『キャプテン翼』✕サンフレッチェ広島｜「サッカーで世界平和を訴えたい」2024年2月開業予定・新スタジアムでコラボ！

2024年2月開業予定サンフレ新スタジアム「エディオンピースウイング広島」イメージ

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サンフレッチェ広島は、2023年12月28日より指定管理を行う予定の新スタジアム「エディオンピースウイング広島」の開業に先立ち、世界中で人気のサッカーマンガ『キャプテン翼』とのコラボレーションで、「PEACE WING HIROSHIMA PROJECT ONE」をスタートしました。11月に現地で開催された発表会で語られた、プロジェクトに込める思いや実施背景を発表会の様子とともにお届けします。

■「平和」と「スポーツ」の繋がりを伝える街・広島

　広島は、第二次世界大戦で焼け野原となってしまった1945年から街の復興に向けた取り組みはもちろんのこと、国内外に「平和」を発信してきました。

　今回のプロジェクト「PEACE WING HIROSHIMA PROJECT ONE」には、そのような歴史を持つ広島だからこそ伝えられる思いが込められています。サンフレッチェ広島・仙田社長は、プロジェクトの背景について「広島がなぜ復興できたのか？ それに対して私たちは、そこにスポーツの力があった。とりわけ、サッカーの力があったと思っています。サッカーを広島の復興・平和を象徴する存在にしたいと思い、本プロジェクトを立ち上げます」と話しました。また、本プロジェクトの3つのテーマ「スポーツの力」「夢」「世界平和」を発表しました。

今回のプロジェクトに込めた思いを伝えるサンフレッチェ広島・代表取締役社長 仙田信吾氏

あの世界的サッカー漫画『キャプテン翼』とのコラボが実現

　今回、「PEACE WING HIROSHIMA PROJECT ONE」の“キャプテン”に就任したのは、漫画『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一先生。

発表会の中で高橋先生のライブドローイングを実施

　コラボレーションの背景には、『キャプテン翼』の作品の中で描かれた主人公・大空翼が優勝スピーチとして、サッカー世界平和宣言をするシーンがあるとのこと。

 「スポーツの力」「夢」そして「世界平和」というテーマを基にプロジェクトとして活動を作っていくこと考える際に、県内はもちろんのこと、広島県外の方々、そして世界の方々に対してどうしたら伝えることができるのかを考え、スポーツが持つ力、夢を持ちそこに向かって成長していく人々、そして苦難を乗り越え前向きに生きる人々の姿が描かれる『キャプテン翼』とともに、世界に発信していくことが決まりました。

　また、プロジェクトの内容として、プロジェクトの象徴となる全長約10mの巨大壁画「ピースウォール」の設置やスタジアムミュージアムでの『キャプテン翼』企画展示の実施なども発表されました。

©︎高橋陽一／集英社『キャプテン翼』サッカー平和宣言

　発表会に登壇した、高橋先生は「新スタジアムの建設は、いちサッカーファンとしてもとても楽しみで、そのスタジアムに僕の壁画を飾っていただけるということを大変光栄に思います。今回のプロジェクトのテーマにあるような『スポーツの力』『夢』『世界平和』は『キャプテン翼』を描く中でも大きなテーマだったので、それも踏まえて、今回選ばれたことをとても嬉しく思います」とキャプテン就任の喜びを話しました。

　また、「平和」についての自身の考えを聞かれた際には、「まさに翼くんの優勝スピーチ（サッカー世界平和宣言）が僕の考える世界平和そのものです。サッカーというスポーツは世界中で愛されるスポーツなので、世界平和を訴えるということに関してとても適していると思います。また、広島という地も平和を発信する街としてふさわしいと感じているので、今回のプロジェクトを通して、あらためて世界平和について発信していきたいです」と作品に込めた想いとともにキャプテンを務める意気込みを伝えました。

発表会には、仙田社長・高橋先生のほか、サンフレッチェ広島 アンバサダー・森﨑浩司氏、サンフレッチェ広島レジーナ 所属・近賀ゆかり選手も登壇。

　今回は、平和の街広島から新たに発信する「PEACE WING HIROSHIMA PROJECT ONE」についてお届けしました。

 『キャプテン翼』ファンはもちろんのこと、サッカーファンもそうでない人も開業が待ち遠しくなったのではないでしょうか？

 「エディオンピースウイング広島」の開業もまもなくです！ 次回はスタジアムの魅力なども発信していきますね！ お楽しみに。

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