掲載:2023年4月号
2023年2月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら!→安芸高田市空き家バンク
中山間地域にありながら、総合病院やショッピングセンターへ車で約10分とアクセス良好な物件が安芸高田市の空き家バンクに登場。家庭菜園やセルフリノベーションを楽しみながらのんびり暮らしたり、お店やシェアハウスなどにするのもオススメだ。
商業施設にも近い立地の5SK
DIYに挑戦して、自分好みの家を実現
広島県中央部に位置し、鷹ノ巣山(たかのすやま)や大土山(おおづちやま)など大小の山々に囲まれた安芸高田市。「三矢(みつや)の訓(おしえ)」で有名な戦国時代の名将・毛利元就(もうりもとなり)が生涯を過ごした地としても知られ、市内にはゆかりの史跡が数多く残されている。
安芸高田市街地から車で約10分、元就公が幼少期を過ごした多治比猿掛城(たじひさるがけじょう)跡の周辺には、里山と田んぼに囲まれたのどかな風景が広がる。最初に紹介する物件は、そんな日当たりのいい中山間地域に位置する平屋だ。
「このあたりは『日南(ひな)』と呼ばれる日当たりのよい地域です。物件の前には田園風景と多治比川(たじひがわ)、里山が広がり、のんびりした風景が好きな人には魅力的な立地だと思いますよ」
そう話すのは、建設部管理課の逸見寿教(へんみひさのり)さん。
平屋に一部2階建ての納屋が付属した、この地域の伝統的な建築方法の家。建具などは当時のままだが、それがかえってレトロでおしゃれな雰囲気を醸し出している。縁側があり、日なたぼっこをしながらのんびりできる。庭を耕せば、小さな家庭菜園も楽しめそうだ。
補修したほうがいいのは、キッチンの床。少しフカフカしているので、一度床をはがして補修を。ホームセンターで材料を買って、DIYで直しても。納屋の2階部分を部屋として使いたい場合は補修したほうがいいが、平屋部分だけで暮らせそうならそれも必要ない。
「セルフリノベーションに挑戦したいのなら、かなり楽しめる物件だと思います。現在、壁は聚楽(じゅらく、土壁の一種)ですが、はがしてから板を張り漆喰を塗ったり、建具を外して広いスペースにしてもいいですね」
市街地からそう遠くないので、ギャラリーやお店、シェアハウスなどをオープンしたい人にも。
「周辺は車の通りが少なく、ウオーキングやサイクリングを楽しむのにもぴったりです。山桜、夏の深い緑、紅葉など、安芸高田の四季を楽しんでください」
【物件データ】
広島県安芸高田市
300万円
土地:65坪・217㎡
延床:31坪・102㎡
菜園:あり
改修費補助:最大80万円
●5SK●宅地●平坦地●都市計画区域外●49年●汲取●中国自動車道高田ICより車で約12分●高北広域農道から少し入ったのどかな立地。物件の前には区画整理された田が広がり、眺望がいい。車でショッピングモールへ約9分、道の駅「北の関宿 安芸高田」と道の駅「三矢の里 あきたかた」へ約12分、神楽門前湯治村へ約15分。水道は井戸水。
●問い合わせ先:建設部管理課 ☎0826-47-1201
周辺環境
構造は平屋だけど2階があるのは?
このあたりの地域では、平屋でも納屋の上など一部を2階建てにして、水害などに遭ったときの居住スペースとする建築方式がよく見られる。現在は、屋根裏収納として使ったり、改装して子ども部屋などにする家も多い。
安芸高田市移住支援情報
夢をかなえたい人を応援
広島県内でもトップクラスの物件掲載数と契約数を誇る空き家バンクや、空き家の改修などに使える補助金などがある。子育てへの支援も、在宅での子育てに対する支援制度や保育料の軽減事業、18歳までの子どもの医療費助成、不妊治療費助成などでサポート。起業や新規就農、無料職業相談など、仕事に関する支援制度もある。
問い合わせ先:建設部管理課 ☎0826-47-1201 https://www.akitakata.jp/ja/shisei/section/kikaku/z511/
文/はっさく堂 写真/福角智江 写真提供/安芸高田市
この記事の画像一覧
この記事のタグ
この記事を書いた人
田舎暮らしの本編集部
日本で唯一の田舎暮らし月刊誌『田舎暮らしの本』。新鮮な情報と長年培ったノウハウ、田舎で暮らす楽しさ、心豊かなスローライフに必要な価値あるものを厳選し、多角的にお届けしています!
Twitter:@inakagurashiweb
Instagram:@inakagurashinohon
Website:https://inakagurashiweb.com/
田舎暮らしの記事をシェアする