国東(くにさき)半島の西部に位置する豊後高田市(ぶんごたかだし)は、人口約2万2000人。その小さなまちで注目は、なんといっても移住支援の手厚さ。全国トップクラスの子育て・教育環境を中心に179項目もの移住・定住対策を準備し、移住希望者を応援している。本誌の2023年版 第11回「住みたい田舎ベストランキング」では4部門で1位を獲得し、全国初の11年連続ベスト3入りを達成。転入者が転出者を上回る人口の社会増が2014年以来続いている❝移住者歓迎のまち❞だ。
【大分県 豊後高田市】
2023年版 第11回「住みたい田舎」ベストランキング
(人口2万人以上3万人未満のまち)
総合部門……1位!
若者世代・単身者部門……1位!
子育て世代部門……1位!
シニア世代部門……1位!
2023年3月の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら!→ 豊後高田市IJU支援サイト
豊後高田市は、大分空港から車で約50分。山、里、街、海、温泉といった豊かな環境に恵まれている。市内の国道213号線沿いには、ノスタルジックな「昭和の町」、日本夕陽百選に選ばれた「真玉(またま)海岸」、縁結びの神様「粟嶋社(あわしましゃ)」、花とアートの岬「長崎鼻(ながさきばな)」などロマンティックなスポットが点在し、これらを結ぶ約20㎞は、恋がかなう道「恋叶(こいかな)ロード」として新たな名所となっている。
日本夕陽百選に選ばれた真玉海岸(写真)は、干潮と日の入りが重なると、縞模様が浮かび上がり、幻想的な情景が映し出される。気温、天候などにより、再び同じ景色を見ることができない特別な風景だ。ここは、カイトサーフィンの聖地でもある。
真玉海岸近くにあるのが「チームラボギャラリー真玉海岸」。約250㎡の広さの空間に光と音のインスタレーション作品が展示されている。1時間で1年間の季節が移り変わり、咲いては散っていく花々を鑑賞することができる。刻一刻と変化しつづける映像は、二度と同じ風景が現れることはない。
縁結びの神様として知られる粟嶋社がある粟嶋公園。すぐそばは海で、水平線がどこまでも続く絶景スポットだ。春にはサクラと一面の菜の花を同時に見ることができ、地域住民や観光客の憩いの場となっている。
平成に建てられた農地付き物件
真玉海岸から車で約5分の西真玉地区に立つ農地付きの住宅。市役所やスーパー、病院が2㎞圏内、保育園や幼稚園、小・中学校も3㎞圏内と生活しやすい立地にある。
平成元年に建てられた木造平屋で、和室3部屋と洋室1部屋、ダイニングキッチンからなる4DK。334坪の田んぼと98坪の畑、倉庫が付いている。2018年より空き家で、給湯器など小規模の補修が必要。
また敷地への入り口が狭く、駐車場がないため、近くで探す必要があるだろう。近くに畜産業者があるため、風向きによっては匂いが気になることも。そのあたりは現地で確認したい。
【物件データ】
大分県豊後高田市
300万円
土地:166坪・484㎡
延床:36.9坪・122㎡
農地:田 334坪・畑 98坪
取得費補助:最大70万円
改修費補助:最大50万円
家財処分費補助:最大10万円
●4DK●宅地●平坦地●都市計画区域外●築32年●水洗トイレ●東九州自動車道宇佐ICより約19㎞●築後32年の木造平屋。6帖の和室が2つと、8帖の和室、洋室、ダイニングキッチンからなる。和室2部屋と洋室には押し入れがあり、収納スペースも多い。給湯器は故障しているため、補修もしくは取り換えが必要。駐車場なし、敷地への入り口が狭い。土砂災害警戒区域(イエローゾーン)内、一部土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)を含む。
●問い合わせ先:豊後高田市 地域活力創造課 ☎0978-25-6392
室内は和風の造りで、比較的きれいだ。奥にダイニングキッチンと和室2つがある。
【大分県豊後高田市の魅力】
海の幸が新鮮でおいしい! 温泉も市内に6カ所あり、癒やされる
「昭和の町」や仏教文化、遺跡などで有名な豊後高田市は、179項目のきめ細かな支援で移住者に人気。海では、マリンスポーツやマテ貝掘り、ビーチヨガ、SUPなどが楽しめ、海の幸も豊富。人気の「岬かき揚げ丼」は、地元の豊前海(ぶぜんかい)で獲れた小エビ(ジャコエビ)を100%使用した大きなかき揚げがのった丼ものだ。また、豊後高田市は実は隠れた温泉地。市内6カ所に温泉が点在し、泉質やロケーションもさまざまで、地域の人たちの憩いの場となっている。
【岬かき揚げ丼】
豊前海で獲れた新鮮な小エビ100% のかき揚げが、贅沢にのった名物グルメ。
【スパランド真玉(またま)】
歴史は古く、泉質もよいと評判の温泉。宿泊、日帰り温泉、ランチ、団体食事、休憩(要予約)の利用ができ、山登りやロングトレイル、サイクリングの中継地点として情報提供の場ともなっている。
【海門(かいもん)温泉】
成分は、「おんせん県大分」でもトップクラスの濃厚さ。全国のコアな温泉マニアが絶賛する隠れた名湯。
この記事の画像一覧
この記事のタグ
この記事を書いた人
田舎暮らしの本編集部
日本で唯一の田舎暮らし月刊誌『田舎暮らしの本』。新鮮な情報と長年培ったノウハウ、田舎で暮らす楽しさ、心豊かなスローライフに必要な価値あるものを厳選し、多角的にお届けしています!
Twitter:@inakagurashiweb
Instagram:@inakagurashinohon
Website:https://inakagurashiweb.com/
田舎暮らしの記事をシェアする