掲載:2023年3月号
2023年1月上旬の情報です。
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飛騨古川駅や飛驒市図書館など映画『君の名は。』の聖地巡礼スポットが点在する市街地から車で7分ほどの場所に立つ。敷地面積は197坪。山と小川が家屋の前にあり、敷地には田んぼも!身近に自然を感じながらほどよく便利に暮らしたい人に最適だ。
田んぼ、物置付きの木造2階建て6DK
窓外の景色はまるで絵画
風情のある日本家屋
飛騨古川駅界隈から車で7分ほど走ると、山裾に立つ物件が見えてくる。山間部とはいえ、杉崎駅が徒歩15分圏内で、富山や高山方面への通勤・通学に活用できる。
「杉崎駅周辺は、飛驒市の中で比較的人口が多く、移住者さんにも人気があるエリア。新たに移住されてきた方もなじみやすい土地なのではないでしょうか」
そう語るのは飛驒市役所総合政策課の橋本真之介さん。当物件は民家が立ち並ぶエリアからほどよく距離があり、土地は広々。家の前を清らかな太江川(たいえがわ)が流れ、飛騨古川のまちを見下ろせる安峰山(あんぼうさん)への登山口もすぐ近くにある。ポツンと立つ一軒家に憧れている人にとっては、ワクワクしてしまう立地ではないだろうか。玄関側の壁は漆喰が塗られ、家の顔もいい。軒下などを見ると、職人の技が感じられ、構造もしっかりしている。空き家となったのは昨年春ごろで、11月に残置物を撤去。建物の状態は悪くはない。床にたわみを感じる箇所は見当たらないが、壁や天井の汚れは気になる。修繕箇所は挙げればキリがないが、どこから手をつけるべきか?当物件の仲介やコンサルティングを担当するシンエイ地所の谷邉浩也(たにべひろや)さんに伺った。
「この物件をまずリフォームするなら、トイレの水洗化です。排水枡が設置されていて、水洗化がそれほど困難ではないので。費用は120万円ほどかかると予想されます」
ほかに、タイル張りで冷え込む浴室をシステムバスに交換、サッシに内窓を付けるなど雪国対策も視野に入れたほうがいいと、谷邉さんはアドバイスする。
「移住してすぐ100点を目指すのでなく、最初は優先順位をつけて可能な範囲をリフォームすることをオススメします。例えば内窓は、全室取り付けると100万円以上かかりますが、まずはリビングや寝室だけに絞れば50万円前後に抑えられます。そして2〜3年後に余力ができたら別の箇所をと、徐々に満点を狙っていけばいいのです」
【物件データ】
岐阜県飛騨市
98万円
土地:197坪・652㎡
延床:39坪・129㎡
菜園:68坪
取得費補助:最大60万円
改修費補助:最大150万円
●6DK●宅地、雑種地、田●平坦地●都市計画区域内非線引き●築52年●汲取●高山本線杉崎駅より約900m●古川町の中心部から車で7分ほどの場所にある木造2階建て。周辺に民家が少なく、敷地西側に太江川が流れる。大幅な補修が必要。駐車スペースは3台分。物置あり。テレビ受信は難視聴区域。保育園、小・中学校が約2kmの場所にあり、子育て世帯にぴったり。
●問い合わせ先:総合政策課 ☎0577-73-6558
周辺環境ココがGood
総合政策課 橋本さんに聞く
こんな人にオススメ
保育園、小・中学校が約2kmの場所にあり、杉崎駅からは高山市内の高校へ通学ができます。部屋数もあるので、子育て世帯が住むのに最適です。
飛驒市になじむ人はこんな人
自然豊かな土地で、都会にはない子育て環境が揃う。移住支援や子育て支援も充実しているので子育て世帯にオススメ。冬の雪かきは大変だが、それも含めて自然を楽しめる人であれば飛驒市を満喫できるはず。
飛驒市Goodなスポット
気多若宮神社の例祭「古川祭」
例年4月19日、20日に行われる気多若宮神社の例祭。神事に加え、豪華絢爛な屋台の引き揃えや、勇ましい起し太鼓が古川町中心地で繰り広げられる。全国33件の「山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録され、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。祭りの空気感が感じられる飛騨古川まつり会館もオススメ。
文/横澤寛子 写真/田中貴久 写真提供/飛驒市
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