【岡山県 津山市の魅力】
伝統と自然の宝庫! 城下町の風情と絶品グルメ!
ディーゼル全盛期の鼓動を感じる鉄道遺産、勇壮な滝や清流など自然に恵まれた津山市は、かつて城下町として発展したまちです。
江戸時代からの「養生食い」の習慣があるといわれ、古くからの食肉文化は今も根深く庶民に受け継がれています。牛肉のブロックを数日間干して旨みを凝縮させた「干し肉」、牛肉の骨のまわりの肉をそぎ落とした肉を使う「そずり鍋」、牛のすじ肉をとろ火で煮込みスープ状になったものを冷やし固めたコラーゲンたっぷりの「煮こごり」、牛の大動脈を短く切った「ヨメナカセ」、ご当地グルメで有名な「津山ホルモンうどん」など、肉の旨さを最大限に引き出した食べ方が今に伝わっています。
本誌『田舎暮らしの本』の2023年版「住みたい田舎ベストランキング」(人口5万人以上10万人未満のまち)では、総合部門17位、若者世代・単身者部門5位、子育て世代部門6位、シニア世代部門2位となりました。
【津山まなびの鉄道館(旧津山扇形機関車庫)】
1936年に建設された旧津山扇形機関車庫は、数少ない現存する扇形機関車庫です。奥行22.1mで17線あり、現存するものでは京都の梅小路に次ぐ国内2番目の大きさです。現在は「津山まなびの鉄道館」として、国内で1台のみ製造された国産最大最強のエンジンを積んだディーゼル機関車「DE50-1」などが保存されています。
【そずり鍋】
「そずる」とは、「けずる」「そぐ」といった意味の津山地方の方言です。牛のあばら骨から削り落とした肉を使ったしょう油味がベースの鍋を「そずり鍋」といいます。旨みの強い「そずり肉」を使い、ゴボウ、ニラ、ねぎ、豆腐などを入れて煮込み、スープと一緒に味わいます。濃厚な旨みがスープに溶け出し、煮込まれたそずり肉がほろりとほどけます。
【津山ホルモンうどん】
B級グルメで全国的に知られている「ホルモンうどん」は津山発祥です。ビタミン、鉄分、カルシウムなどの栄養が豊富に含まれたホルモンは、正肉に比べても低カロリーでヘルシー。新鮮なので臭みもありません。市内では50店舗以上の飲食店で提供されていて、お酒の締めはホルモンうどんが定番になっています。
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