田舎暮らしの本 Web

  • 田舎暮らしの本 公式Facebookはこちら
  • 田舎暮らしの本 メールマガジン 登録はこちらから
  • 田舎暮らしの本 公式Instagramはこちら
  • 田舎暮らしの本 公式X(Twitter)はこちら

田舎暮らしの本 12月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 12月号

10月31日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

田舎の人付き合いのコツ/移住者が知っておきたい12カ条

執筆者:

田舎は都会と違って、人間関係が濃密といわれる。そこに移り住む人には、どういう心構えが必要なのだろう。22年前に自ら福島県の山村に移住した本誌ベテランライター・山本一典氏に、人付き合いのコツを挙げてもらった。

 

【1】自分から積極的にあいさつすること

 田舎暮らしを始める人は新天地でうまくやっていけるか不安を抱くものだが、じつは受け入れる側もどんな人がやって来たのか不安を感じている。それを解消するには、移住したらまず自治体の担当者などに紹介された区長を訪ねて、自分はどこから来たのか、田舎暮らしのおもな目的は何かを伝えよう。さらに、日を改めて区長か班長とともにあいさつ回りをする。タオルを持参したり、回る範囲が決まっていたりするので、地元の慣習に従って行動するといい。

 日常生活でも、自分から積極的にあいさつすること。「こんにちは」「おばんです」が基本。そのうち「いい天気ですね」「うんだなあ。うちのトマト持ってけ」といった関係が自然に生まれてくる。

 

【2】移住したら過去のプライドは捨てる

 移住者にとって田舎暮らしは、まさに第二の人生。それまで所長であろうと部長であろうと、過去の経歴はまったく関係ない。地域社会で生活することに関しては地元の人のほうがはるかに多くの知恵を持っているのだから、謙虚な姿勢で接するのは当たり前だ。

 ところが、一部に「俺は○○商事で営業部長をやっていたから、あんたらより金儲けに詳しい」と話すようなタイプがいる。田舎の人はお互い様という意識が強いので、尊大な態度を見せられると「よそ者のくせに」という感情が生まれてくる。すぐ「東京にいたときはこうだった」と話すような人も悪い感情を持たれやすい。田舎に移住したら、過去のプライドは捨てることである。

この記事のタグ

この記事を書いた人

山本一典

山本一典

田舎暮らしライター/1959年、北海道北見市生まれ。神奈川大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、85年からフリーライター。『毎日グラフ』『月刊ミリオン』で連載を執筆。87年の『田舎暮らしの本』創刊から取材スタッフとして活動。2001年に一家で福島県田村市都路町に移住。著書に『田舎不動産の見方・買い方』(宝島社)、『失敗しない田舎暮らし入門』『夫婦いっしょに田舎暮らしを実現する本』『お金がなくても田舎暮らしを成功させる100カ条』『福島で生きる!』(いずれも洋泉社)など。

Website:https://miyakozi81.blog.fc2.com/

田舎暮らしの記事をシェアする

田舎暮らしの関連記事

【東北エリアで特産品を生み出す!】豊穣の三陸海岸に集まれ! 海が大好きな期待の若手漁師たち|宮城県気仙沼市

【出産・子育て支援】「生まれてきてくれて ありがとう」。地域からの贈り物 ― いま注目を集める「出産記念品」とは?

選手一人ひとりが主人公!発足1年で全国大会出場を果たした八代市の男子プロバレーボールチームが熊本県初のVリーグ参入を目指す

【東北エリアで特産品を生み出す】全工程が手作業の毛織物。ホームスパンに魅せられて職人に|岩手県雫石町

【東北エリアで特産品を生み出す】自然の美しさや多様性を伝える、こけが題材の「小さな奥入瀬」|青森県十和田市

【地方移住の選択肢「地域おこし協力隊」】~地域を盛り上げ仲間とともに成長する!~ 各地の協力隊の活動内容やメッセージを紹介

《シニア専用ハウスあり》《一人暮らし・老後も安心》海も山も一望できる「伊豆下田オーシャンビュー蓮台寺高原」で自分らしく暮らす【静岡県下田市】

迷ったらコレ!ふるさと納税でお得に行く“癒やしの大分旅”|クーポンでお得に旅して、子どもたちの未来も応援!

《シニア専用ハウスあり》《一人暮らし・老後も安心》海も山も一望できる「伊豆下田オーシャンビュー蓮台寺高原」で自分らしく暮らす【静岡県下田市】