掲載:2021年9月号
2021年7月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
2014年から四万十町(しまんとちょう)が整備を進めてきた「中間管理住宅」に注目。今年7月時点で合計31棟。大好評のため、今年度からは従来の年5棟から年10棟へ供給ペースを引き上げた。
中間管理住宅の家賃は月1万円台~3万円台
まちが空き家を借り上げて改修し、貸し出すのが中間管理住宅。1棟約1000万円の改修費は国費と県費、まちの過疎対策事業債で賄う。入居希望者は月1万円台~3万円台の家賃できれいな家に最長12年間暮らせ、所有者には改修済みの家が12年後に返還される。まちにとっては空き家の利活用と移住・定住促進につながる“三方よし”の施策だ。
最新情報はコチラ→http://shimanto-iju.jp/live/im_house
関連記事はコチラ→https://inakagurashiweb.com/archives/9185/
【物件①家賃月2万5000円】耐震補強済みの3DKの平屋。四万十川と駅が徒歩圏!
東西に長く広がる四万十町の中南部。四万十川から支流の家地川(いえじがわ)を1kmほどさかのぼった県道沿いに、山の木々を背にして、こぢんまりとした平屋がたたずむ。立地の魅力について、にぎわい創出課の稲井智香(いないともか)さんはこう説明する。
「山に囲まれた川沿いの小さな集落で、豊かな自然に囲まれてのんびりと暮らせる環境です。それでいて最寄りの予土線家地川駅へは徒歩約7分、町内中心部へは車で約15分と、適度な利便性も兼ね備えています」
県都の高知市内へも高知自動車道を利用すれば約1時間で出られ、それほど不自由を感じることはないだろう。
中間管理住宅として整備された3DKの家屋は、耐震補強を施すとともに、屋根や外壁を改修済みだ。土間はフローリングにして広いダイニングキッチンを設け、浴室やトイレを含めて水回りの設備はすべて交換した。内装も、壁の塗り替えや障子・襖の張り替え、畳の表替えなどを行い、まるで新築のように生まれ変わっている。
広い庭を生かしてガーデニングなどが楽しめるほか、「川遊びやキャンプ、ハイキングをはじめ、自然のなかでのアクティビティもオススメです」と、稲井さん。また、徒歩10分余りの家地川公園は、春に約300本の桜が彩る花見の名所として親しまれるなど、四季折々のお楽しみが身の回りに数多い。
【物件データ】
高知県四万十町
中間管理住宅・公営住宅
家賃:月2万5000円
敷金:2カ月分
礼金:なし
仲介手数料:なし
土地:84坪・280㎡
延床:22坪・73㎡
●3DK●築52年●水洗●高知自動車道四万十町中央ICより車で約16分●家地川地区にある木造平屋。土佐佐賀温泉こぶしのさとへ車で約12分、大型スーパーへ車で約17分。土砂災害特別警戒区域。●条件は転入の意思があること。2年ごとの更新で最長12年間入居可。
●問い合わせ先:にぎわい創出課 ☎︎0880-22-3281
【物件②家賃月2万5000円】日本家屋の風情漂う4LDK。使いやすい間取り、広縁からの庭の眺めも魅力
予土線家地川駅から車で約7分、四万十川から山手へ徒歩約6分のロケーション。キッチン、浴室、トイレなど現代的に改修された水回りとともに、L字形に配置された和室3室とLDKをぐるりと1周できる回遊型の動線が使いやすい。設備や内装はきれいに整えられている一方で、巨大な庭石を配置した庭や周囲の風景を見渡せる広縁、伝統的なしつらいの和室など、日本家屋らしい風情も随所に見られる。
地域の行事は、お宮の清掃や夏祭り、地区会など。
【物件データ】
高知県四万十町
中間管理住宅・公営住宅
家賃:月2万5000円
敷金:2カ月分
礼金:なし
仲介手数料:なし
土地:38坪・126㎡
延床:32坪・107㎡
●4LDK●築42年●水洗●高知自動車道四万十町中央ICより車で約16分●四万十町秋丸の木造平屋。大型スーパー2店へ車で約13~14分、くぼかわ病院へ車で約16分。土砂災害特別警戒区域。●条件は転入の意思があること。2年ごとの更新で最長12年間入居可。
●問い合わせ先:にぎわい創出課 ☎︎0880-22-3281
文・写真/笹木博幸
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする