6 内装
室内はヒノキ板の内装に合わせて和風のテイストにするため、床には畳を敷きました。電気の配線は壁の裏側に隠すなど、シンプルですっきりした室内になるように、工夫しています。
6-1 床は畳敷きの和風仕様
床板の上の、単管の補強材の周囲に再び断熱材を敷き、その上に薄めの畳を設置。
6-2 畳のサイズはオーダー可能
近年、住宅でも使われる薄手の畳。オーダーすれば、好みのサイズにつくってもらえます。
6-3 室内の電気配線を設置
太陽光発電からの電気を引きました。貼ったテープの位置に、ケーブルが通っています。
6-4 配線は壁の内部に埋め込む
配線は断熱材や垂木の一部を削って、埋め込んでいます。内板をしっかり留めれば完成です。
7 積み下ろし
最大で350 kgの重量となるキャビンは、ジャッキアップしないと降ろせません。あらかじめ置きたいスペースに車ごと移動し、単管を足場としたまま保管します。使用するジャッキによしますが、今回使用したベーシックなタイプはかなりの力が必要。所要時間は1時間ほどです。
7-1 単管をつなぎ上下させる工具が必要
キャビンの積み降ろしに必要な工具。単管と、それらをつなぐクランプ、上下させるためのジャッキベース。
7-2 所定の位置に単管を設置する
あらかじめ確保してある穴に単管を突っ込みます。単管は前後2カ所でもいいですが、3カ所にすると安定感がぐっと増します。
7-3 縦方向と前後に単管をつなぐ
ジャッキベースを下につけた単管を立てて、結合。さらに3本を別の単管で結合します。これで3本がほぼ同時に動くようになります。
7-4 浮いてきたら車を引き抜く
6本を順に少しずつジャッキアップし、充分に上がったら車を前方へ動かせば完了。再び載せるときは、同じ位置に車を止め、ジャッキを下ろしていきます。
文/渡瀬基樹 写真/鈴木千佳
この記事のタグ
この記事を書いた人
田舎暮らしの本編集部
日本で唯一の田舎暮らし月刊誌『田舎暮らしの本』。新鮮な情報と長年培ったノウハウ、田舎で暮らす楽しさ、心豊かなスローライフに必要な価値あるものを厳選し、多角的にお届けしています!
Twitter:@inakagurashiweb
Instagram:@inakagurashinohon
Website:https://inakagurashiweb.com/
田舎暮らしの記事をシェアする