全国に広がっている住みます芸人の笑いあふれる地域協力活動にフィーチャーした、「47都道府県エリアプロジェクト(あなたの街に“住みます”プロジェクト)」をレポート! 今回は、現在、岡山県で水族館の再生事業に奮闘する「住みます芸人プロジェクト」の初代メンバー・江西あきよしさんをクローズアップします。
岡山県住みます芸人
江西あきよし
えにしあきよし|1979年12月29日生まれ。岡山県岡山市出身。ピン芸人。2000年入社(岡山事務所)。芸歴23年。合言葉は「エニシングOK!」。
住みます芸人活動歴:2011年4月~
活動拠点:岡山県岡山市
住みます芸人の主な活動:レギュラー番組、イベント出演、ボートレース配信、湯原温泉お笑い芸人番頭、渋川マリン水族館PR大使・プロデュース、里庄町まこもたけ広め隊隊長、BSよしもと関連 など。
趣味:我が家のそうじ、競馬、阪神タイガーズの応援
特技:詩吟、柔道、パチンコ屋のマイクパフォーマンス
【レギュラー出演】
「なんしょん?」(OHK岡山放送)、「ななスパBIZ」(TSCテレビせとうち)、
「あっぱれ♪」「ブーカツ!」「はなまるPARK児島DE遊ぼ~と」(KCT倉敷ケーブルテレビ)、「岡山応援ラジオ」(岡山シティエフエム)、「福山シティFCの拉麺談議」(笠岡放送)
X(旧Twitter):@enishiakiyoshi
Instagram:enishing_ok
Facebook:江西 あきよし
YouTube:Enitube @enitube8848
見た目も心も岡山色に染めて、一人じゃ何もできない僕が仲間とともに新しい岡山を作る
2011年に始まった「住みます芸人プロジェクト」の初代メンバーとして、この活動をスタートした江西あきよしさん。岡山県内での活動が13年目に突入しました。最初は芸人としてまったく実績のなかった江西さんを知る人や、味方もおらず、たまたま入る案件をただ一生懸命にやるだけの毎日だったそう。
【岡山県岡山市】
「岡山県は全国魅力度ランキングでも毎回半分より下に位置していて地味な県に思われがちですが、四国や山陰の玄関口の都道府県でもありますし、関西と中国九州を繋ぐ都道府県でもあります。そのため、必ず新幹線は止まりますし、岡山駅で降りたことはないけど通過したことはあるって方が多いですね(笑)。晴れの国と呼ばれるくらい気候がよく、瀬戸内海の海の幸と、温暖な気候がもたらす、ブドウや桃、イチゴなどのフルーツがとても美味しい場所です」(江西あきよし)
実績もなく孤立していた「江西くん」から、地域でおなじみの「えにっちゃん」へ
「住みます芸人プロジェクト」に参加する前は、実績もなく孤立していた江西さん。しかし、住みます芸人2年目の2012年、転機が訪れます。
「ある日突然、『住みます芸人に温泉に住んでもらい、温泉街の活性化をお願いしたい』と連絡があったんです!」。岡山県北・真庭市にある有名な温泉地「湯原(ゆばら)温泉」からの依頼が舞い込み、戸惑う江西さん。
「その話を初めて聞いたときには、正直、『生まれた地元でもなく、縁もゆかりもない地になぜ?』『僕なんかが行って何ができるの?』と疑問に思ってしましました。が、当時の中国地区エリア担当の吉本興業の社員さんから『断るのもアリやけど、かわりに他の芸人さんが行くことになってしまいますよ』と檄を飛ばしてもらい、『やります!』って。躊躇せずに(笑)」
地域の人々との協力で着実に前進していく江西さん。地元の皆さんとの信頼関係を築くため、地域に根ざした活動を心がけます。その結果、地域の一員として認められ、地元の活性化に尽力することとなります。
「当時の湯原商工会青年部の皆さんや、旅館組合の皆さんと地域活性化に取り組んだのですが、基本的に最初は地域の皆さんと仲良くなることを心がけました。
だって、移住したのに地元の皆さんに嫌われたら地獄ですからね(笑)。
どんなことがあろうと地元の皆さんの前では嫌な顔はしなかったし、悩みがあっても愚痴も言わない。宴席や会合には必ず顔を出して、毎朝温泉街のゴミを拾い、子どもたちの学校への送迎バスをお見送りする。そんなことを続けていたら、いつのまにか皆さんの僕に対する呼び名が『江西くん』から『江西ちゃん』になり『えにっちゃん』になっていました(笑)。
次ページ:「地域の一員として認められ、地元の活性化に尽力」
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする