田舎暮らしの本 Web

  • 田舎暮らしの本 公式Facebookはこちら
  • 田舎暮らしの本 メールマガジン 登録はこちらから
  • 田舎暮らしの本 公式Instagramはこちら
  • 田舎暮らしの本 公式X(Twitter)はこちら

田舎暮らしの本 12月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 12月号

10月31日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

田舎の人付き合いのコツ/移住者が知っておきたい12カ条

執筆者:

【7】地域で「役に立つ人間」になろう

 都会の仕事を辞めた人は、別の場所で自分の役割を見つけることが大切。地域とかかわることで自らの存在意義を確認するのがベストだが、マンション住まいで隣近所との接触を避けてきた人が少なくない。近くに地域デビューできる場がなければ、田舎暮らしはその大きなきっかけになる。田舎には冠婚葬祭の手伝い・参加、道端の草刈りをする共同作業など、役に立つ仕事がいっぱいあるからだ。

 子どもがたくさんいる家庭が移住すると、少子化対策に貢献できるので歓迎されやすい。消防団やお祭りの組織も人材が不足しており、そこに参加することで地域の仲間入りができ、仕事の情報なども入ってくる。若い夫婦はPTA活動にもできる限り参加したい。

 

【8】もらいもののお返しは頭に入れておく

 田舎暮らしのメリットは、農家さんから野菜をもらえること」と平気で口にする移住者が稀にいる。移住歴22年の筆者に言わせれば、とんでもない話だ。わが家にも野菜や米を持って来てくれたり、「キュウリは足りてるかい」と声をかけてくれるご近所はたくさんいる。しかし、田舎でもらいっぱなしというのはあり得ない。つねにお返しのことは頭の中に入れている。人間として当然のことだ。

 ただ、頻繁にお返しをするとかえって相手に気を使わせることになるので、年に1~2回の旅行で地元の人にとって珍しい海産物などのお土産を配る程度に留めている。また、ご近所の畑を観察し、栽培していない野菜をお裾分けすると喜ばれること請け合いだ。

この記事のタグ

この記事を書いた人

山本一典

山本一典

田舎暮らしライター/1959年、北海道北見市生まれ。神奈川大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、85年からフリーライター。『毎日グラフ』『月刊ミリオン』で連載を執筆。87年の『田舎暮らしの本』創刊から取材スタッフとして活動。2001年に一家で福島県田村市都路町に移住。著書に『田舎不動産の見方・買い方』(宝島社)、『失敗しない田舎暮らし入門』『夫婦いっしょに田舎暮らしを実現する本』『お金がなくても田舎暮らしを成功させる100カ条』『福島で生きる!』(いずれも洋泉社)など。

Website:https://miyakozi81.blog.fc2.com/

田舎暮らしの記事をシェアする

田舎暮らしの関連記事

【東北エリアで特産品を生み出す!】鳥海山の麓のまちで耕す夢は、地域を盛り上げるワイナリー|秋田県由利本荘市

【東北エリアで特産品を生み出す!】豊穣の三陸海岸に集まれ! 海が大好きな期待の若手漁師たち|宮城県気仙沼市

【出産・子育て支援】「生まれてきてくれて ありがとう」。地域からの贈り物 ― いま注目を集める「出産記念品」とは?

選手一人ひとりが主人公!発足1年で全国大会出場を果たした八代市の男子プロバレーボールチームが熊本県初のVリーグ参入を目指す

【東北エリアで特産品を生み出す】全工程が手作業の毛織物。ホームスパンに魅せられて職人に|岩手県雫石町

【東北エリアで特産品を生み出す】自然の美しさや多様性を伝える、こけが題材の「小さな奥入瀬」|青森県十和田市

《シニア専用ハウスあり》《一人暮らし・老後も安心》海も山も一望できる「伊豆下田オーシャンビュー蓮台寺高原」で自分らしく暮らす【静岡県下田市】

迷ったらコレ!ふるさと納税でお得に行く“癒やしの大分旅”|クーポンでお得に旅して、子どもたちの未来も応援!

《シニア専用ハウスあり》《一人暮らし・老後も安心》海も山も一望できる「伊豆下田オーシャンビュー蓮台寺高原」で自分らしく暮らす【静岡県下田市】