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田舎暮らしの本 11月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 11月号

10月3日(木)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

160万円のキレイな平屋は「趣味に使える大空間」付き!コンビニもホームセンターも徒歩圏【広島県三次市】

掲載:2022年11月号

2022年9月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら!→三次市空き家バンク

今回紹介する平屋は、四季折々に移ろう田園に囲まれているのに、ホームセンター、コンビニ、スーパー、郵便局などへ徒歩10分以内。子育て世帯からシニアまで快適に暮らせる。アイデア次第で幅広く活用できる機能的な土間スペースも!

 

多目的に使える2階建ての納屋付き!

「田んぼに囲まれた立地が魅力です」と担当者の皆さん。左から定住対策・暮らし支援課の山本咲さん、三次市集落支援員(川地地区)の並河稔眞さん、移住コーディネーターの柄洋恵さん。

 

のどかなのに意外に便利。古いけど適度に機能的

 JR芸線(げいびせん)や国道54号などの幹線道路が通り、三次市の西の玄関口という一面を持つ一方、標高300〜400mの山々を望み、田畑を中心とする開けた土地が広がる川地(かわち)地区。山辺ではホタルが飛び交うこの地区の一角に、美しい田園に囲まれた160万円の物件がある。200mほど先には、中国地方最大の一級河川である江(ごう)の川(かわ)がゆったりと流れ、見晴らしのよい土手の散策も気持ちいい。

「穏やかな空気に包まれた静かな環境や、平屋での暮らしを求めている方にオススメです」

 そう話すのは、定住対策・暮らし支援課の山本咲(やまもとさき)さん。母屋へ入ると、西側には和室を中心とする4室が田の字形に配置され、東側には応接間(洋室)とDKが並び、どの部屋からものどかな田んぼの風景が眺められる。内装や設備を見ると全体的に古びた印象は否めないが、浴槽には追い焚き機能、トイレは温水洗浄便座付き。浴室の水栓の不備や雨漏りは、すでに修理済みだという。

「もう1つのポイントが、母屋と納屋の間に設けられた土間スペースでしょう。15坪ほどの広さがあり、複数台の車が置けるガレージとしてはもちろん、多目的にご活用いただけます」

 と、山本さん。母屋の勝手口や納屋と直接つながり、屋根付きだから雨の日でも問題なし。現状では使えない五右衛門風呂が設置されているが、設備を整えて再生するのも面白い。土間の一角には流し台も備え、例えばDIYや木工、バイクのメンテナンスなど、趣味を満喫する隠れ家として重宝しそう。

 近隣には生活関連施設が点在し、思いのほか便利。ホームセンター、コンビニ、スーパー、郵便局などへ徒歩10分以内だ。

【物件データ】
広島県三次市
160万円
土地:156坪・517㎡
延床:41坪・138㎡
菜園:あり
取得費補助:最大15万円
改修費補助:最大100万円

5DK宅地平坦地都市計画区域外●築47年簡易水洗中国自動車道三次ICより約9.3km上志和地町(かみしわちまち)の木造平屋。北東側に幅約2mの舗装公道。芸備線志和地駅へ約1.1km、川地小学校へ約1.5km、川地中学校へ約1.6km、市立三次中央病院へ約10km、たかみや湯の森へ約14km、君田温泉へ約23km。洪水想定区域。
●問い合わせ先:定住対策・暮らし支援課 ☎0824-62-6129

玄関ホールはゆとりのある広さ。和室側からもガラス障子越しに明るい光が入る。

和室から改装したものと思われる北側の洋室。天井のシミが気になるな ら張り替えが必要。

折り上げ天井やブラケットでエレガントに演出された玄関横の応接間。

庭に面する南側には縁側があり、四季折々に移ろう田園や山々の風景が眺められる。

玄関横の和室は8畳とゆったり。隣接するもう1つの和室と合わせれば計16畳の大空間に。

キッチンのカウンターはL字形。部屋自体も広く、サブカウンターやダイニングテーブルを置いても無理がない。

納屋を併設。1階にはかつて農機具置き場や作業場として使われた2つのスペースがあり、2階には和室が2部屋ある。

 

周辺環境

モダンな内装の福原酒店は「瑞冠」「美和桜」「三次ワイン」といった地元のお酒も充実。物件から約300m。 https://fukuhara-saketen.jp/

新鮮な野菜や加工品、日用品などが揃うAコープかわち店へ約1km。大型ショッピングセンターのサングリーンへは約11km。

 

担当者に聞く!
三次市の「食」

多岐にわたるご当地の味覚

 豊かな水に恵まれた三次市は、古くから米どころ、酒どころとして名高い。「朝晩の寒暖差が大きい気候を生かし、アスパラガスやホウレンソウといった野菜のほか、ピオーネなど上質な果物も栽培されています」と、山本さん。さらにワニ(サメ)料理、霧里ポーク、「三次唐麺焼」のほか、個性派グルメが盛りだくさん。

黒い真珠ともたとえられる最高級ブドウ「三次ピオーネ」。

 

三次市オススメスポットグルメ

野菜や果物からワインまで

「農業とともに商工業が盛んな三次市。地元の味覚が買えるスポットは、農産品や加工品が揃うトレッタみよし、布野特産センター(道の駅『ゆめランド布野』)、三次ワイナリーなど、充実しています」と、山本さん。秋から春に「霧の海」が見られる高谷山、「江の川カヌー公園さくぎ」をはじめ、憩いの名所も数多い。

標高490mの高谷山展望台から見られる幻想的な「霧の海」。朝夕の寒暖差が大きい三次市ならではの光景だ。

ご当地グルメ!「ジェラートアイス」
道の駅「ゆめランド布野」にある「まるごと布野のアイス屋さん」のジェラートアイスは、地元産の野菜や果物と搾りたての牛乳を使用。季節限定品を含めて多種多様に揃う。

 

三次市移住支援情報

子育て世帯には補助を増額

 空き家バンク物件を購入して改修する場合、最大50万円を補助する。同居家族1人につき小学生以下20万円、中学生以上10万円、上限額を拡充(基本額と合わせて最大100万円)。改修しない場合や新築住宅取得なら、移住者住宅取得奨励金として15万円を交付(併用不可)。また、移住検討者には「みよし暮らし体験支援事業助成金」を用意。

問い合わせ先:定住対策・暮らし支援課 ☎0824-62-6129 https://miyoshi-style.com/

過去の移住相談会の様子。各種補助金の詳細については問い合わせを。

「子育て世帯が暮らしやすい自然環境や施設・制度も整っています」と、定住対策・暮らし支援課の山本 咲さん(左)、柄 洋恵さん(右)

 

文・写真/笹木博幸

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