岡山県の南西部に位置する笠岡市(かさおかし)は、緑豊かな北部、国道やJRが通る便利な市街地、31もの島々を有する瀬戸内海に面した南部と、海も山もまち暮らしも楽しめるところ。気候は安定していて、晴れの日が多く、暮らしやすい環境です。瀬戸内海では地の魚であるメバルやネブトが獲れ、新鮮な魚介類は市内の漁港はもちろん、スーパーにもずらっと並びます。世界に一つしかない「カブトガニ博物館」や、近現代日本画を代表する日本画家・小野竹喬(おのちっきょう)の画業を伝える「笠岡市立 竹喬美術館」など、誇れる文化施設があります。
2023年6月の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
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掲載:田舎暮らしの本 2023年7月号
標高310mの御嶽山(みたけやま)は、龍王宮、御滝権現、御嶽山三十三観音などがあり、地元で親しまれています。山頂付近にある展望台は「幻虹台(げんこうだい)」と呼ばれ、笠岡諸島をはじめとする島々が虹のアーチのように連なる素晴らしい眺望がパノラマで眺めることができ、ハイキングコースとしても人気があります。
笠岡湾には広大な干潟があり、カブトガニが生息しています。近年、環境汚染や埋め立てによって各地でその数を激減させているカブトガニ。約2億年前の中生代に現在のような姿形となり、その後、ほとんど変化していないことから、「生きる化石」といわれています。現在は、神島と西大島の間の海域が数少ないカブトガニ繁殖地で、国指定の天然記念物に指定されています。その繁殖地である神島水道をのぞむところにあるのが、世界で唯一のカブトガニをテーマとした「笠岡市立 カブトガニ博物館」です。カブトガニの生態を知ることで、自然の大切さを学ぶことができます。
海がすぐそば! 気軽に釣りや海の幸を堪能
紹介する物件は、笠岡市大島中の高台に立つ木造平屋で、海まですぐ。物件からは瀬戸内海を一望することができ、海の見える暮らしを求める人や釣りを楽しみたい人に最適です。漁協が近くにあるので、新鮮な魚介類が手に入るのも嬉しいポイント。車で、笠岡駅まで約18分、近くのスーパーまで約11分、笠岡ICまで約23分と、車での生活が主となりますが、海沿いを一望しながらのドライブも楽しむことができます。また、御嶽山の「幻虹台」が近く、道の駅「笠岡ベイファーム」も車で約15分の距離にあります。
築64年の木造平屋は、昔ながらの和風のつくり。トイレが汲み取り式(洋式)のほか、和室の畳の一部汚れ、襖の一部剥がれ、縁側の建て付けが悪く戸の開閉が難しいなど、部分的な補修が必要となります。残っている家財は希望すれば譲渡も可能(不要なものは家主側で処分)。敷地内に駐車場はありません。また売買の場合は山林がセットとなります。この物件は、サイト「だから、笠岡で暮らしたい」の物件情報ページで、VRの内覧画像を見ることができます。
【物件データ】
岡山県笠岡市
250万円
土地:61坪・202㎡
延床:26坪・89㎡
改修費補助:最大30万円
●5K●宅地、山林●傾斜地●法令制限:不明●築64年●汲み取り式トイレ●山陽本線笠岡駅より約9.2km●海へすぐの立地で、約431坪の山林付きのため、海と山の自然が存分に楽しめる木造平屋。近くの大島漁協では新鮮な魚介類が手に入る。床、壁などに部分的な補修が必要。駐車場はなし。春はナノハナ、夏はヒマワリ、秋はコスモスの花畑が広がるエリアが隣接した道の駅「笠岡ベイファーム」へ約7.8km。
●問い合わせ先:笠岡市定住促進センター ☎0865-69-2377
1階には、田の字型に和室が4部屋並んでいます。写真は、玄関ホールの右にある6帖間です。襖の破れや汚れ、畳の劣化などがあります。
1階の台所の様子。システムキッチンやガス台などは設備が古いため、使えるかどうか確認が必要です。給湯器は電気温水器、コンロはガスです。
タイル貼りの浴室は台所の左にあり、ステンレス浴槽というシンプルなつくりです。灯油給湯器で、シャワーはありません。
トイレは汲み取り式なので、気になる場合は改修したいところ。市の改修費補助を活用することができます。
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岡山県笠岡市の魅力を紹介!
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