カッパや座敷童子などの民話が伝承されている「民話の里」岩手県遠野市(とおのし)。市内各地には柳田國男の『遠野物語』の舞台となった場所が数多くあり、人と妖怪が共存していたと思わせる雰囲気を感じることができます。ここで紹介する物件の近くに道の駅「遠野風の丘」があり、遠野のお土産購入やお食事などができ、県内でも有数の道の駅となっています。
市内の綾織町には、国道283号線と猿ヶ石川(さるがいしがわ)に挟まれた自転車専用道路沿いに桜並木があります。「さくらロード」と呼ばれるこの道は1.2㎞も桜が続き、遠野の春の風物詩の一つです。
県内でも有数の集客を誇る道の駅「遠野風の丘」は、道路情報や観光などのインフォメーションをはじめ、展望デッキ、フードホール、ドリンクコーナー、お土産や農産物の販売コーナーなどがあり、家族で一日中楽しめるスポットです。土・日のにぎわいはもちろんですが、大型連休や長期休みには駐車待ちの車でいっぱいになります。この道の駅は東日本大震災発災時には、沿岸部への後方支援拠点としても機能しました。
山の小道を15分ほど登ると、巨石の上に巨石が乗った不思議な「続石(つづきいし)」が現れます。『遠野物語』にも出てくる奇石で、古代人の墓とも、武蔵坊弁慶が持ち上げてつくったともいわれています。
釣りが楽しめる猿ヶ石川近く
釜石線綾織駅より徒歩約2分のところに立つ物件で、国道にも近く、1㎞圏内に保育園や小学校、コンビニがあり便利です。中学校は約6.2㎞。周囲には田園風景が広がり、釣りが楽しめる猿ヶ石川もそばを流れ、遠野三山の一つである石上山登山口も近くにあります。
5Kの間取りの家は、木造2階建て。一部雨漏りがしていて、天井や床に部分的な補修が必要となります。95㎡の畑付きで、駐車場は1台分です。
遠野市では、家の改修や取得に対して補助を用意しています。
①リフォーム事業助成金:空き家バンクに登録されている物件を対象に、リフォーム工事費用の半額、または家財道具整理の費用の半額を助成しています(補助の上限はリフォーム工事が40万円、家財道具整理が10万円。活用はどちらか一方のみ。市外からの移住者の方が対象)。
②木づかい事業費補助金:遠野市産木材を使用して行ったリフォーム工事に対して、2万5000円/㎥を補助しています。補助上限は100万円。
③空き家取得奨励金:県外からの移住者または39歳以下の若者が空き家バンクに登録されている物件を購入した場合に、30万円の奨励金を交付しています。
※18歳未満の子どもがいる子育て世帯には「子育て加算」あり(①か③のどちらかに加算可[重複加算不可])。最大20万円
【物件データ】
岩手県遠野市
300万円
土地:171坪・566㎡
延床:不明
菜園:28坪
取得費補助:最大30万円(子育て加算あり)
改修費補助:最大40万円(子育て加算あり)
処分費補助:最大10万円
●5K●宅地、畑●平坦地●都市計画区域外●築年数不詳●汲み取り式トイレ●石線綾織駅より徒歩約2分●釜石上山登山口近く、のどかな田園地帯だが国道にも近い。保育園、小学校、コンビニへ約800m〜1km、道の駅へ約2.7km。一部で雨漏りがあり、天井と床に部分的な補修が必要。1台駐車可。小屋あり。遠野盆地を一望する高清水展望台や、巨石の上に巨石が載った続石(つづきいし)に近い。
●問い合わせ先:で・くらす遠野(観光交流課内) ☎0198-62-2111
太い梁、障子や板戸といった趣ある建具、床の間や脇床などがあり、風情がある和室です。きれいにすればそのまま使えます。
アンティークな棚がある和室は、少し手を入れれば書斎やワークスペースにできます。
古風な机といすが残っている和室。子ども部屋にいいかもしれません。
キッチンの脇にある板間は、ダイニングとして使っていたようで、大きな食器棚があります。こちらも床の傷みはなく補修なしで使えそうです。
こちらの室内は、天井に傷みがあり、補修が必要です。
玄関と玄関ホールは広く、ゆったりしています。上がり框に汚れがありますが、ホールの床は磨き込まれていてきれいです。
キッチンの床に汚れがありますが、システムキッチンやガス台はそのまま使えます。
リフォームされていて、きれいな洗面・脱衣室です。洗面台の脇に収納棚があり、こまごまとした物やタオルなどがしまえます。
洋式にリフォームされたトイレですが、汲み取り式。
物置の奥に別のトイレがありますが、こちらは使用できません。
母屋に付属して小屋がありますが、壁の板や床などがだいぶ傷んでいます。
形の整えられた庭木や庭石が配置された日本庭園風の庭があります。
物件の敷地からすぐそばに釜石線の線路があります。
↓↓ 次ページでは ↓↓
岩手県遠野市の魅力を紹介!
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする