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田舎暮らしの本 11月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 11月号

10月3日(木)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

PR岐阜県飛騨市

移住者に寄り添った支援が充実!「飛驒市暮らし」のススメ【岐阜県飛驒市】

美しい自然と文化、人の温かさなど、豊かな風土が多くの人を魅了する岐阜県飛驒市。それに加えて、移住検討時から移住後の生活まで、ユニークでバラエティに富んだ手厚い支援制度が評判を呼んでいる。

「豊かな森」をテーマに、多種多様な野菜の不耕起栽培を実践する井関貴文さんと美穂さん(42歳)、逸心くん(4歳)、ちよちゃん(0歳)。

飛騨市は岐阜県北部に位置し、豊かな自然、城下町の風情、匠の技が息づく文化などさまざまな魅力を併せ持つ。北アルプスや飛驒山脈に囲まれ、冬は雪が多いが、夏は比較的さわやか。名古屋駅から飛驒古川駅へJR特急などで約2時間40分。

自然環境抜群の古民家で家族と営む農的暮らし

 井関貴文さん(35歳)一家が飛驒市に移住したのは2021年4月のこと。それまでは隣の高山市で「井関農園」を経営。独立2年目から有機農法に切り替え、山の仕組みや循環について独自に学び、見識を深めていた。そんなときに出合ったのが、飛驒市河合町稲越の古民家だった。

大阪府の高校を卒業後、高山市の木工の専門学校で学び、家具職人として勤めた経歴を持つ貴文さん。家族が集うLDKのキッチンカウンターや水回りは、廃材を組み合わせてDIYした。

山水が豊富に流れる環境にひかれ、古民家を購入。売主が所有している周囲の畑を借りて、農的暮らしを実践する。

「山水、日当たり、風の流れなどすべてが理想的でした」お世話になった人、育ててきた農地を思うと、飛驒市への移住は苦渋の決断。だが、自身が目指す農法を実践できる自然環境にひかれ、移住することに。

野菜をはじめ、収穫したトマトでつくったトマトジュース、ドライトマトなどはオンラインショップ(http://iseki-farm.com/online-shop)でも販売。

 「自然環境ばかりに目を向けていましたが、稲越の人たちが優しいということを移住後に知りました。また、飛驒市長が気さくで、フットワークが軽くて驚きました。役場の担当の方にもよくしていただいています」

移住してすぐ、家に訪ねてきてくれたのが岡崎さん(右)。「コロナ禍じゃなければ、祭りや飲み会でもっと交流できるんだけどね」と残念がりながらも、井関さんとはすっかり打ち解けた様子。

 移住後、飛驒市の参加型プログラム「ヒダスケ!※」を活用。
 「地域振興課の担当者に尋ねてハウスを建てるお手伝いの募集をかけていただきました。今も参加した皆さんが農園を気にかけてくださるんですよ」

 井関さんが目指すのはパーマカルチャーデザイナー。農業を通し、人と人がつながる場所をつくっていきたいという。農業の経験を持ちながらも、「ゼロからのスタート」と笑う井関さん。古民家の隣では、雑貨店を建築している最中だ。飛驒市を舞台にした井関さんの新しい取り組みはこれから始まる。

井関さん一家のオススメスポット。オフシーズンの飛騨かわいスキー場(https://hidakawai.com)を整備し、今年5月にオープンしたNOASOBIキャンプ場。稲越生まれの岡崎賢一郎さんが企画・運営している。取材時はススキ野原にトンボが飛び交い、逸心くんも大喜び。

飛驒市周辺はスキー場が多いので、大好きな雪山でスノーボードを満喫できる。

井関さんに聞く!飛驒市のここが子育てにいい!

「保育園は自宅から少し離れていますが、スクールバスで送迎してくれるので安心。1クラスに7人しかいないので、保育士さんの目が行き届いていて指導が手厚いです。不自由さを感じることはありません」

飛驒市ファンクラブ会員募集中

「飛驒市を応援したいという全国各地の方と集い、語りたい」と、2017年に設立された飛驒市を楽しむためのコミュニティ。入会金・会費とも無料で、登録すると、電子地域通貨・さるぼぼコインアプリと連携できるオリジナル会員証などが発行される。プレゼント特典などもあるので、まずはウェブサイトをチェックしよう。

【問い合わせ】

地域振興課

☎0577-62-8904

https://www.city.hida.gifu.jp/site/fanclub/

電子地域通貨の移住奨励金と米10俵の贈呈で移住生活を応援!

飛驒市では、市外から移住し住宅を取得した移住者に、米1俵を10年間贈呈するという補助制度を用意。令和3年度より、さるぼぼコイン(電子地域通貨)による移住奨励金(単身世帯:10万円、2名以上の世帯:15万円)も導入された。さらに移住検討交通費補助金などの移住準備に関連する支援も実施している。補助金ごとに申請期限や条件があるので、まずは担当課に問い合わせを。

米10俵プロジェクトなどの支援を展開する地域振興課の皆さん。コイが泳ぐ瀬戸川と白壁土蔵街は、市役所から徒歩3分ほどの場所にある。

さるぼぼコインはスマートフォンのアプリ上で利用できる電子地域通貨。飛驒市、高山市、白川村に約1600軒の加盟店があり、買い物や飲食がキャッシュレスで利用できる。

市内宅地建物取引業者と連携し、買い手と借り手をつなぐ空き家情報サイト「飛驒市住むとこネット(http://www.cityhida.jp/sumutoko-net/)」を開設。

【問い合わせ】

地域振興課

☎0577-62-8904

〒509-4292 岐阜県飛驒市古川町本町2-22

https://www.hida-kankou.jp/u-turn/

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