掲載:2022年6月号
2022年4月上旬の情報です。
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関西のリゾートや行楽スポットとして人気が高い淡路島の中央部に位置し、車や高速バスで大阪市内から約2時間、神戸市内から約1時間30分の洲本市。都市機能が整った中心市街地からほど近い漁師まちに、釣りや温泉を気軽に楽しめる200万円の物件がある。
中央に山々が連なり、西側に丘陵地が広がる洲本市は、東側の平野部に市街地を形成。漁業が盛んな東西の海は釣りなどの名所として親しまれ、洲本温泉は多くの観光客でにぎわう。東京駅から新幹線と高速バスで4時間余り。
【洲本市の物件①】南向きに和室4室を配した2階建ての5K
「民家が軒を連ねる漁師まちの住宅地ですが、東側に緑地帯が広がる開放的な立地です」と、魅力創生課の二ツ石若菜(ふたついしわかな)さん。
家族や仲間と楽しむ釣りの拠点として理想的
京阪神と明石海峡大橋でつながり、別荘地や行楽地として人気が高い淡路島のなかでも、中央に位置するのが洲本市。都市機能が整った市街地を少し離れると穏やかな環境に包まれるが、紀淡(きたん)海峡に臨む由良(ゆら)地域もその1つだ。天然の良港を擁する古くからの漁師まちで、目の前の好漁場を求めて各地から訪れる釣り人が絶えない。そんな恵み豊かな海へ徒歩約3分の場所に200万円の物件が立つ。
「接道がないので原則再建築できないことが欠点ですが、市道との間に緑地帯の広がる東側が開けているのが魅力。それなりに補修が必要とはいえ、2階建ての5Kで200万円の価格はお手ごろだと思います」
そう話すのは物件を扱う土井商事(株)の土井敬介(どいけいすけ)さん。1階・2階ともに和室2室が南側に並ぶ間取りは、明るい光に満たされる。隣り合う和室を統合して大広間にしたり、部屋数を生かして釣り仲間と利用したり、使い方は自在。駐車場はないものの、月3000円程度で近くに借りられるという。
釣り以外にも近隣での楽しみとして、海を眺めながらバーベキューが楽しめる「エトワール生石(おいし)」やウメ・サクラの名所でもある生石公園へ車で5分前後、洲本温泉へ車で15分足らず。イオンや兵庫県立淡路医療センターがある市街地へも同15分前後で出られるほか、スーパー、鮮魚店、精肉店、医院などが徒歩圏内に揃い、ストレスなく余暇が過ごせそうだ。
【物件データ】
兵庫県洲本市
200万円
土地:20坪・67㎡
延床:25坪・84㎡
取得費補助:最大240万円
改修費補助:最大150万円
●5K●宅地●平坦地●都市計画区域内非線引き●築53年●汲取●神戸淡路鳴門自動車道洲本ICより約15km●由良漁港へ徒歩圏内の木造2階建て。増築部分は未登記。第一種住居地域。郵便局へ徒歩約2分、内科医院へ徒歩約3分。駐車場なし。法的な接道がないため原則再建築不可。津波・高潮浸水想定区域内。補助金は移住・定住、2人以上世帯など要件あり。
●問い合わせ先:土井商事(株) ☎0799-42-1013
由良漁港へ徒歩約3分。周辺は年間通じて多種多様な魚を狙える釣り場として人気だ。
西側に設置されたウッドデッキのベランダ。さわやかな潮風を浴びながらの一杯もよさそう。
3畳と6畳の和室が並ぶ1階。南側と東側の窓から明るい光が入り、風通しも良好。
木の温もりに包まれた2階の洋室。照明器具やガラス障子などが昭和レトロな趣。
ここは補修が必要
富士山の絵に彩られる浴室。給湯機器の設置が必要で、脱衣室前の傷んだ床も要補修。
日常的な食品の買い出しなら徒歩約3分のスーパー「全日本食品㈱ライフ由良南店」へ。コンビニ風の店構えだが生鮮食品や総菜などがひと通り揃う。
物件周辺の楽しみ
海や魚介を堪能できる
釣り場として人気の海が徒歩圏内なので釣りざんまいに最適。近所には小さめながら魚屋があるほか、地元の漁師さんと仲よくなれば新鮮な魚介類を安く分けてもらえるかも。
洲本温泉
ホテルや旅館が立ち並ぶ淡路島最大の温泉街へ車で15分弱。日帰り入浴できる施設も多い。写真はホテルニューアワジ「淡路棚田の湯」。
生石公園
車で5分余りの生石公園。展望台からは海が見渡せる。近くにはバーベキュー広場のあるエトワール生石も。
洲本市移住支援情報
移住準備の負担を軽減
移住の検討や準備を支援するため、洲本市では無料で最長10日間程度まで利用できる「お試し移住体験施設」を用意している。バス・トイレ付きのツインルームで、利用は2人まで。満室などで予約が取れない場合、最大10万円の「Go To 移住キャンペーン」を活用可能。移住を目的とした市内滞在の宿泊費、高速道路代、レンタカー代などが補助対象(利用条件あり)。
問い合わせ先:魅力創生課 ☎︎0799-24-7641
滞在先は複合施設のウェルネスパーク五色にある公共の宿「浜千鳥」。
「洲本市は田舎と都会のよさが共存する『トカイナカ』です!」と、魅力創生課の二ツ石若菜さん。
文・写真/笹木博幸
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