掲載:2023年1月号
2023年1月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら!→ 宇部移住計画
宇部市(うべし)は本州の端、山口県の瀬戸内海側にある人口約16.1万人のまち。下関市、山口市に次いで県内では3番目の人口規模だ。工業都市のイメージが強いが、北部は豊かな自然に包まれた“うべの里”が広がり、南側は商業地が賑わいをみせている。都市の利便性を利用しながら、山や湖の見える里で自然に寄り添う田舎暮らしが実現できるのも魅力だ。宇部市は、本誌「2020年版 住みたい田舎ベストランキング」(人口10万人以上の大きなまち)では総合部門で第1位に輝いている。
特に風のない日の潮だまりは水面が鏡のようになり、空が映り込む幻想的な撮影スポットしてSNSなどで注目されているキワ・ラ・ビーチ(岐波海水浴場)は「宇部のウユニ塩湖」と称されている。地中海のリゾートをイメージした通年型レジャー施設で、日本有数の広大な砂州は歩いて渡ることができ、家族で潮干狩りを楽しむことも。トイレや足洗い場、更衣室のほか、キャンプやバーベキュースペースなどもある。
ときわ公園は面積約100ヘクタールにおよぶ常盤湖を中心に広がる緑と花と彫刻に彩られた総合公園で、山口県初の「登録記念物(名勝地関係)」に登録。さらに、2016年に常盤湖が「世界かんがい施設遺産」に登録された。
広大な園内は四季折々の自然美に彩られ「日本の都市公園百選」や「さくら名所100選」「美しい日本の歩きたくなるみち500選」、しょうぶ苑が「池坊花逍遥100選」にも選ばれているほか、NHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」で、総合公園としては全国で第1位にランキングされた。
東京ドーム40個分の広大な園内には、3500本のサクラや8万本のハナショウブ、アジサイ、ツツジなど様々な花が楽しめ、また、“市民みんなでつくり育てる”をコンセプトにした「花いっぱい運動記念ガーデン」では、バラやハーブなどが四季を通じて癒やしの空間を演出する。
小・中学校、駅、総合病院に近く生活至便
幹線道路沿いの閑静な住宅街にある木造2階建てで、5SDKと部屋数が多い。駅、スーパー、病院などへは車で5分以内。小・中学校が2㎞圏内にあり、近くのときわ公園内には動物園や遊園地、植物館もあるので、子育て世帯にもおすすめの物件だ。
倉庫付きで、1階部分には納戸のほかに現在洗濯機を置いている差し掛けもあり、収納スペースが充実している。2階に上がると日当たりのよい和室が1部屋。南向きにあるバルコニーは、洗濯物の乾きもよさそうで重宝しそうだ。残っている家財道具は、そのままの引き渡しとなる。新築から60年以上の経年により、床や畳、台所など水回りなどの劣化などがあり、ある程度の補修が必要。
駐車場は1台分スペースがあるが、周辺の道路は少し狭く、車での移動に注意が必要だ。
宇部市には手厚い補助金制度(宇部市UIJターン奨励助成金)があり、県外の移住者が空き家を購入した場合、最大15万円の購入助成金や最大10万円の改修助成金、引越助成金、子育て世帯にはさらに助成されるなどの支援がある。
お試し居住は1週間から4週間まで宿泊でき、移住後の暮らしを体験できる。空き家の内見時に利用される人も多く好評だ。
【物件データ】
山口県宇部市
250万円
土地:67坪・222㎡
延床:33坪・112㎡
取得費補助:最大15万円
改修費補助:最大10万円
●5SDK●宅地●平坦地●市街化区域●築64年●水洗トイレ●宇部線常盤駅より約1.5km●常盤湖を中心に広がる総合公園の「ときわ公園」に近い、静かな住宅地に立つ木造2階建て。倉庫付き。駐車場は1台分。1階は6帖2間の和室、洋室2間、広めの納戸、台所からなり、2階は6帖の和室とバルコニーがある。
●問い合わせ先:うべ移住・定住サポートセンター ☎0836-34-8480
玄関をあがってすぐのリビング。収納スペースもあり、使い勝手がよい。
1階にあるもうひとつの洋室はシンプルな構造。
1階にある6帖の和室。床の間と押し入れがある。
もうひとつの6帖和室は広縁とつながっている。
階段の様子。しっかりした手すりが設置されている。
2階の和室は6帖。バルコニーへとアクセスすることができる。南向きバルコニーには洗濯を干すスペースがあり、眺望もいい。
キッチンの設備はそのまま使うことが可能。残っている家財道具は、そのままの引き渡しとなっている。
洗面所の設備はシンプル。
白を基調としたバスルームはシャワー付き。手すりもあるので、安心だ。
バスルームの隣にある差し掛け(さしかけ/母屋から差し出してつくった片流れの屋根のあるスペース)は洗濯スペースとして使うことができる。「差し掛け」は山口県の方言で、下屋やストックヤードと同義。
トイレは温水洗浄便座がついた水洗トイレ。
【山口県 宇部市の魅力】
食、環境、移住支援充実のまち
瀬戸内海やハイキングが楽しめる霜降山(しもふりやま)などの豊かな自然と、都市機能が共存し、充実して暮らしやすい宇部市(うべし)。ショッピングモールや映画館、動物園や遊園地、植物館などの施設だけでなく、街の近くには温泉があり、山や海にもアクセスがいいので、休日も様々な過ごし方ができる。街と自然がほどよくブレンドされた「ちょうどいい」まちだ。LINEのビデオ通話で現地を案内するオーダーメイドツアーなど移住の取り組みも充実。西岐波みかんのほか、霜降山高原キャベツなど食の宝庫でもある。
市を代表する観光地ときわ公園内では、世界で最も歴史のある野外彫刻の国際コンクール「UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」を2年に一度開催。半世紀を超えるコンクールの受賞作品など約100点の彫刻作品を常設展示している園内では、豊かな自然とアートが調和した美しい景観を堪能できる。
緑と花と彫刻のまち宇部市は本誌「2020年版 住みたい田舎ベストランキング」(人口10万人以上の大きなまち)総合部門で第1位。「移住サポート体制や各種移住支援策の充実」「都市機能と田舎の風情を併せ持つ環境」「医療・福祉の充実や健康づくりへの取組」「空港をはじめとした交通の利便性」「移住者数の増加(人口に対する割合)」といった項目において評価されている。
【楠こもれびの郷(くすくすの湯)】
源泉掛け流しの天然温泉 くすのき温泉「くすくすの湯」。その日の朝に収穫してきた農産物の直売所「楠四季菜市」、地元農家で採れた新鮮な食材を提供する農家レストラン「つつじ」、新しく農業に取り組みたい方を支援する農業研修交流施設「万農塾(ばんのうじゅく)」の4つからなり、無料の駐車場もある。子どもからお年寄りまで、のんびり、ゆったりとくつろげる人気施設だ。
【宇部ラーメン(一久)】
市民のソウルフード・ご当地ラーメンで、宇部市を中心とした濃豚骨ラーメン。茶濁濃豚骨であること、強い豚骨臭がすること、中太の柔らかい麺を使用していること、という3つが特徴で、一度口にするとやみつきになるという人にも。
【西岐波(にしきわ)みかん】
宇部市西岐波地区の約10ヘクタールの圃場(ほじょう)で栽培されている絶品のミカン。生産者の多くがエコファーマーに認定され、安心・安全なミカンを日々生産している。
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする