掲載:2022年11月号
2022年9月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
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今回紹介する平屋は、四季折々に移ろう田園に囲まれているのに、ホームセンター、コンビニ、スーパー、郵便局などへ徒歩10分以内。子育て世帯からシニアまで快適に暮らせる。アイデア次第で幅広く活用できる機能的な土間スペースも!
多目的に使える2階建ての納屋付き!
のどかなのに意外に便利。古いけど適度に機能的
JR芸備線(げいびせん)や国道54号などの幹線道路が通り、三次市の西の玄関口という一面を持つ一方、標高300〜400mの山々を望み、田畑を中心とする開けた土地が広がる川地(かわち)地区。山辺ではホタルが飛び交うこの地区の一角に、美しい田園に囲まれた160万円の物件がある。200mほど先には、中国地方最大の一級河川である江(ごう)の川(かわ)がゆったりと流れ、見晴らしのよい土手の散策も気持ちいい。
「穏やかな空気に包まれた静かな環境や、平屋での暮らしを求めている方にオススメです」
そう話すのは、定住対策・暮らし支援課の山本咲(やまもとさき)さん。母屋へ入ると、西側には和室を中心とする4室が田の字形に配置され、東側には応接間(洋室)とDKが並び、どの部屋からものどかな田んぼの風景が眺められる。内装や設備を見ると全体的に古びた印象は否めないが、浴槽には追い焚き機能、トイレは温水洗浄便座付き。浴室の水栓の不備や雨漏りは、すでに修理済みだという。
「もう1つのポイントが、母屋と納屋の間に設けられた土間スペースでしょう。15坪ほどの広さがあり、複数台の車が置けるガレージとしてはもちろん、多目的にご活用いただけます」
と、山本さん。母屋の勝手口や納屋と直接つながり、屋根付きだから雨の日でも問題なし。現状では使えない五右衛門風呂が設置されているが、設備を整えて再生するのも面白い。土間の一角には流し台も備え、例えばDIYや木工、バイクのメンテナンスなど、趣味を満喫する隠れ家として重宝しそう。
近隣には生活関連施設が点在し、思いのほか便利。ホームセンター、コンビニ、スーパー、郵便局などへ徒歩10分以内だ。
【物件データ】
広島県三次市
160万円
土地:156坪・517㎡
延床:41坪・138㎡
菜園:あり
取得費補助:最大15万円
改修費補助:最大100万円
●5DK●宅地●平坦地●都市計画区域外●築47年●簡易水洗●中国自動車道三次ICより約9.3km■上志和地町(かみしわちまち)の木造平屋。北東側に幅約2mの舗装公道。芸備線志和地駅へ約1.1km、川地小学校へ約1.5km、川地中学校へ約1.6km、市立三次中央病院へ約10km、たかみや湯の森へ約14km、君田温泉へ約23km。洪水想定区域。
●問い合わせ先:定住対策・暮らし支援課 ☎0824-62-6129
周辺環境
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三次市の「食」
多岐にわたるご当地の味覚
豊かな水に恵まれた三次市は、古くから米どころ、酒どころとして名高い。「朝晩の寒暖差が大きい気候を生かし、アスパラガスやホウレンソウといった野菜のほか、ピオーネなど上質な果物も栽培されています」と、山本さん。さらにワニ(サメ)料理、霧里ポーク、「三次唐麺焼」のほか、個性派グルメが盛りだくさん。
三次市オススメスポット&グルメ
野菜や果物からワインまで
「農業とともに商工業が盛んな三次市。地元の味覚が買えるスポットは、農産品や加工品が揃うトレッタみよし、布野特産センター(道の駅『ゆめランド布野』)、三次ワイナリーなど、充実しています」と、山本さん。秋から春に「霧の海」が見られる高谷山、「江の川カヌー公園さくぎ」をはじめ、憩いの名所も数多い。
三次市移住支援情報
子育て世帯には補助を増額
空き家バンク物件を購入して改修する場合、最大50万円を補助する。同居家族1人につき小学生以下20万円、中学生以上10万円、上限額を拡充(基本額と合わせて最大100万円)。改修しない場合や新築住宅取得なら、移住者住宅取得奨励金として15万円を交付(併用不可)。また、移住検討者には「みよし暮らし体験支援事業助成金」を用意。
問い合わせ先:定住対策・暮らし支援課 ☎0824-62-6129 https://miyoshi-style.com/
文・写真/笹木博幸
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