【3】何でも相談できる先生を見つけよう
地元の人と仲よくするのは田舎暮らしで大切だが、親戚付き合いのような深い関係は誰とでも築けるわけではない。話しやすい人・気難しい人、酒が飲める人・飲めない人、考え方の近い人・遠い人といった要素が噛み合って初めて成立する。気心が合いそうな人が見つかったら、ぜひ田舎暮らしの先生になってもらおう。移住したばかりのころは、お祝いや香典をいくら包んだらいいか、山菜やキノコはどうやって見分けたらいいか、この野菜はいつ収穫すべきかといった疑問が次から次へと湧いてくる。それを先生に相談するのだ。
ただ、いつも一緒だと相手も気疲れする。農作業が忙しくないときに顔を出すなど、無理のない範囲で関係を築くべきだ。
【4】隣近所とは絶対にケンカしない
昔は「向こう三軒両隣」という言葉があった。親しく付き合う近所の範囲で、回覧板を回したり、味噌・しょう油が切れたら一時的に分けてもらったり、子どもを預かってもらうような関係だ。現代では隣組制度は廃れているが、その名残がある農村も存在する。そういうところでケンカをすると、ものすごい緊張感が生まれる。
境界杭がずれた、除雪作業で雪が入ってきた、ペットが入って粗相した、など近隣トラブルの種は少なくない。一度もめると関係修復は難しく、最悪の場合は都会へ逆戻りになってしまう。角突き合わせるよりも多少の不満は我慢するほうが、精神衛生上も好ましい。隣近所とのケンカは絶対にタブー。努めて良好な関係を保ちたい。
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この記事を書いた人
山本一典
田舎暮らしライター/1959年、北海道北見市生まれ。神奈川大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、85年からフリーライター。『毎日グラフ』『月刊ミリオン』で連載を執筆。87年の『田舎暮らしの本』創刊から取材スタッフとして活動。2001年に一家で福島県田村市都路町に移住。著書に『田舎不動産の見方・買い方』(宝島社)、『失敗しない田舎暮らし入門』『夫婦いっしょに田舎暮らしを実現する本』『お金がなくても田舎暮らしを成功させる100カ条』『福島で生きる!』(いずれも洋泉社)など。
Website:https://miyakozi81.blog.fc2.com/
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