鳥取県のシンボルとして親しまれる大山を仰ぐ倉吉市。便利な中心部から適度に離れた山手に、のどかな農村部の風景と調和する平屋の古民家がたたずむ。昔懐かしい風情に浸りつつ、近隣の里山や清流で遊ぶ―。そんな憧れのライフスタイルがかなう。
2023年5月の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
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掲載: 田舎暮らしの本 2023年7月号
主要な施設へ車で10分以内の農村部に立つ6DK
古きよき和の風情と
山辺の癒やしに浸れる
倉吉市の中心部から南へ車で15分ほど走り、山間にのどかな田園風景が広がる広瀬(ひろせ)地区へ。標高は市街地よりも100m余り高く、豊かな木々の緑と相まって夏もさわやかな空気に包まれる。清流沿いの県道から少し奥へ入った山裾に現れるのが、250万円の平屋物件だ。
「静かに田舎暮らしを楽しみたいという、若いファミリー世帯などにオススメ。移住者さんへのご理解がある集落で、『いきなり自治会の活動に全部参加しなくても、1年ほどかけて少しずつ慣れていただけたら』という姿勢です」
そう話すのは、しごと定住促進課の鈴木裕美子(すずきゆみこ)さん。物件の魅力についてこう続ける。
「今では見られないような立派な柱や梁、建具などが使われた建物で、古民家好きの方なら気に入るでしょう」
玄関から奥へ続く通り庭や土間キッチン、座敷直結の来客用玄関、品のある欄間や障子が彩る和室をはじめ、伝統的な日本家屋のつくりが風情を漂わせる。間取りは6DKとゆとりがあり、平屋でも手狭に感じない。
難点を挙げるなら、和式の汲み取り式トイレや交換が必要な灯油ボイラーなど、設備が古く、各所に傷みが見られること。特にキッチンのある西側は山からの雨水で湿気がたまり、カビの発生や板間の劣化が目立つ。シロアリ被害の可能性もあり、大規模な改修が必要となることは覚悟したほうがいい。
母屋の前に2階建ての離れ、裏に土蔵を併設。裏山の豚舎跡と荒れた畑は、整備すれば家庭菜園などに活用できる。
近くの涼スポットは「岩倉の滝(阿蘇山一の滝)」があり、周辺では初夏にホタルが舞う。国内第2位のラジウム含有量を誇る関金(せきがね)温泉へも車で約13分と、自然の潤いを気軽に享受できる好環境といえるだろう。
【物件データ】
鳥取県倉吉市
250万円
土地:83坪・277㎡
延床:43坪・142㎡
菜園:あり
取得費補助:最大55万円
家財処分費補助:最大20万円
●6DK●宅地●傾斜地●都市計画区域外●築年数不詳●汲取●山陰本線倉吉駅より約13km●木造瓦葺き平屋。南東側に幅約1.5mの里道。バス停へ徒歩約1分。保育園へ約4.4km、小学校へ約4.2km、中学校へ約7.5km。郵便局へ約3km、コンビニへ約5.6km、スーパー「まるごう西倉吉店」へ約5.6km。敷地の一部が土砂災害特別警戒区域(土蔵、裏山)。
●問い合わせ先:しごと定住促進課☎0858-27-0501
物件の周辺環境
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