掲載:2022年10月号
2022年9月上旬の情報です。
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岩手県南東部の内陸に位置する遠野市(とおのし)。市のほぼ全域が、北上川の支流である猿ヶ石川(さるがいしがわ)の最上流域にあたり、中央部は北上山地(きたかみさんち)最大の盆地である遠野盆地となっている。今回は寺沢高原の麓にある、築119年の古民家をピックアップ。古民家再生に興味がある人におすすめです。
高清水展望台から望む雲海。遠野市は盆地になっており、霧が発生した早朝に高清水展望台に上ると、平地を覆いつくした霧が雲海として姿を現す。
宮守川に近く、寺沢高原の麓に立地
物件のある地域は市の西部、わさびの里で知られる宮守町にある。街道沿いに立ち、花巻市や北上市など内陸部の都市へのアクセスが良好。近くに馬肉を使った「馬力ラーメン」 「桜カルビ丼」などが人気の産直市場「サンQふる郷市場」や、ジャージー牛乳ソフトクリームが人気の「まきばのおもてなし」もある。
建物の裏にある138坪(約456㎡)の畑は、すぐに使える。寺沢高原の麓にあり、土地は高い方から国道、畑、宅地、公道と階段状の傾斜地で、日当たりがいい。
【物件データ】
岩手県遠野市
180万円
土地:262坪・866㎡
延床:47坪・157㎡
菜園:138坪・456㎡
取得費補助:最大30万円
改修費補助:最大40万円
家財処分費補助:最大10万円
●8K●宅地、畑●ひな段地●築119年●汲み取り式トイレ●釜石線宮守駅より約6.5km●建物は大幅な補修が必要。屋外に2台駐車可。保育園、小・中学校、スーパー、道の駅「みやもり」、コンビニへ約4.2~5.8km。
●問い合わせ先:で・くらす遠野事務局 ☎0198-62-2111
↑ 梁があり、古民家の雰囲気が漂う和室。収納棚の壁面は補修が必要だ。
↑ 7帖の板の間と8帖和室2間の様子。畳や襖の交換が必要だ。
↑ 2階の板の間は大幅な補修が必要。梁、天井、柱を生かしたリフォームをするとスタイリッシュになるだろう。遠野市産木材を使用することで、最大100万円の木づかい事業費補助金を得られるので、おすすめしたい。
↑ キッチンも補修が必要。年季の入った設備なので、思い切ってすべて交換するのがいいだろう。
↑ 改修の跡が見られるバスルーム。設備が古いので、こちらもリフォームをおすすめしたい。
↑ トイレは汲み取り式。水洗化を図りたい。
【岩手県 遠野市の魅力】
「民話の里」で「ビールの里」
遠野市には、当地ならではの「曲り家(まがりや)」(母屋と馬屋が一体となったL字型の古民家)など懐かしい風景が残っている。カッパが目撃されたといわれる「カッパ淵」など、市内各地に『遠野物語』(柳田國男)の舞台が数多くあり、人と妖怪が同居していたと思わせる雰囲気を感じることができる。近年では、ホップの栽培面積日本一という強みを生かし、「遠野ホップ収穫祭」や「遠野ビアツーリズム」といったビールに関するイベント等を企画し、盛り上がっている。
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