4 外壁・断熱
4-1 ヒノキ板に下穴を空ける
外板は9㎜厚のヒノキ板を使用しています。製材はプロの知人に依頼。間伐材を、平米単位でオーダーしたため、かなり安くしてもらうことができました。割れないように下穴を空けてから垂木に打ちつけていきます。
4-2 焼き色は見た目のため!
焼き色はバーナーでつけたものなので、「焼杉」のように、防腐・防水効果はほとんどありません。完全に「見た目」のためです。
4-3 大まかな形ができ上がる
香りのよさもヒノキ材を選んだ理由のひとつです。外板を張りつけると、モバイルハウスの大まかな形ができ上がってきます。
4-4 骨組みの間に断熱材を入れる
断熱材(スタイロフォーム)をカットして、骨組みの間に入れていきます。柱の太さと断熱材の厚さを揃えるのがポイントです。
個性がもっとも出やすいのが外壁。「焼杉」のようにシックな雰囲気になるよう、ヒノキの板材に焼き目をつけました。唯一無二のモバイルハウスになるよう、ぜひ工夫してみてください。
5 内壁・扉・窓
雨や日光が当たる場所ではないので、内壁は外よりも薄めの木材で大丈夫。扉も、つくり方は壁面と同じです。窓は雨が侵入しやすい場所ですので、念入りにシーリングする必要があります。
5-1 薄めのヒノキ板を張る
5㎜厚と薄いため反りやすく、割れやすいのですが、重量を考えるとしかたないところです。面倒ですが、1つ1つ下穴を空けて割れを防ぎました。
5-2 扉も壁とつくり方は同じ
出入り口の扉も、基本的には外壁・内壁とつくり方は同じです。木枠も壁と同じものを使用しています。
※赤井さんについてはコチラの記事をご参照ください。
5-3 各面に窓と通気口を設置
キャビンの4面すべてに、アクリルの窓と通気口をつくっています。用心のため、夜間に外を確認できるように、また真夏に空気が通るようにするのが目的です。
5-4 アクリル板の周囲を密閉する
防水の両面テープで、アクリル板を貼り、5㎜厚の下板を周囲につけます。さらに防水テープや下板がうまく隠れるように上板を貼り、最後に周囲をシーリングします。
5-5 窓は5 ㎜ 厚のアクリル板が最適
窓は天窓と同様に、5㎜厚のアクリル板を使用しています。これくらい厚いとガラス窓のように見えて、高級感が生まれます。
5-6 網戸はマグネットで脱着可能
通気口にはマグネットで取り外しできる網戸を設置しました。虫の侵入を防ぐための工夫です。
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