掲載:2022年11月号
2022年10月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
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長野市から北へ車で少し走ると見えてくる美しい田園風景。そこが飯綱町(いいづなまち)、人口約1万人の小さなまちだ。東京から電車で約2時間、車で約3時間の距離にあり、二拠点居住にも向いている。今回は約94坪の農地が付いた元店舗の古民家をピックアップ。
人造湖の霊仙寺湖(れいせんじこ)付近にはグランピング施設、ゴルフ場、キャンプ場、別荘地などが点在し、一年を通してレジャーを楽しめる。冬の霊仙寺湖は全面が凍結し、ワカサギ釣りで賑わう。
美しい田園風景が広がる飯綱町。長野市中心部へ車で約30分でアクセスできる。
リンゴの名産地として知られており、日本のリンゴの100個に1個は飯綱町のリンゴといわれているほど。例年「いいづなりんごフェア」が開催され、スイーツコンクールなども行われている。
店舗だったスペースを生かし、多目的に使える
長野市へと抜ける県道から少し上った閑静な住宅街にあり、市街地への通勤に便利。長野市街地まで13.6km(車で約28分)、しなの鉄道牟礼駅まで6.3km(車で約11分)の距離だ。古くは店舗兼住宅だったため、旧店舗スペースを多目的に使えるのも特徴。
敷地が約190坪と広く、整地すればガーデニングや家庭菜園も可能。物件とは別に約94坪の農地が隣接している。
飯綱町には、移住者が物件を購入した場合、物件価格の1/10(最大50万円)の補助やリフォームする場合、費用の1/2(最大50万円)の補助を受けることができる。また、お試し住宅(最大7日間まで無料/別途クリーニング費用1000円)もあり、移住後の暮らしを体験できる。オンライン移住相談(10時〜19時、1回最長30分/年末年始を除く)も毎日開催している。
【物件データ】
長野県飯綱町
68万円
土地:191坪・634㎡
延床:60坪・199㎡
菜園:あり
取得費補助:最大6.8万円
改修費補助:最大50万円
●6LDK●宅地●傾斜地●都市計画区域内非線引き●築69年●汲み取り式トイレ●上信越自動車道信濃町ICより車で約18分●築69年のため、各部大規模な修繕が必要。屋根に大きめのへこみがあるが、雨漏りはしていない。トイレは汲み取り式だが、水洗化が可能。田園風景に囲まれ、野菜や果物が豊富な直売所「四季菜」へも近い。車で、霊仙寺湖と、むれ温泉天狗の館へ約8分、総合病院へ約10分、長野市街地へ約20分。駐車場あり。
●問い合わせ先:飯綱町 企画課 人口増推進室 ☎026-253-2512
1階にある8帖(手前)と6帖(奥)の和室。この物件には収納スペースが多いのが特徴だ。
別の6帖和室。築69年のため、床や壁に傷みがあり、修繕が必要。
1階の6帖和室。かつて店舗として使われていたスペースの隣にある。
2階の8帖間。各所補修が必要だが、雨漏りはしていないので、セルフリフォームに挑戦してみたい。
ダイニングキッチンは9.4帖の広さ。白を基調としているので、広く感じる。
トイレは汲み取り式なので、水洗化したい。
敷地内に、手入れのしがいがありそうな庭園がある。
【長野県 飯綱町の魅力】
地元住民の活気があふれた、リンゴの生産地
長野市の北に位置する飯綱町は、霊仙寺湖を中心とした別荘地、スキー・ゴルフ・キャンプなどのアクティビティフィールド、美しい花や田園風景、標高による寒暖差を活かした果樹園があり、地元住民の活気があふれているまち。豪雪地帯のため、積雪は多めだ。
町内では50種類以上のリンゴが栽培されており、リンゴにとことんこだわった「いいづなアップルミュージアム」もある。サンクゼールワイナリーや林檎学校醸造所といった企業が立地しており、ワインやシードルといった酒類の生産も盛んだ。
【サンクゼール 本店】
垣根仕立てのぶどう畑と広々とした緑のガーデンに囲まれた、サンクゼールと久世福(くぜふく)商店、両ブランドの本店。ショップでは、この丘でつくられたサンクゼールのワインやシードル、ジャム、パスタソースをはじめ、久世福商店の人気のごはんのおともシリーズなど、各地の「うまいもの」が多数。店内では隣接するワイナリーでつくられたワインも試飲できる。
【樹上(じゅじょう)完熟りんご】
スーパーなどに流通しているリンゴは、貯蔵性が高い品種のリンゴが多く、完熟させずに貯蔵することがほとんど。飯綱町のリンゴは、生産規模が小さく、量より質を極めたリンゴづくりを目指しており、手間暇をかけて木の上で完熟させている。完熟したリンゴは蜜が入りやすく、果肉のしまった甘い味わいだ。
【アップルパイ】
夏から冬にかけての長い間、さまざまな種類のリンゴが実る飯綱町。加工品も豊富で、町内の飲食店や洋菓子店、直売所ではさまざまなアップルパイを販売している。
【やたら】
ナス、キュウリ、ミョウガなど夏野菜と味噌漬けを細かく刻んで混ぜ合わせる「やたら」は北信州の伝統的な家庭の味。
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