田舎暮らしの本 編集部
掲載:2022年9月号
公共交通機関のネットワークが万全ではない田舎では、マイカーの所有は必須。そこで「田舎暮らしに便利な車大賞2022」では、田舎暮らしだからこそ便利で使いたくなる車をプロの目線でピックアップしました。
汚れに強く、悪路走破性が高く、積載量が多く、価格が安い軽トラックは、日本が誇る真の実用車、田舎のセカンドカーの大本命といえます。農業、DIY、土木作業、草刈り、レジャーなど多彩な用途で活躍します。
セカンドカーとしても利用価値が高い
手ごろで万能な実用車として重宝されている軽トラック。夫婦2人暮らしの場合、メインカーは乗用車、セカンドカーとして軽トラを選ぶ家庭も多い。荷物を運搬するときには、心強いパートナーとなる。
座席の後に荷物を置けるスペースを確保したモデルや、デフロックや作業灯を装備し農業に特化した仕様もある。さらに「農業女子」など、軽トラにオシャレを求める人が増えたことで、カラーバリエーションも多彩になった。ただし車種は減少傾向にある。現在、軽自動車を製造しているのはスズキとダイハツの2社のみで、他メーカーの軽トラはすべてOEMだ。今後、EVモデルなどが出てくれば、選択肢が広がる可能性はある。
特別大賞
■■評価のポイント■■
「すべての要素が少しずつ進化しています」(伊達さん)
ダイハツ・ハイゼットトラック
2014年に登場した、伝統の軽トラの10代目。滑らかな加速と低燃費を実現するため、2021年12月のマイナーチェンジで、AT車はミッションがCVTに変更された。新色の「アイスグリーン」を含め、ボディカラーに全7色が設定されているのも魅力。
●車両本体価格:90万2000円〜145万2000円●全長3395×全幅1475×全高1780〜1885㎜●エンジン:直列3気筒●排気量:658cc●駆動方式:FR/4WD●燃費(WLTCモード):15.6〜16.5km/L
詳細はこちら!→■ダイハツ・ハイゼットトラック
大賞
■■評価のポイント■■
「4人乗車できてトラックとしての機能も備えています」(編集長・柳)
ダイハツ・アトレー/ハイゼット デッキバン
軽バンの荷室部分を荷台にしたモデル。農業で使用するには積載量が足りないが、菜園やレジャーには絶妙なサイズで、なおかつ4人乗車可能だ。上級仕様は「アトレー」、ベーシックグレードは「ハイゼット」ブランドで販売。
●車両本体価格:132万円〜206万8000円●全長3395×全幅1475×全高1890㎜●エンジン:直列3気筒ターボ/直列3気筒●排気量:658cc●駆動方式:FR/4WD●燃費(WLTCモード):14.7〜15.6km/L
詳細はこちら!→■ダイハツ・アトレー/ハイゼット デッキバン
大賞
■■評価のポイント■■
「ライバル車よりもスペースが広くて快適です」(ウナ丼さん)
スズキ・スーパーキャリイ
キャビンを拡大して運転席後部にスペースをつくり、荷物スペースの確保とシートのリクライニングを可能としたモデル。4月に仕様変更が施され、AT車が4速となり、停車時アイドリングストップシステムも装着されるなど、燃費が向上した。
●車両本体価格:105万8200円〜144万7600円●全長3395×全幅1475×全高1885㎜●エンジン:直列3気筒●排気量:658cc●駆動方式:FR/4WD●燃費(WLTCモード):15.4〜17.7km/L
詳細はこちら!→■スズキ・スーパーキャリイ
以上、『田舎暮らしの本』の「田舎暮らしに便利な車大賞2022」の軽トラック部門で受賞した名車をご紹介しました。
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