掲載:2023年3月号
2023年1月上旬の情報です。
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岡山県内でも2番目に大きな面積を誇る新見市。市域の多くが県立自然公園などの自然に包まれ、地域ごとに異なる特色を持つ。なかでも注目は都市機能が整った市街地エリアにある約224坪の畑付き平屋。ある程度の改修は必要だが価格が50万円とお手ごろ!
市街地エリアの5K!菜園&納屋付き物件
DIYから家庭菜園まで
活用法は無限に広がる
四季折々に色づく中国山地に抱かれた新見市は、総面積の86%余りを森林が占める。一方で、玄関口であるJR新見駅近隣の幹線道路沿いには、スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、家電量販店、総合病院、金融機関、文化施設などが並ぶ。これら多くの生活関連施設へ車で5分余りの場所にたたずんでいるのが、平屋の古民家。便利な場所でありながら、幹線道路からほんの少し山側へ入るだけで豊かな緑が広がり、のどかな空気が漂う。
「周りに民家も少ない落ち着いた環境です。田舎暮らしがしたいけれど、あまり不便な場所は抵抗があるという方には、まさに理想的な物件でしょう」
と、新見市移住交流支援センターのIJUアドバイザー、仲田奈美(なかだなみ)さんは説明する。
母屋の築年数は不詳だがかなりの歳月を重ねたものと思われ、広い玄関土間や長い縁側、レトロなデザインの建具などが郷愁を誘う。5部屋の居室はすべて和室で、それぞれが直接つながる昔ながらの間取り。部屋間に廊下がないのは、家族構成や用途に合わせて間取りを変えるには好都合だろう。部屋のサイズは3畳から8畳まで幅広いので、例えばDIYで内装に手を入れるなら、小さな部屋から挑戦すると負担が少ない。
屋根は20〜30年前に茅葺きから瓦葺きに改修済みとのことなので問題なさそうだが、母屋に傾きがあり、建具が動きにくい部分が散見される。汲み取りトイレは下水道と接続して水洗化することが望ましく、母屋の外にある浴室は少なくとも給湯設備の設置が欠かせない。物件価格が50万円とかなりお手ごろなので、市の手厚い改修費補助を活用して本格的な改修を考えたほうがいいかもしれない。
本物件は、子育て世帯もシニア世帯も暮らしやすい平屋の構造とともに、家庭菜園やガーデニングなどに使える広い畑が付属することは大きな魅力。併設された2階建ての納屋と併せて、多様な趣味を満喫するための環境が整っている。
【物件データ】
岡山県新見市
50万円
土地:78坪・260㎡
延床:40坪・135㎡
菜園:224坪
取得費補助:最大20万円
改修費補助:最大300万円
家財処分費補助:最大20万円
●5K●宅地●平坦地●都市計画区域内非線引き●築年数不詳●汲取●伯備線新見駅より約2.7km●新見市西方の木造平屋。駐車場2台分。市道からの進入路の一部が民地のため通行料が必要(年6000~7000円程度)。中国自動車道新見ICから約1.5km。認定こども園へ約3.9km、小学校へ約1.7km、中学校へ約2.2km、新見市役所へ約4.7km。土石流警戒区域内。
●問い合わせ先:新見市移住交流支援センター ☎080-9581-5872
周辺環境ココがGood
移住交流支援センターの仲田さんに聞く
こんな人にオススメ
本格的に家庭菜園を楽しみながら便利な場所で暮らしたい方に理想的。小学校などが徒歩圏内にある平屋で、子育て世帯にもオススメです。
新見市Goodなスポット
アート作品のような鍾乳洞
「カルスト地形の南部地域には鍾乳洞が多く、LEDで幻想的にライトアップされた満奇洞(まきどう)は写真映えするスポットとして人気です」と、移住・定住推進課の髙西優男さん。洞内の「恋人の泉」は恋人の聖地に選定されているという。ほかにも西日本屈指の規模を誇る井倉洞(いくらどう)など見どころが満載。
文・写真/笹木博幸
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