長野市(ながのし)は長野県の北部に位置し、古くから善光寺の門前町として栄えてきた県庁所在地。明治30年に県内で初めての市となり、県庁などの官公庁が置かれたことや新幹線の整備により、政治・経済の中心として、さらに交通の要衝として発展してきました。周辺の観光地への玄関口でもあり、長野駅からは白馬や野沢温泉、志賀高原方面へのアクセスがいいのはもちろん、東京駅へも約一時間半で移動することができます。周囲を山々に囲まれた盆地にあるため、日中と夜間の寒暖の差が激しいのも特徴。特に夏の日中は、標高の割には気温が高くなりますが、朝夕は涼しいため過ごしやすいです。
長野市庁舎からの景観です。新幹線の線路と街並みの向こうに、美しい山々が見えます。長野市は都市機能が充実した県都ですが、自然豊かな中山間地域も近く、家は田舎に持ち、市街地へ通勤する人も多くいます。
奥裾花(おくすそばな)自然園は、新潟県境に近い裾花(すそばな)川の源流部にあり、一帯は林野庁の「水源の森百選」にも選ばれています。園内には、60数種の野鳥、クロサンショウウオ、長野県天然記念物のモリアオガエルのほか、クマ、シカ、サルなど多くの野生生物が生息しています。見どころは、本州随一といわれるミズバショウの大群落。春の雪解けとともに花が咲き、ゴールデンウィークごろから6月上旬まで白い清楚な姿を見せてくれます。また、園内に広がるブナの原生林は絶好の森林浴スポット。紅葉は10月中旬ごろから始まり、自然園手前の奥裾花渓谷も含め10月下旬まで楽しめます。
今回紹介する物件がある「鬼無里(きなさ)」は、周囲を山々に囲まれ、裾花川の源流域に沿って広がる「伝説の谷」。「鬼の無い里=きなさ」という地名の由来は諸説ありますが、広く知られているのは、天武天皇による遷都計画を阻むため、そこで暮らしていた鬼たちが一夜で山を築いたものの天武天皇に退治されてしまったという「一夜山(いちやさん)伝説」と、京の都から流された紅葉という女性が山賊を仲間に都へ上ろうとしたのだが討伐されてしまったという「鬼女紅葉(きじょもみじ)伝説」です。ほかにも、木曽義仲ゆかりの物語や、かつて湖の底だったことを示す舟繋ぎの木の存在など、多くの言い伝えが残っています。
国道沿いに立つ日当たり良好な物件
物件がある鬼無里は、裾花川の源流域にある「伝説の谷」。裾花川と天神川の合流地点に近く、渓流釣りが楽しめるほか、登山やトレッキングもでき、近隣のアウトドアファンから人気が高い地区です。鬼無里が日本海につながる海の底だったことを示す地層が残っている「奥裾花渓谷」、裾花川の枝沢に懸かる落差60mの段瀑「文殊の滝」、戸隠連峰の西岳や北アルプスの雄大な姿が望める「大望峠(だいぼうとうげ)展望台」なども近く、神秘と自然を堪能することができます。
国道406号沿いに建つ築46年の木造2階建ては状態がよく、大きな改修なく住むことができます。1階は昔ながらのほぼ田の字に和室が4部屋並び、2階には和室が2部屋あり、部屋数が多く子どもがいる家族にもオススメです。1階に納戸があり、収納も充分。写真に家財が写っていますが、所有者が片付けを行っています。道路向かいにある車庫が利用できるため冬季の車の保管も安心です。
【物件データ】
長野県長野市
120万円
土地:36坪・121㎡
延床:35坪・118㎡
改修費補助:最大130万円
処分費補助:最大10万円
●6SDK●宅地●緩傾斜地●都市計画区域外●築46年●水洗トイレ●長野自動車道長野ICより車で約60分●長野市北西部の自然豊かな鬼無里地区に位置する。小学校へ約5.3㎞、中学校へ約5.2㎞。車で、通年営業のキャンプ場・鬼無里ランタンヴィレッジへ約17分、鬼無里の湯へ約6分。道路を挟んで物件の向かいにある車庫の利用が可能。
●問い合わせ先:長野市移住推進課 ☎026-224-7721
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長野県長野市の物件の内観と魅力を紹介!
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