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田舎暮らしの本 1月号

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田舎暮らしの本 1月号

12月3日(火)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

小さな畑で多品種、多収量!自然菜園でプチ自給 【第7回】

掲載:2024年11月号

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初霜で菜園は一気に冬
夏野菜を片付けて越冬野菜をスタート

初霜は冬への扉。夏野菜の収穫や秋冬野菜の種蒔きは終わり、根菜類や葉菜類は寒さで甘味がアップします。来シーズンを見据え、夏野菜の残さは遅れずに刈って草マルチに活用しましょう。越冬野菜の種蒔きと植え付けはタイミングよく進めてください。

11片付け&越冬野菜開始

初霜が降り、寒さに当たって甘味を増す秋冬野菜。冬を迎えた菜園は葉菜類と根菜類の収穫最盛期。

○初霜で菜園は冬の装いに

 温暖地に区分される地域では、例年11月に初霜を迎えます。寒さに弱いカボチャやサツマイモの葉は初霜で焼けたように枯れ、菜園の季節を2つに分けるなら、この日を境に夏から冬へと一気に変わります。ホウレンソウなどが寒さで甘味を増し、おいしくなるのもこの時期です。

○夏野菜の片付けは霜枯れ前に

 トマトやピーマンなどは初霜の前に穫り、冷蔵庫で半月ほど保存できます。茎葉は霜枯れする前に細かく切り分け、その場で草マルチに。枯れた後では生き物も増えにくく分解も遅くなって草マルチの効果が薄れます。周囲の草も枯れる前に刈って草マルチにしましょう。

ナスやトマトなどの収穫を終えた夏野菜は枝と茎を30cmほどの長さに刻み、その場で草マルチに。一握りの米ぬかを上から薄く撒いてなじませ、発酵を促してもよい。

サトイモを収穫したら茎葉を刻み、収穫した穴に入れて埋め戻しておく。

○越冬野菜の種蒔きと植え付け

 初霜前後にスタートするのは越冬して翌年の初夏に穫る野菜や麦類です。これらを上手に越冬させるには、右表のように寒さに強い大きさで冬を迎えるのがポイント。ソラマメ、エンドウの種蒔き、越冬キャベツ、タマネギの定植など、地域ごとの適期を逃さず進めてください。

越冬キャベツは本葉8~10枚で冬越しさせる。

 

監修/竹内孝功

たけうち・あつのり1977年生まれ。長野県を拠点に菜園教室「自然菜園スクール」などを開催。著書に『自然菜園で育てる健康野菜 ゼロから始める無農薬栽培』『完全版 自給自足の自然菜園12カ月 野菜・米・卵のある暮らしのつくり方』、新装版『無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(すべて宝島社)ほか多数。

WEBサイト「@自給自足Life」https://39zzlife.jimdofree.com/

 

文・写真/新田穂高 イラスト/関上絵美・晴香

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