掲載:2022年12月号
2022年12月の情報です。
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八幡平市(はちまんたいし)は、神秘的なドラゴンアイが見られる十和田八幡平国立公園(一部)や日本初の商用地熱発電所「松川地熱発電所」を有する「自然とエネルギーのまち」。噴出する熱水は引湯菅を通じて市内の宿泊施設、別荘や病院へ供給されるほか、熱水ハウスで利用されており、八幡平市の寒冷な土地の生活や農業を支えている。
高原台地である標高1,613mの八幡平には展望がよい山「畚岳(もっこだけ)」「源太森(げんたもり)」「茶臼岳(ちゃうすだけ)」があり、「八幡平三大展望地」といわれている。5月の下旬から6月の上旬にかけて、十和田八幡平国立公園(一部)にある八幡平頂上付近の鏡沼(かがみぬま)の雪解け状況がまるで竜の目のように見えることから、「八幡平ドラゴンアイ」と呼ばれている。
リビングを中心とした使いやすい間取り
八幡平温泉郷や岩手山七滝コース登山道近くの別荘地にあり、セカンドハウスにもおすすめしたい3LKの物件。東北自動車道西根ICまで車で20分、八幡平リゾートパノラマスキー場まで車で5分以内の距離にある。スーパーや病院などは車で10分以内の立地にありながら、目の前には広大な山々の風景が広がり、大自然を身近に感じられる。近隣に保育所、小学校があり徒歩で通学できるので、子育て世代にもおすすめしたい。
敷地は約134坪あり、整地すればガーデニングや家庭菜園も可能。車は野外に4台以上駐車できる。
築35年以上経ち、屋根や床に傷みがある。外壁は補修されているが、内装は建築当時のままなので補修が必要だ。
【物件データ】
岩手県八幡平市
260万円
土地:134坪・446㎡
延床:40坪・134㎡
改修費補助:最大20万円
●3LK●宅地●平坦地●都市計画区域外●築37年●水洗トイレ●東北自動車道松尾八幡平ICより約7.8㎞●風呂釜や内壁、天井などに部分的な補修が必要。屋外に4台駐車可。温泉、保育園、小学校、総合病院へ約1.7〜2㎞。スキー場や渓谷にも近い。地域活動は少なめ。
●問い合わせ先:八幡平市 まちづくり推進課 ☎0195-74-2111
【補助・助成・支援金制度など】
県外からの移住者が空き家バンク物件を購入し改修する場合、「八幡平市移住促進空き家改修補助金」として最大20万円を補助している。(条件あり)
ウッドデッキ(要補修)がある玄関を開けると広がる光景。収納も多く、使いやすい。
広々としたリビングルーム。壁や床が傷んでいるので修繕が必要。
コンテナを再利用した洋間は、北側と南側にそれぞれ1間ずつ配置されている。
2階はホールになっている。開放的な勾配天井になっており、DIYで自分好みに改修することができる。
キッチンにはカウンターが付いており、DIYでカフェ風のカウンターに改修することも可能。
バスルームはシャワー付きだが、かなりコンパクト。風呂釜の補修が必要。
トイレは水洗化済み。
【岩手県 八幡平市の魅力】
地熱を生かした新たな農業への取り組みをスタート
八幡平市の地熱発電は1952年(昭和27年)に松尾村(現八幡平市)が温泉開発のために掘削した井戸から蒸気が噴出したことをきっかけに開発が始まり、現在は市内で約30,000kWが発電されている。市ではその地熱を生かした取り組みが活発になっており、Iターン移住者が地熱を利用し、馬ふんを熱で堆肥化して、マッシュルームの菌床に活用している。その他、高齢化や施設老朽化で未活用となっていた熱水利用ハウスをIoT次世代施設園芸ハウスに転換拡大、バジルやイチゴの栽培を通じて持続かつ発展的に農業経営ができる人材を呼び込み、地元の雇用拡大につなげる新たな農業への取り組みも始まっている。
【松川地熱発電所「松川地熱館」】
1966年に運転を開始した日本で最初の商用地熱発電所である松川地熱発電所のPR施設。地熱発電の仕組みをビデオ・パネルで解説、実際に使用された蒸気タービンなどを展示している。外からは、松川地熱発電所の冷却塔を眺めることができる。
【八幡平温泉館「森乃湯」】
泉質は単純硫黄温泉で神経痛、筋肉痛、疲労回復などの効能がある。八幡平リゾートスキー場や七滝氷瀑ツアーができる岩手県県民の森が徒歩圏内にあるため、スノーアクティビティの後に立ち寄る人も多い。
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