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田舎暮らしの本 5月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 5月号

3月1日(金)
890円(税込)

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【城下町物件】「天空の城」越前大野城の麓に150万円の和風建築が登場!中庭付きで風情がある!【「北陸の小京都」「名水のまち」福井県大野市】

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福井県の東側に位置する大野市(おおのし)は、「日本百名山」の荒島岳(あらしまだけ)をはじめとした、名峰・白山に連なる1000m級の山々に囲まれた盆地です。盆地の中央部には近年、天空城としても注目を集めている越前大野城を中心に400年以上前に整備された碁盤の目の町並みが残っており、風情ある城下町が広がっています。また、周囲の山々に降り注いだ雨などが地層へと浸透し、市街地のいたるところで「清水(しょうず)」として湧き出しています。

 

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2023年8月上旬の情報です。
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掲載:田舎暮らしの本 2023年8月号

福井県大野市にある越前大野城

福井県大野市の「越前大野城」

福井県大野市の「越前大野城」

 越前大野城は、天正4(1576)年ごろ、織田信長の配下の金森長近(かなもり ながちか)により築城されました。石垣は、自然石をほとんど加工しないで積み上げる野面積み(のづらづみ)という古い工法が用いられています。これは戦国時代、敵の攻勢に備えて短期間で築くことができ、水はけがよく堅固とされています。現在の天守は、昭和43年に再建されたものですが、近年、秋から春にかけて城が雲海に浮かぶように見えることから「天空の城」として注目を集めています。

福井県大野市の武家屋敷旧田村家

武家屋敷旧田村家」は、大野藩の家老を務めた田村又左衛門家の屋敷を解体復元した建物。江戸時代に建てられた県内でも数少ない武家屋敷の一つで、市指定文化財に指定されています。期間限定で、約2000個の風車が飾られた風車棚(写真)が設置され、写真スポットとして人気を集めています。

福井県大野市の「寺町通り」

 400年以上前に京の都を模して碁盤の目の町づくりがはじめられた城下町。東端に寺院を集めて寺町をつくり、そこから通りを配置しました。寺が集まる地域は、長い伝統を育んできました。現在の行政上では寺町という名はありませんが、約20もの寺が集まる「寺町通り」は城下町大野を象徴する町並みとして市民に安らぎをもたらしています。

閑静な住宅街にある中庭付きの家

福井県大野市の物件の外観

 越美北線越前大野駅より約2.5㎞の閑静な住宅街にある木造2階建て物件。越前大野城の麓まで徒歩約10分と城下町の風情が感じられ、また名水百選に選ばれた湧水地「御清水(おしょうず)」も近くで、おいしい地下水で生活することができます。市役所やスーパー、学校なども近く、暮らしに便利です。

 コンパクトな5DKの間取りで、2~3人での暮らしに適しています。空き家になって1年ほどで、定期的に管理しているのできれいな状態。多少のリフォームはなされていますが、昔ながらの住居のため、現代の生活スタイルに変更するには、大規模なリフォームが必要となります。そのままで暮らすなら多少の補修のみでも生活は可能です。物置、中庭あり。水道は地下水。土地は借地権付き(借地代は年11万594円)。専用住宅増築部は未登記。

福井県大野市の物件の間取り図
【物件データ】
福井県大野市
150万円
土地:不明
延床:37坪・124㎡
取得費補助:最大60万円
改修費補助:最大60万円
処分費補助:最大10万円

●5DK●宅地●平坦地●都市計画区域内●築59年●水洗トイレ●越美北線越前大野駅より約2.5㎞●越前大野城の南西に位置する清瀧地区に立つ2階建て。放置1年ほどで、定期的に管理しているため比較的状態はよいが、多少の補修が必要。物置付き。土地は借地権付き(借地代は年11万594円)。水道は地下水を使用。市役所へ約500m、スーパーへ約1㎞。

●問い合わせ先:大野市地域文化課 ☎0779-66-1111

福井県大野市の物件の1階和室
キッチン脇にある8帖の和室。経年劣化は多少あるものの、構造的な傷みはなく、きれいな状態です。

福井県大野市の物件のキッチン
キッチンも、ビルトインコンロのシステムキッチンが設置されていて、そのまま使えます。

福井県大野市の物件の浴室
緑のタイルと板壁の組み合わせがビビッドなリフォーム済み浴室。給湯器リモコンが設置されています。

福井県大野市の物件のトイレ
排水は合併浄化槽で、トイレは洋式の水洗です。温水洗浄便座付きです。

福井県大野市の物件の中庭
中庭は風情ある日本庭園風です。池も設えられていて、手入れして水を溜めれば、気持ちのいい庭になります。

 

【福井県 大野市の魅力】
澄んだ水がいたるところで湧き出している「名水のまち」

 四方を美しい山々に囲まれた大野市は、市内のいたるところから澄んだ水が湧き出し、多くの市民が地下水を使って生活する「名水のまち」です。また、400年以上前に築かれた大野城を中心にした城下町の名残りがいまもなお残り、「北陸の小京都」とも呼ばれています。大野市は、豊かな自然とおいしい水と食に恵まれた、歴史・文化・伝統が息づくまちです。

福井県大野市の「御清水」

福井県大野市の「御清水」(撮影 長谷川和利)

撮影 長谷川和利

御清水(おしょうず)
「水のまち」として知られた大野市は、地下水が豊富です。泉町の「御清水」は、市内あちこちにある湧水の1つで、環境庁の名水百選に選ばれています。夏冷たく冬温かい地下水は、味わい豊かな水です。古くはお殿様の御用水として使われていたことから、殿様清水とも呼ばれています。

福井県大野市の「おろしそば」越前おろしそば
福井県内で有数のそばの産地である大野市は、古くから「大野在来種」が受け継がれ栽培されています。風味豊かな「大野在来種」はそば通もうならせる高い品質を誇ります。その味が楽しめるのが、大根おろしとだしをたっぷりかけた「越前おろしそば」です。江戸時代に時の領主が非常食としてそばの栽培を命じ、そばに越前産の大根をおろしたものとだしをかける食べ方が推奨されたのが起源とされます。市内には在来種のそばと名水で打ったそばを食べられるお店が多くあります。

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  • 福井県大野市の物件の外観
  • 福井県大野市の物件の1階和室
  • 福井県大野市の物件のキッチン
  • 福井県大野市の物件の浴室
  • 福井県大野市の物件のトイレ
  • 福井県大野市の物件の中庭
  • 福井県大野市の物件の間取り図
  • 福井県大野市にある越前大野城
  • 福井県大野市の「越前大野城」
  • 福井県大野市の「越前大野城」
  • 福井県大野市の武家屋敷旧田村家
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  • 福井県大野市の「御清水」
  • 福井県大野市の「御清水」(撮影 長谷川和利)
  • 福井県大野市の「おろしそば」

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田舎暮らしの本編集部

田舎暮らしの本編集部

日本で唯一の田舎暮らし月刊誌『田舎暮らしの本』。新鮮な情報と長年培ったノウハウ、田舎で暮らす楽しさ、心豊かなスローライフに必要な価値あるものを厳選し、多角的にお届けしています!

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