田舎暮らしの本 Web

  • 田舎暮らしの本 公式Facebookはこちら
  • 田舎暮らしの本 メールマガジン 登録はこちらから
  • 田舎暮らしの本 公式Instagramはこちら
  • 田舎暮らしの本 公式X(Twitter)はこちら

田舎暮らしの本 5月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 5月号

3月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

白砂青松の海岸へ約1.5km! 築120年以上の日本家屋は300万円9DK【山口県光市】

掲載:2023年5月号

2023年3月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら!→光市空き家バンク

商業施設や公共施設が集まる中心街に近い立地でありながら、花の名所の冠山総合公園や海のアクティビティが楽しめる室積海岸が徒歩&自転車圏内。明治時代の母屋がたたずむ敷地は、菜園スペースを含めて450坪余りと広く、趣味に浸る拠点として申し分ない。

 

山口県東南部の光市は人口5万人弱の臨海都市。瀬戸内の温暖な気候に恵まれ、西日本屈指の海水浴場が広がる海岸部は瀬戸内海国立公園、 山間部は石城山県立自然公園に指定。岩国錦帯橋空港から市内中心部へ車で約1時間。

 

広い土地と市街地近くの立地が魅力の9DK

庭を囲む形で平屋の母屋と2階建ての離れが並ぶ。「建築基準法上の接道がないので原則再建築できない点に注意が必要です」と、企画調整課の高松さん。

 

計450坪余りの土地と
明治・大正・昭和の建物

 市役所や総合福祉センター、図書館、総合体育館といった公共施設に加えて、大小の商業施設が集積している光井(みつい)地区。多くの生活関連施設へ車で10分以内という好立地にある300万円の物件は、幹線道路から少し入ることで閑静な環境にも恵まれている。

「豊かな自然を感じながらも便利に過ごしたいという方にオススメでしょう。母屋は明治時代に建てられ、太い梁や柱が魅力の歴史ある古民家です」

 と、企画調整課の高松文恵(たかまつふみえ)さん。トータル9DKという間取りは持て余しそうにも思えるが、母屋は全体が続き間になっているため間仕切り変更が容易。例えば小部屋を収納専用に残しつつ、不要な建具は外して大空間として使うのもいい。一方、昭和中期の増改築で、母屋の縁側とともに棟続きの離れが設けられているが、こちらはプライベートな空間として最適。特に2階にある和室は、海まで望める景色が気持ちいい。

「錆が見られる水道管や故障した給湯設備の交換、一部の床の補修などは必要ですが、手直しさえすればまだまだ住める状況です。母屋の屋根は過去に全面葺き替え済みで、問題はありません。物置として使える広い屋根裏空間などを見ていただければ実感できると思いますが、壊してしまうにはもったいないすてきな建物。愛着を持って住み継いでもらいたいというのが売主さんのご意向です」

 と、高松さん。150坪余りの宅地内には、母屋と同時期に建てられた蔵、大正時代築という長屋(倉庫)、屋外作業スペースが併設され、隣接して約300坪の雑種地が付属。家庭菜園には充分過ぎるほどのスペースもある。近隣には、夏に海水浴場としてにぎわう室積(むろづみ)海岸や虹浜(にじがはま)海岸、花の名所の冠山(かんむりやま)総合公園、光室積温泉など、遊びや憩いのスポットが豊富。私有地の通行料や原則再建築不可といったマイナスポイントを補って余りある、多くの魅力に満ちた物件だ。

【物件データ】
山口県光市
300万円
土地:156坪・517㎡
延床:48坪・159㎡
菜園:48坪

9DK宅地、雑種地平坦地第一種中高層住居専用地域(宅地)、市街化調整区域(雑種地)●築124年水洗山陽本線光駅より約5km木造一部2階建て。2018年から空き家。蔵25坪、長屋25坪、車3台分ほどの駐車場あり。雑種地298坪付き。建築基準法上の接道なし。光市総合福祉センターへ約500m、光市役所へ約2km、光市立図書館へ約2.5km。
●問い合わせ先:観光・シティプロモーション推進課 ☎0833-72-1532

庭に面する母屋の和室。大小7部屋の和室が並び、建具を開放すると大広間として使える。

ココがオススメ
高い天井に露出した太い梁が味わい深い玄関ホール。このほか屋根裏の立派な構造も必見。

母屋の裏にある作業場。若干雨漏りがあるものの多目的に活用できる。井戸にポンプを設置して菜園用水などに利用するのもいい。

付属の雑種地の一部は家庭菜園に利用できるが、イノシシ対策は必須。現状は売主が果樹を植えている。敷地内に電柱2本があり、年1万円ほどが電力会社から支払われる。

大きな天窓から光が降り注ぐキッチン。プロパンガスを設置すればそのままでも使えそう。

母屋と棟続きで増築された離れ。1階の洋室はレトロモダンな趣。床の傷みが少し気になる。

ココは補修が必要
昔ながらのタイル張りの浴室。故障している灯油ボイラーの修理または交換が必須。

トイレは10年ほど前に下水道と接続して水洗に改修済み。古民家でも快適に過ごせる。

通行料が別途必要
駐車場への進入路に私有地があるため、通行許可や料金は土地所有者や自治会と話し合って決めることになる。

周辺環境
品揃え豊富な食品スーパーの「アルク光井店」へ約500m。このほか車で 5~10分の範囲に「マックスバリュ」や「イオン」など多彩な商業施設がある。

 

物件周辺の楽しみ

美しい海での遊びが充実

 徒歩でも行ける室積海岸は、光市が誇る絶景海岸の1つ。約5kmにわたって白砂青松の海岸が広がり、夏の海水浴はもちろん、ウインドサーフィンなどのスポットとしても知られる。「フィッシングパーク光」をはじめ、魚種が豊富な釣り場も多く、釣り好きにも魅力的な環境だ。

幅広い世代に親しまれている釣り桟橋の「フィッシングパーク光」へ約4km。

ウインドサーフィンやSUPなども楽しめる室積海岸へ約1.5km。

 

光市移住支援情報

移住準備の滞在費を補助

 移住の検討や準備を目的に光市内に滞在する場合、「ひかりUJIターン滞在費補助金」として費用の一部を補助する。補助額は、指定施設の宿泊料が1人当たり1泊2000円を上限に2泊分まで(同行者1人分まで)、レンタカー代は1日3000円を上限に3日分まで。山口県内までの公共交通機関利用での往復交通費は、県の「YY!ターン支援交通費補助金」が利用できる。

問い合わせ先:観光・シティプロモーション推進課 ☎0833-72-1532 https://www.city.hikari.lg.jp

滞在費補助金の利用条件は、県外からの移住希望者で事前に移住相談をすること。

「多彩な支援で移住・定住を応援します」と、企画調整課の高松文恵さん。

 

文・写真/笹木博幸

この記事のタグ

田舎暮らしの記事をシェアする

田舎暮らしの関連記事

230万円の平屋。菜園が楽しめて、瀬戸内海へ徒歩2分!【山口県柳井市】

もっと家族と過ごしたいと移住。生活費が下がり、子育ても楽しく【山口県光市】

子どもの独立後に東京から移住! 高台から瀬戸内海を望む古民家生活【山口県柳井市】

広大な田園エリアに隣接! 50万円の多目的に使える広い土間スペース付き物件【山口県阿武町】

田舎物件探しのポイント【山口県下関市編】

海・山一望の大規模ニュータウン「伊豆下田オーシャンビュー蓮台寺高原」には素敵な物件がたくさん【静岡県下田市】

子育て移住にもオススメ! のどかな果樹園に囲まれ、教育環境も整った人気のエリア【広島県三次市】

移住者の本音満載の必読書『失敗しないための宮崎移住の実は…』/宮崎移住の「いいとこ」も「物足りないとこ」もわかるガイドブック