まもなくお歳暮シーズンが到来
お歳暮を贈る時期は地域によって異なりますが、東日本は11月下旬~12月20日前後、西日本は12月13日~20日前後が一般的といわれています。そんなお歳暮は近年、カジュアル化が進んでいます。
フォーマルなお歳暮はもう時代遅れ?
お歳暮がカジュアル化する背景には、コロナ禍によって、対面でのギフト需要が減少し、リモートワークの普及により、お歳暮の贈答を廃止する企業の増加などの理由が挙げられます。
さらに今年は、誰かに贈るのではなく、自分へのご褒美として贈るお歳暮も登場。
2022年から続く値上げラッシュの影響を受けて、日常で使える日用品を中心に、儀礼的なギフトから「カジュアルお歳暮」のニーズが高まっている状況です。
百貨店各社も様々な「カジュアルお歳暮」を展開!
髙島屋では、地域の限定グルメなどをウェブサイトで選べるカード型のカタログギフトを今年初めてお歳暮として販売開始。西武・そごうでは、熨斗(のし)の付かない地酒セットを一年間頑張った自分へのご褒美や自宅用として展開していることからも、お歳暮の「カジュアル化」の需要が拡大していることがうかがえます。
お歳暮の「お作法やマナーが億劫」と回答した人は約7割!
ユーザーライク株式会社が、20代から60代の男女1000名に実施した「お歳暮の本音調査」(※1)では、お歳暮についての悩みの数々が判明。調査の結果、約7割(70.8%)の人がお歳暮の「お作法やマナーが億劫」と感じていることがわかりました。
・「何を贈っていいか迷う(68.3%)」
・「毎年贈るものが似通ってしまう(61.0%)」
・「見栄えを気にする(60.9%)」
・「欲しい物をもらった経験がない(54.8%)」
・「毎年もらうものが似通っている(53.9%)」
お歳暮のカジュアル化に賛成派が7割以上!
前述のアンケートでお歳暮のカジュアル化に賛成か聞いたところ、7割以上(74.0%)が賛成と回答。その理由として「気軽に贈れる」「堅苦しさがない」「お返しなど相手が気を遣わなくて済む」が上位となりました。
また、お歳暮を受け取る側も、「ECでもらうことに抵抗はない(68.1%)」「カジュアルギフトでもらいたい(65.2%)」と回答し、贈る側・受け取る側双方の多くがお歳暮のカジュアル化に賛成していることが明らかとなりました。
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