)から、格式高い古民家をご紹介します。築130年を超えますが、フルリフォーム済みで、すぐに快適に暮らせます。登米市の空き家バンクに登録されている物件です。
この家は、売主さんの生家です。東京で暮らす売主さんは、近隣の施設に入居していたお母さんをお見舞いするため、11年間、月に1度、ご夫妻でこの家に里帰りしていました。いずれお母さんと一緒に暮らそうと考えて何度もリフォームを重ねたのですが、先日お母さんが施設でお亡くなりになったため、手放すことになりました。最後のリフォームは2020年11月になります。
登米市は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の舞台として話題のまちです。
登米市は、肥沃な大地が広がる県内有数の穀倉地帯。市の東側を東北最大の流域面積を誇る一級河川・北上川が北から南に流れています。北西部にはラムサール条約登録湿地の伊豆沼・内沼をはじめ、日本有数のボード場がある長沼などの豊かな自然があります。また、宮城米ひとめぼれ、高級ブランド牛肉「仙台牛」の産地(仙台牛の約4割が登米地域産)です。油麩が名産で、名物料理には、はっと汁などがあります。
300坪あまりの広い敷地には約40㎡の菜園もあります。
周辺は田畑が広がるのどかな環境ですが、「車で15分圏内にスーパー、コンビニ、病院、学校などがありますので、生活の利便性は東京と変わりません」とのことです。
5LDKの平屋です。ほぼバリアフリー、下水道完備で、キッチンはIHです。
城下町に立つこの家は、梁・柱などの様式が伊達藩花山村寒湯(ぬるゆ)番所跡(国指定史跡)と似ています。「伊達藩から来た大工が建てたのではないでしょうか」と売主さん。「希望価格は2650万円ですが、最終的には価格交渉もありえます」とのこと。
枯山水の庭、庭木もあります。
本物件は、格式高い古民家の魅力と、生活利便性を両立させた希少な物件といえるでしょう。
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