【鹿児島県 肝付町の魅力】
伊勢エビやカンパチなどの新鮮魚介が名産で、柑橘類の栽培も盛ん
肝付町は亜熱帯性の温暖な気候のため柑橘類が豊富にあり、特に肝付町周辺にしか栽培されていない「辺塚だいだい」は、特徴のある香酸柑橘類1種として大手飲料メーカに採用されたこともあります。そのほかにも、伊勢エビの漁獲高は年間約10tと鹿児島県でも有数の産地であり、「縁起がいいガネ(甲殻類)」という意味の「えっがね(伊勢エビ)料理」が名産としてあり、おいしい食べ物が豊富です。
役場内に「移住サポートセンター」を設置し、実際に移住してきた人が専従となり、経験を踏まえて懇切丁寧な対応を心掛けています。また、移住希望者と空き家のマッチング事業に注力し、空き家物件購入者へ助成金(30万円〜)を交付しています。新規就農を目指す人向けには、「肝付町農業振興センター」を設置し育成事業を実施しています。
【辺塚(へつか)だいだいなどの柑橘類】
南国の温暖な気候から、パッションフルーツ、マンゴー、キンカンなどの柑橘類が豊富です。特に、肝付町周辺でしか栽培されていない香酸柑橘類(一般的な実を食べるミカン類などとは違って、酸味が強く生食に向かない柑橘類)1種の「辺塚だいだい」は果皮がやわらかくてジューシです。
【えっがね料理】
ここで紹介した物件がある内之浦地区では、鹿児島県でも有数の伊勢エビの漁獲高を誇っています。地元では、「縁起がいいガネ(甲殻類)」という意味から、伊勢海老のことを親しみを込めて「えっがね」と呼んでいます。伊勢海老の産卵期にともなう禁漁期間が8月末に終了し、秋からはえっがね漁が解禁、毎年「えっがね祭り」が開催されます。今年は、9月9日(土)〜10月22日(日)に「秋のえっがね祭り」が開催され、水揚げされたばかりの新鮮な伊勢エビを味わうことができます。
【辺塚だいだいカンパチ】
鹿児島県はカンパチの養殖が盛んで、全国一の生産量を誇ります。肝付町では、地域固有の柑橘類「辺塚だいだい」を餌にしてカンパチを養殖。香りの高い「辺塚だいだい」を餌にすることで、魚の生臭さが消えて、血合いの色が非常に鮮やかになり、脂ののりもほどよくなります。
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