岩手県の南端に位置し、南は宮城県、西は秋田県と隣接している一関市(いちのせきし)。広い岩手県の中でも第3の人口と広さ(東京23区約2倍の広さ)を誇り、比較的雪の少ない地域だ。東北新幹線や東北自動車道が通っており、新幹線を使えば東京まで最短約2時間という岩手県の玄関口となっている。
【岩手県 一関市】
2023年版 第11回「住みたい田舎」ベストランキング
(人口10万人以上20万人未満のまち)
若者世代・単身者部門……3位!
子育て世代部門……3位!
2023年2月の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら!→ あばいん一関
一関の市の花は「菜の花」。昔から作物として人々の生活とかかわりが深く、一面黄色に群生している様は、市民の連帯と協調を表すものとなっている。
悠久の川「北上川」が流れ、見渡す限りの田園風景が広がる。この自然豊かな土地が人々の営みの根幹を支えている。
広大な杉山の中にある日本最大級の「みちのくあじさい園」は、山あじさい、ウツギ類、エゾあじさい、ガクあじさいなど、約400種4万株のあじさいが咲き誇り、心を癒やしてくれる市民散策の場となっている。
部屋数も収納スペースも多く、さらに納戸や物置などがある!
近くには田園風景が広がり、県立自然公園に指定されている室根山(むろねさん)を望む集落地にある木造2階建て。有機農法に取り組む農家や地元の菜の花を使った菜種油を生産する農家などが活躍している地域だ。
幹線道路に近いが、車の往来は少なめで、スーパーまで徒歩4分、病院まで徒歩10分、小学校まで徒歩5分程度で行くことができる。
納戸や物置などもあり、部屋数も豊富でアイデア次第でいろいろな使い方が可能。建物裏には庭がありガーデニングも楽しめる。また、10坪の物置小屋も付いており、屋外での収納もできる。
駐車スペースはないが、建物の1階部分を改築すれば車庫としても利用することができる。
床の一部(和室)に緩いところがある程度で、その他は修理不要。築49年ながら即入居が可能な物件だ。
【物件データ】
岩手県一関市
300万円
土地:101坪・334㎡
延床:62坪・207㎡
取得費補助:最大25万円(条件により加算あり)
改修・家財処分費補助:最大20万円
●8LDK●宅地●平坦地●都市計画区域外●築49年●水洗トイレ・公共下水道●JR大船渡線摺沢駅より約9㎞。東北道一関ICより約34㎞。駐車場なし。2020年より空き家になっている。床の一部が緩い以外は修繕は不要と想定。即入居可能。
●問い合わせ先:一関市 交流推進課 ☎0191-21-8194
リビングとして使える10帖の洋室が玄関の脇にある。この物件には家財道具が多く残されているので、不用品は家財処分費補助を利用したい。
8帖の和室。ヴィンテージ感のある家具が残されており、そのまま使うことができる。
別の8帖和室にも家具が残されている。床の一部に緩いところがあるので補修が必要。
障子や砂壁が懐かしい和テイストを醸している4.5帖の和室。
1階には10帖の洋室と6帖の洋室(写真)がある。こちらの洋室からは、勝手口を通って外に出ることができる。
窓も広く開放感のある2階の10帖の和室。押入れがあり、収納力もある。
2階の8帖和室。こちらも押入れと洋箪笥があり、収納力は充分。
6帖の和室は先程の8帖の和室と続いている。さらに、納戸へも続く。
広めの窓があり明るい納戸の様子。奥には押入れもあり、書斎など、プライベートな空間として利用することが可能。
2階の6帖洋室。奥には物置きスペースがある。襖を外すと、さらに広々とした空間になる。
ダイニングキッチンはリフォームされており、清潔感がある。窓も大きく、快適だ。洗濯機置場がこの場所にある。
リフォームされているバスルーム。手すりが多く、使い勝手がよい。
清潔感のある1階のトイレ。水洗で温水洗浄便座も付いている。
2階にもトイレがあり、こちらは暖房便座が付いている。
【岩手県 一関市の魅力】
もち食文化が根付く伝統的な農村地域がある
米をはじめとして牛肉、野菜、果樹、観賞用の花き、と幅広く農作物を生産している一関市。特にトマト、ピーマン、ナスは県内有数の出荷量を誇る。東北有数の穀倉地帯で、300種類といわれる「もち食」文化も根づいており、市内の飲食店でも食べられる。
世界遺産で知られる中尊寺がある平泉町が隣接しており、その関連史跡も多い。特に骨寺村(ほねでらむら)荘園遺跡は中尊寺との関係も深く、伝統的な農村の風景が維持されているかけがえのない貴重な遺産だ。
日本刀発祥の地とされ、儛草神社(もうくさじんじゃ)と大部ヶ岩(だいぶいわ)は刀剣マニアにとっては聖地ともいわれている。
風光明媚な栗駒山(くりこまやま)から厳美渓(げんびけい)に点在する個性豊かな一関温泉郷には七つの温泉があり、のんびりと自然を楽しむことができる。
【もち食文化】
伊達藩から伝わった「もち食文化」が受け継がれている地域。季節の行事や人生の節目など、ハレの日にはもちが食べられてきた。一年を通してもちを食べる日が決められた「もち暦」があるなど、特色あるもち食文化を持つ。
【猊鼻渓(げいびけい)】
日本百景のひとつ。砂鉄川(さてつがわ)が石灰岩を侵食してできた約2㎞の渓谷で、約100mの断崖が両岸にそびえる。流れが静かで、舟下りでは船頭が唄う「げいび追分」が響きわたる。
【せんまやひなまつり】
街中が華やかな雰囲気に包まれる恒例のひな祭り。手作りの吊るし雛から貴重な江戸時代のひな人形まで、趣向を凝らした思い思いのひな飾りや吊るし雛が展示される。
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