2 骨組み
キャビンの形を決定づける骨組み。扉や窓の位置もここで決まります。正確に直角を出していかないと、全体が歪んでしまうので、くれぐれも慎重に。
2-1 差し金で確実に直角を出す
木材の長さが揃っていても、手を抜かず毎回測らないと、柱が歪みます。差し金を使って確実に直角を出すことが重要です。縦柱は窓や扉の位置を考えて設置しましょう(水色の×印のテープが窓の予定位置)。
2-2 窓やベニヤに合わせて垂木を配置
屋根の垂木(たるき)は、ベニヤのつなぎ目部分に入るように。「リーゼント」の部分は、やや長めの垂木をダブルにして強度を出しています。
3 屋根・防水
雨や直射日光が当たる屋根は、モバイルハウスをつくるうえで、とても重要な部分。ベニヤ合板に、ベランダなどに使用する防水剤を塗布することで、雨漏りを防止しています。
3-1 ベニヤの合板で屋根をつくる
屋根も床と同様、ベニヤの合板。中央部には、採光のための天窓のスペースをあけています。
3-2 太陽光パネル設置レール
キャビンの前方(「リーゼント」の上部)には、太陽光パネルを取りつけるためのレールを。
3-3 玄関などへの水滴落下防止
縁側や玄関を設置予定箇所の上部には、雨が落ちてこないように、アルミのレールを取りつけました。
3-4 防水剤はシートより軽量
屋根の防水はとても重要。防水シート&ガリバリウム鋼板では重量がかさむので、防水剤を使用しました。
3-5 隙間や穴は防水剤で埋める
グレーの主剤を塗布。ベニヤ材のつなぎ目の隙間や穴なども、防水剤が埋めてくれます。
3-6 ウレタン樹脂の防水剤を使用
さらにグリーンのトップ剤を塗布。これらの防水剤はウレタン系の樹脂で、住宅のベランダや屋上などによく塗られているものです。
完成すると、このような屋根になります。
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田舎暮らしの本編集部
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