掲載:2022年11月号
2022年10月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら!→ 小川村空き家バンク(おやき研究所)
小川村は、長野市と白馬村のほぼ中間に位置する。村内各所で雄大な北アルプス連峰を眺めることができ、谷間に佇むその景観は「北信のマチュピチュ」とも呼ばれている。今回ピックアップした古民家は、ほどよく近隣と離れており、温泉までは約200歩!
アルプス展望広場は、野口五郎岳(のぐちごろうだけ)から白馬乗鞍岳(はくばのりくらだけ)まで、北アルプスが一望でき、「信州の自然百選・サンセットポイント百選・景観選」に選ばれるほどの素晴らしいロケーション。雄大な北アルプスに夕日が沈む光景は幻想的だ。無料観光望遠鏡、車椅子用トイレもあり、ドライブの途中に立ち寄る観光客も多い。
小川村は桜の里として親しまれ、なかでも推定樹齢300年、樹高15mの立屋の桜は、写真愛好家に人気が高い。周辺の山には数多くの桜が植えられ、残雪の北アルプスとの眺望が特に美しい。毎年4月中旬から下旬に満開を迎え、さくら祭りも開催されている。
©Shohei Wada
北アルプスを望む天空の寺「高山寺」。長野県の県宝の三重塔が趣深い人気スポットだ。信濃三十三番観音札所の結願所で、開運、厄除、諸願成就のご利益を求め、各地から人が集まる。
温泉へ徒歩200歩! コンディションもよく、多少の補修ですぐ住むことも可能!
住宅が点在する農村地帯にあり、隣近所がほどよく離れいるので日当たり良好。築年数不詳の古民家ではあるが、経年劣化による壁などの傷みをある程度補修すれば、そのまま住むことも可能。
JR長野駅から車で約40分、白馬駅へは車で20分、スキー場や北アルプス登山口まで車で30分以内で到着することができる。物件の裏には温泉施設があり、徒歩1~2分程度という距離もうれしい。
敷地が129坪、宅地の裏には2階建ての物置小屋や菜園スペースもあり、家庭菜園をつくることができる。近隣に田畑を借りることも可能なので、農業に本格的に取り組みたい人におすすめだ。
小川村には手厚い補助金制度があり、移住・定住のために空き家を購入した場合、最大100万円の改修補助や最大20万円の下水道分担金補助を受けることができる。本物件のトイレは汲み取り式なので、補助金を利用して下水道に接続したい。
物件の内見時に利用したい、小川村の移住体験施設は1泊5000円(5名まで/最大1週間)で宿泊でき、移住後の暮らしを体験することができる。
【物件データ】
長野県小川村
240万円
土地:129坪・427㎡
延床:24坪・80㎡
菜園:あり
改修費補助:最大100万円
家財処分費補助:最大20万円
●6DK●宅地●平坦地●都市計画区域外●築年数不詳●汲み取り式トイレ●上信越自動車道長野ICより車で約40分●湯の沢温泉小川の湯へ徒歩約2分。保育園、小・中学校、道の駅「おがわ」、商店、診療所へ車でそれぞれ約5分。スキー場や北アルプス登山口のある白馬村へ車で約20分。
●問い合わせ先:小川村役場 総務課総合戦略推進室 ☎026-269-2323
8帖の居間には明るい光が差し込む。きれいに使われているので補修も少なくて済む。
1階にある7帖半の和室は、古民家の名残を感じることができる。
もう1つの和室も古民家らしい佇まい。続き間になっているので、襖を外して、広いリビングに改修するのもアリ。
きれいな状態の2階の和室。収納スペースもしっかりあるので、使い勝手もよい。
キッチンスペースには、床下収納があるのがありがたい。老朽化が進んでおり、ガス給湯器などは交換が必要。
バスルーム内には洗濯機が置いてあり、シャワーもない。リフォームを検討したい。
【長野県 小川村の魅力】
本州の重心、「へそ」の部分に位置
長野市と白馬村のほぼ中間、標高500~1000mに集落が広がり、さまざまな場所から雄大な北アルプス連峰を眺められる。「ふるさと信州風景100選」「信州サンセットポイント百選」にも選定されている。スモールビジネスを立ち上げる若い移住者も多い。
【薬師沢石張水路工(やくしざわ いしばりすいろこう)】
明治19年~昭和29年にかけて、地滑り地帯であった稲丘東地区に地滑り防止のため、直径30cm~1mの石を人力で積み上げ、水路が築かれた。国の有形文化財に登録されている「石張水路」は4沢28基で形成され、総延長は221m。水路岸には約1.3kmにわたり散策道も整備され、季節ごとに美しい姿を見せてくれる。
【小川天文台】
標高1,000mの大洞高原にある小川天文台とプラネタリウム。自然の中でじっくり星を眺める体験は、まるで宇宙を旅するかのよう。高原内にある宿泊施設ロマン館やキャンプ場で宿泊もできる。
【おやき】
おやき発祥の地で知られる小川村の郷土食。村にある縄文時代中期の遺跡から出土した土器から、おやきの原型が見つかり、発祥の地となった。山の上にある「おやき村」では焼きたてのおやきを食べることができる。ふるさと納税の返礼品としても好評だ。
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