掲載:2022年6月号
2022年4月上旬の情報です。
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昔から避暑地として愛されてきた嬬恋村。夏のゴルフやサイクリングはもちろん、冬はスキーやスノーシューと、シーズンを問わず楽しめる土地。標高約1000mの別荘地に立つ、多目的に使えそうなサンルームとデッキ付きの物件を紹介する。
群馬県嬬恋村(つまごいむら)は、長野県との県境に位置する高原地帯の村。夏秋キャベツの生産量は日本一。年間の平均気温は8℃前後と涼しい。電車の場合、軽井沢駅からレンタカーが便利。車の場合は東京から関越自動車道経由で約3時間20分。
【嬬恋村の物件】周囲にゴルフ場が点在!大きな窓が開放的な3LDK
1階のデッキの床材は木ではなく樹脂(人工木)。屋根もある。2階のガラス張り部分がサンルームだ。
野鳥の声が響き渡る、静かな別荘地。道路はきれいに舗装されている。家の前に2台駐車可能。
デッキとサンルームで高原の四季を満喫
群馬県最西端に位置する嬬恋村。日本百名山の山々に囲まれた標高800〜1200mの高原地帯に広がる村で、夏秋キャベツの出荷量日本一を誇る。古くから避暑地として人気を集めていたこともあり、村内には別荘地が点在。最近は定住する人も増えているという。
最初に紹介する物件は、標高1000m付近に広がる別荘地「寿(ことぶき)の郷(さと)青山台(あおやまだい)」の2階建ての家だ。
玄関から見るとこぢんまりとした印象だが、中に入ると思っていたより広く感じる。4畳半と6畳が2間続いた和室は南向きで、窓から日が差し込んで明るい。東側には、ガーデンテーブルのセットがちょうど置ける広さのデッキ。目の前にはモミジの木があり、秋の暖かい日には紅葉を眺めながら外でお茶が楽しめそう。
2階への階段を上ると、和室の奥、ちょうどデッキの真上に3面ガラス張りのサンルームが現れた。
「ここがこの物件の最大の魅力だと思います」
そう話すのは、担当不動産会社、浅間高原らいふ(株)の黒岩佐予子(くろいわさよこ)さん。
「目の前のモミジは、所有者さんがここから見るために植えたんです。洗濯物を干すのもいいけれど、アトリエにしたり、ソファを置いて音楽を楽しんだり、いろいろな使い方ができると思いますよ」
留意点もいくつかある。しばらく利用していないので、水回りに破損がないか確認したい。風呂は古いバランス釜なので取り換えを。バスルーム内のスペースは余裕があるので、少し大きめのバスタブを入れれば快適になりそうだ。トイレは昔懐かしい和式の簡易水洗。気になる人は改修しても。
「建物自体がしっかりしているので、この価格ならお買い得だと思います」(黒岩さん)
周辺にはゴルフ場や温泉が点在しており、森の中では野鳥観察なども楽しめる。また、軽井沢や草津も近く、小旅行の拠点としても便利な場所だ。家族揃って滞在を楽しむのにピッタリな家といえるだろう。
【物件データ】
群馬県嬬恋村
250万円
土地:88坪・291㎡
延床:18坪・62㎡
改修費補助:最大20万円
●3LDK●宅地●平坦地●都市計画区域外●築41年●簡易水洗●上信越自動車道碓氷軽井沢ICより車で約65分●定住者も多い「寿の郷青山台」別荘地内の物件。車でスーパーやホームセンターへ約10分、温泉「つつじの湯」へ約15分、長野県軽井沢町へ約40分。定住の場合、幼稚園と小・中学校へ車で10分程度。管理費年額5万9400円。
●問い合わせ先:交流推進課 ☎0279-82-5191
写真中央が玄関。キッチン・ダイニングは広々として使いやすそう。固定資産税が年1万5700円と安いのもうれしい。
ココがオススメ
目測4畳半ほどのサンルーム。大きな窓が3面あり、趣味のアトリエやリラックス部屋にピッタリ。
日当たり良好な南向きの和室。襖を外せば広々と使える。残置物がないのもうれしい。
2階の和室。障子の向こう側はサンルームだ。木立に囲まれているが、日当たりは良好。
2階には小さな窓付きの収納部屋がある。ほかにも各部屋に押し入れなどが設えられている。
凍結防止ヒーターは消耗品で替えどき。冬は−15℃くらいまで下がるので、新しいものにしよう。
補修が必要
風呂はバランス釜で、交換が必要だ。現在は小さめのバスタブが置かれているので、リフォームしても。
レトロなタイル張りの和式トイレ。下水道は整備されていないので、改修する場合は浄化槽になる。
物件周辺の楽しみ
万座温泉など、名湯多し!
ゴルフやスキーのほか、万座温泉などの温泉を巡るのがオススメ。草津や軽井沢へのアクセスも良好なので、嬬恋を拠点に小旅行を楽しんでも。
浅間山とキャベツ畑
グリーンシーズンには、キャベツ畑の向こうに浅間山がそびえる絶景スポットとして知られている。
物件から車で10分ほどのところにあるスーパー「Aコープ」。近くにはホームセンターも。
県道沿いに湧き出る「干俣(ほしまた)の清水」。ペットボトル持参でこの水を汲みに来る人が多い。
嬬恋村移住支援情報
移住希望者へのワンストップ相談窓口として、「移住・集落支援室」を開設。「別荘地に定住したい」「集落に溶け込んで暮らしたい」といった希望に寄り添い、きめ細かにサポート。移住を目的とした住居・仕事探しのときの宿泊に利用できる「お試し滞在補助金」もある。
問い合わせ先:交流推進課 ☎0279-82-5191
https://www.tsumagoi-style.com/
嬬恋村地域交流センターに、移住・集落支援室と浅間山ジオパーク推進室が併設されている。
「一度来ると、また来たくなる村です!」と、交流推進課の反町史典さん。
文/はっさく堂 写真/村松弘敏
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