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田舎暮らしの本 8月号

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田舎暮らしの本 8月号

7月3日(木)
890円(税込)

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田舎の人付き合いのコツ/移住者が知っておきたい12カ条

執筆者:

田舎は都会と違って、人間関係が濃密といわれる。そこに移り住む人には、どういう心構えが必要なのだろう。22年前に自ら福島県の山村に移住した本誌ベテランライター・山本一典氏に、人付き合いのコツを挙げてもらった。

 

【1】自分から積極的にあいさつすること

 田舎暮らしを始める人は新天地でうまくやっていけるか不安を抱くものだが、じつは受け入れる側もどんな人がやって来たのか不安を感じている。それを解消するには、移住したらまず自治体の担当者などに紹介された区長を訪ねて、自分はどこから来たのか、田舎暮らしのおもな目的は何かを伝えよう。さらに、日を改めて区長か班長とともにあいさつ回りをする。タオルを持参したり、回る範囲が決まっていたりするので、地元の慣習に従って行動するといい。

 日常生活でも、自分から積極的にあいさつすること。「こんにちは」「おばんです」が基本。そのうち「いい天気ですね」「うんだなあ。うちのトマト持ってけ」といった関係が自然に生まれてくる。

 

【2】移住したら過去のプライドは捨てる

 移住者にとって田舎暮らしは、まさに第二の人生。それまで所長であろうと部長であろうと、過去の経歴はまったく関係ない。地域社会で生活することに関しては地元の人のほうがはるかに多くの知恵を持っているのだから、謙虚な姿勢で接するのは当たり前だ。

 ところが、一部に「俺は○○商事で営業部長をやっていたから、あんたらより金儲けに詳しい」と話すようなタイプがいる。田舎の人はお互い様という意識が強いので、尊大な態度を見せられると「よそ者のくせに」という感情が生まれてくる。すぐ「東京にいたときはこうだった」と話すような人も悪い感情を持たれやすい。田舎に移住したら、過去のプライドは捨てることである。

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この記事を書いた人

山本一典

山本一典

田舎暮らしライター/1959年、北海道北見市生まれ。神奈川大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、85年からフリーライター。『毎日グラフ』『月刊ミリオン』で連載を執筆。87年の『田舎暮らしの本』創刊から取材スタッフとして活動。2001年に一家で福島県田村市都路町に移住。著書に『田舎不動産の見方・買い方』(宝島社)、『失敗しない田舎暮らし入門』『夫婦いっしょに田舎暮らしを実現する本』『お金がなくても田舎暮らしを成功させる100カ条』『福島で生きる!』(いずれも洋泉社)など。

Website:https://miyakozi81.blog.fc2.com/

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